「マチナカ鯱の大祭典2025 in Hisaya-odori Park」レポート

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スタジアムを飛び出して愛知・名古屋を盛り上げる「マチナカ鯱の大祭典2025 in Hisaya-odori Park」が、7月19日(土)日から21日(月・祝)にかけて名古屋市のHisaya-odori Parkで行われました。

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"観て・食べて・遊んで"一日中サッカーコンテンツを楽しめる「マチナカ鯱の大祭典」では、会場内でさまざまなイベントが実施されました。「カーボンニュートラルアクションwith TOYOTA」ブースでは、環境に優しいPHEV(プラグインハイブリッド車)の新型クラウンの展示とともに、「デカボmyスコア」としてスマートフォンで自身が年間に排出しているCO2の量を計測でき、和泉竜司選手や山岸祐也選手らの排出量と比べられるパネルも展示。パートナーブースとしてTOYOTA GAZOO RacingからGRヤリスと世界ラリー選手権に出場したヤリスWRCのレプリカが常設展示され、ラリーカーの車内を間近に見られる貴重な機会に、多くのレースファンも集まっていました。

また、中部電力MIRAI TOWERで開催されているNHK名古屋のナゴヤ放送100年イベントでは、天皇杯優勝メンバーのサイン入りユニフォームが特別展示され、多くのグランパスファミリーが足を運びました。

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初日の19日(土)に子どもたちが集まったのは、ミズベヒロバに作られたサッカーパーク。ふわふわグランパスくんやトンネルサッカー、またスタジアムやイベント会場でも人気のキックターゲットに、子どもたちが笑顔で挑戦していました。

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そして20日(日)にミズベヒロバ特設ステージで行われたメインイベントが、明治安田J1リーグ第24節 横浜F・マリノス戦のパブリックビューイング。2021年から2年間グランパスに在籍し、昨シーズン限りで現役を引退した柿谷曜一朗さんが試合前のトークショーに登場するということもあり、開場の2時間前にはすでにグランパスファミリーの長い列ができていました。

グランパス関連のイベントに初参加となった柿谷さん。トークショーに先立って行われた撮影&サイン会には、多数の事前応募者の中から抽選で選ばれた30組が参加しました。日本代表として活躍していた柿谷さんを観てファンになり、そのままグランパスファミリーとなったというナホさんは「昔から超推しメンで、サッカー観戦をするきっかけになった選手。本当はもっと話したかったけど、ドキドキして言いたいことが言えなかったですが、会えてうれしかったです」とコメント。また、背番号8のユニフォームを持参した20代のケンタさんは、「小学生の頃から一番好きな選手だったので本当にうれしい。めちゃくちゃかっこよかったです!」と大興奮でした。

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スタジアムDJとしておなじみのYO!YO!YOSUKEさんの司会で始まったトークショーで、柿谷さんは切れ味の鋭いトークを展開しました。盟友でもある武田洋平選手との電話でのエピソードや、今のグランパスに対する想いなど、"ぶっちゃけトーク"で会場は大盛り上がり。現在はいろいろなことにチャレンジしながら、自身の進むべき道を探しているそうで、「子どもたちにボールを蹴ることやスポーツの楽しさを伝える活動ができたら」と話していました。

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続けてステージに呼ばれたのはこちらもグランパスOBの田中隼磨さん。そして、普段から田中さんと親交があるということで、女子レスリング金メダリストの吉田沙保里さんもサプライズでステージに登場しました。思わぬスペシャルゲストの登場に、会場はどよめきとともに大きな拍手に包まれました。司会のYO!YO!YOSUKEさんから昨年5月3日のヴィッセル神戸戦のキックインセレモニーで、主審の胸の高さに強烈なボールを蹴り込んだ際の話を振られると、吉田さんは「転がすものだと知りませんでした」と爆笑をさらっていました。

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また、田中さんと柿谷さんは同じチームでプレーをしたことがないものの、田中さんが「曜一朗くんがボールを持ったときは強く当たりにいけと、"もう一人の田中"から言われていた」と当時の印象を語ると、柿谷さんは「あの頃のグランパスのディフェンスラインはめちゃくちゃ怖くて目を合わせられなかった」とおどけていました。

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そして横浜F・マリノス戦の注目選手として柿谷さんは稲垣祥選手を、田中さんはこの試合がリーグ戦初先発となった森壮一朗選手をピックアップ。「最下位のマリノスは引き分けが許されない状況なので攻撃的に来る。受けて立つのではなく闘ってほしい」と、期待の言葉を述べました。柿谷さんは所用のためキックオフを前に会場を離れましたが、田中さんと吉田さんはミズベヒロバ特設ステージに集まったおよそ1,000人のグランパスファミリーと試合を観戦。田中さんの細かな解説とともに試合を見守りましたが、栄のど真ん中で「ゴール!」と叫ぶことはできず、悔しい敗戦となりました。

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最終日となった21日(月・祝)にはミズベヒロバで盆踊り大会を開催。グランパスサポーターでもあるSKE48の中坂美祐さんや名古屋おもてなし武将隊、チアグランパスが参加し、訪れた多くの皆さんと盆踊りを楽しみました。また、この日は金鯱グランパスくんとNHK名古屋『まるっと!』のマスコット「まるにゃん」が遭遇する一幕も。

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「私たちのホームタウン、愛知県が名古屋グランパスをきっかけにひとつになれたら」というテーマで行われた「マチナカ鯱の大祭典2025」。8月10日(日)の京都サンガF.C.戦を皮切りにホームゲーム3試合にわたって行われる「鯱の大祭典2025」に向け、名古屋のど真ん中からその気運を高めました。

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