『「ありがとう、瑞穂。」スペシャルパーティー』の模様

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12月10日(木)、名古屋市内において、来年から建て替え工事が行なわれる瑞穂公園陸上競技場(パロマ瑞穂スタジアム)での名古屋グランパスのホームラストゲーム(12月12日(土)J1リーグ第33節横浜FC戦)を前に、「ありがとう、瑞穂。」プロジェクトへの協賛企業の皆さまをお招きした、グランパスOB選手と過ごす『「ありがとう、瑞穂。」スペシャルパーティー』が催され、32社約100名の方々にご参加いただきました。

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代表取締役社長 小西 工己

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「皆さま、こんばんは。本日は『「ありがとう、瑞穂。」スペシャルパーティー』に、年末のお忙しい中、足をお運びいただきありがとうございました。

いよいよ12日の横浜FC戦をもって、我々名古屋グランパスの聖地瑞穂での戦いは一旦お休みに入ります。

皆さま方と歩んだこの20数年間は色々な思い出深いものばかりです。本日は約100名の皆さまにお越しいただきました。この瑞穂スタジアム、グランパスに多大なるご支援をいただきました皆さま方、そしてこのプロジェクトにご協賛いただいた皆さまにあらためて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

これで一旦、瑞穂スタジアムは休憩に入ります。私も2017年、J2に降格した年から社長を務め、この瑞穂と共に喜んだり、たまに悔し涙を流しました。

(※ここで瑞穂でおこなわれた過去の試合の映像を鑑賞:2017年11月26日 千葉戦:4-1)

勝負というものは時として非常に厳しいものです。勝者がいれば敗者がいます。その時々には間違いなく"瑞穂の魂"があったと思っています。それが数々の試合を見ていた私の記憶の中には残っています。

(※ここで瑞穂でおこなわれた過去の試合の映像を鑑賞:2018年12月1日 湘南戦:2-2)

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今見ていただいた試合は2018年の瑞穂での最終戦でした。今見ても胸が熱くなる試合でした。この結果は瑞穂スタジアムが我々に下さった一種のご褒美だと思っています。一生懸命戦って同点に追いつき、他力本願ではありましたが最終戦で残留を決めることが出来ました。

このような色々なストーリー、思い出の詰まった瑞穂スタジアムは来年から6年間の長い改築工事に入ります。その間、1941年からずっと働きづめだった瑞穂スタジアムには少し休んでもらい、2026年、また我々の前に、名古屋でのアジア大会に向け、しっかりと生まれ変った新しいパロマ瑞穂スタジアムとして甦ってくれることを大いに期待しています。

来年に向けてグランパスはさらに前進していきたいと思っています。12日の試合はとても大事な試合になると思っています。天皇杯に向けて、そしてACL出場に向けて、我々チームは全身全霊をかけて闘ってまいりますので、残り1試合ではありますが、ご参集いただきました皆さま方にはご支援、さらに大きなご声援をお願いいたしまして、私のご挨拶とさせていただきます。今日は本当にありがとうございます。」


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その後ステージでは、グランパス応援番組や試合中継でお馴染みの東海テレビ・小田島卓生アナウンサーの進行によるOB選手のトークセッションがおこなわれました。

名古屋グランパスOB選手として、山口素弘氏(執行役員フットボール統括)、岡山哲也氏(中京大学附属中京高等学校サッカー部監督)、楢崎正剛氏(クラブスペシャルフェロー/アカデミーダイレクター補佐/アカデミーGKコーチ)、古賀正紘氏(U-15コーチ)、中村直志氏(アカデミースカウト)の5名が登壇、過去の名シーンをまとめた映像を鑑賞しながら、聖地瑞穂にまつわる懐かしいお話から選手時代の思い出の試合や名シーンにまつわる裏話等、本当に盛りだくさんの内容が語られました。

岡山 哲也氏

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「瑞穂スタジアムは小学生時代から日本リーグの試合を見にいっていましたし、馴染みのスタジアムです。プロになってピッチに立った時はとても感慨深かったです。ゴールを決めた時にスタンドへと駆けていった時は最高の瞬間でした。サポーターの全員がゴール、勝利を祝ってくれて本当に最高でした。

高校生は、やはり瑞穂のピッチを目指してやってきているので、選手たちをより成長させてくれている場所だと指導者としては見ています。

僕自身にとって、1992年から今シーズンまで色々な思い出、歴史が残っている瑞穂スタジアムが改築でしばらく無くなってしまうのは非常に寂しいですが、この改築後、グランパスはもちろん、それ以外の色んなスポーツが新しい歴史を作って、さらに皆さんに注目されるスタジアムになって欲しいと思っています。」

山口 素弘氏

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「アウェイで来た時には施設の面で"アウェイだなぁ"と思ってましたので、グランパスに入った時にホームチームとの違いを改めて知り、驚きました(笑)。ただ瑞穂スタジムのピッチはいつも色鮮やかで、コンディションも良くて、とてもプレーしやすかったことを覚えています。

これで今の瑞穂スタジアムは、一旦区切りが付きますが、新しくなった瑞穂スタジアムで躍動する選手たちがグランパスから多く出る日を楽しみにしていますし、その中で新しい歴史が作れればと思っています。ただ自分たちにだけでは無く、グランパスを応援していただける方々や愛知県のスポーツを盛り上げてくれている方の力にもなれることを楽しみにしています。」

楢﨑 正剛氏

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「瑞穂スタジアムは簡単にひと言では言いきれない場所です。移籍加入してきた時は、まだアウェイのスタジアムのような印象でしたが、20年名古屋でプレーして、思い出も多くなって、今はまるで我が家のようで、ホームスタジアムといえるようになって本当に嬉しいです。

僕らOBにとっても色々なプレーをしてきて、歴史を積み上げてきた印象の残っているスタジアムでした。これから新しくなって、新しい選手が、新しい、そして良い歴史を作っていって欲しいと思います。」

中村 直志氏

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「多くのスタジアムはすり鉢状になっていて風が通りにくいところが多かったのですが、瑞穂スタジアムは風の通りが良くて、フィールドプレーヤーとしては夏場など気持ち良く、とてもやりやすかったのを覚えてます。

自分がスカウトしてきた選手が新しくなった瑞穂スタジアムのピッチに立ってくれたら嬉しいです。」

古賀 正紘氏

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「僕がプロになって初出場した試合、初ゴールを決めたのが瑞穂スタジアムだったので、非常に思い出の多い場所です。試合中には、感情的になったり、感動してよく泣いていたこともあってか、本当に印象深いスタジアムです。

今はU-15の子たちを指導していますが、いつか教え子が瑞穂のピッチに立つようなことがあれば、自分の子のように嬉しいと思います。是非そうなってもらいたいです。

グランパスといえば瑞穂ですし、瑞穂と言えばグランパスなので、新しいスタジアムで色んな歴史を作ってくれればと思っています。」

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トークセッション終了後はご参加いただいた方々との記念撮影、OB5名の直筆サインの入ったオリジナルグッズの当たる抽選会がおこなわれました。「THANKS MIZUHO」のロゴが入った記念ユニフォームに当選した方は、過去にスタジアムの近くにお住まいになっていた方で「瑞穂スタジアムへは、よく散歩やジョギングに出かけていましたし、もちろん試合は何試合も観に行きましたし、自分としてはとても思い出深い場所でした。新しいスタジアムには期待しています」とコメントを述べていました。

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クラブ創設から共に歩んできた"聖地瑞穂"に感謝を込めて10月からスタートした今回の「ありがとう、瑞穂。」プロジェクト。最後は、建て替え工事に入る前のラストマッチとなる12月12日(土)横浜FC戦に向けて来日を予定しながら、国内外の新型コロナウイルスの感染再拡大や出入国時の制限などを総合的に判断して来日を見合わせることになったストイコビッチ氏からのビデオメッセージがイベント会場に届けられました。

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執行役員フットボール統括:山口 素弘

「本日は年末のお忙しい中、名古屋グランパス『「ありがとう、瑞穂。」スペシャルパーティー』にお集まり頂き、誠にありがとうございました。このコロナ禍の中、厳しい運営となりましたが、皆さまのご理解・ご協力、誠に感謝しています。

私自身、選手として数多くプレーした瑞穂は、とても思い出深いスタジアムです。そして、この気持ちは今プレーしている選手たちも同じだと思います。12日の横浜FC戦は、瑞穂改築前のラストゲームとなりますが、「ありがとう、瑞穂。」に相応しい、今まで以上に力強いプレーを見せてくれると思いますので、是非応援をお願いします。

そして5年後、新しいスタジアムは今の1.5倍、3万人収容のスタジアムになります。より一層、クラブとして努力し、その新しいスタジアムに恥じないようなクラブに成長していきたいと思います。本日お集まりいただいた皆さまにおきましては、多大な期待をしていただきますと共に、今まで以上のご支援・ご声援をよろしくお願いします。本日はありがとうございました。」

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