月刊グラン3月号のご紹介[長谷川健太監督インタビュー]

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例年よりも早い1月6日に始動したグランパス。昨季は主力の流出や負傷者の続出など苦しい状況にあったものの、見事にルヴァンカップを制し胸に5つ目の星を加えることに成功した。その主力の多くが残留し戦力も強化された2025年シーズン。15年ぶりのリーグ制覇に向けて長谷川健太監督4年目の挑戦が始まった。

新しい血が入りチーム活性化

あいにくの雨となった始動日。トヨタスポーツセンターにはおよそ300人のファミリーが駆けつけ初練習を見守った。その中でいつも以上に大きな声を響かせていたのは長谷川健太監督。今季にかける思いが伝わるようだった。

─初練習は去年より声も出ていて、いい雰囲気の中でスタートできたように見えました。

去年は私自身もインフルエンザが治り切っていなくて、始動日も本調子じゃなかったんですけど、それに比べたら今年は、ちょっと風邪は引きましたけど、体調面でいい準備ができましたし、選手たちもいい準備をしてきてくれたと思っています。

─今季の陣容がそろいました。補強に関してはどんなリクエストをしたのでしょうか。

基本的に"誰を"というのはないですけど、こんなタイプの選手を取ってほしいというリクエストはしています。その意向を聞いたクラブが交渉をしてくれて今回のメンバーになっていますが、今年は本当に優勝を狙えるメンバーがそろったと感じています。

─強化スタッフも頑張ってくれましたね。

はい。昨年もたくさんの素晴らしいメンバーが入ってくれましたけど、やっぱり抜けたメンバーもたくさんいたので、そういう意味では補強というよりも補充という意味合いになってしまったのかなと。でも今年は昨シーズン、ルヴァンカップをつかみ獲ってくれた主力のうち、ミッチ(ランゲラック=オーストラリアのメルボルン・ビクトリーFC)とパトリック(ツエーゲン金沢)以外はみんな残ってくれたので、そこに新しい血が入っていろんな意味で活性化していくんじゃないかなと思っています。

─昨季を振り返ると、新加入も負傷者も多くやりくりが大変そうという印象がありました。

やっぱりFWがなかなか定まらなかったところが課題だったと思います。キャスパー(ユンカー)とか山岸(祐也)とか、本当に能力の高い選手がいるのに、2人ともケガに泣かされたシーズンだったので、その最後のゴールを奪うというところがしっかりとハマれば、今シーズンは上位で戦うことができるんじゃないかなと思っています。

─エースが2人とも3度の離脱というのは予想できないアクシデントでした。

でもその分、謙佑(永井)がすごく頑張ってくれたり、パトリックも出た試合でしっかりと仕事をしてくれたりしたのは大きかったと思います。やっぱり軸として戦ってもらいたい選手がケガでそろわなかったのは、シーズンを難しくしたと思いますけど、逆にいないことで、いろんなことが見えたシーズンでもありました。ドシっとしたストライカーがいなくても、チームのために献身的に戦える選手をそろえた方が、勝率としては良かったところもあるので、今シーズンもどれだけチームのためにプレーできるのかどうかで判断していきたいなと思っています。


続きは『Grun』2025年3月号をぜひご覧ください。

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