月刊グラン12月号のご紹介[菊地泰智選手インタビュー]
ファミリーは一緒に戦ってくれる感じ
「あのゴールまでたどり着かないと」って思っている
チーム一小柄な160センチ。しかしそれを全く感じさせないスケールの大きなプレーでファンを魅了しているのがMF菊地泰智だ。今夏にサガン鳥栖から完全移籍で加入し、グランパスでのデビュー戦でいきなりアシスト。そして第29節のアルビレックス新潟戦では念願のプロ初ゴール。菊地にとって名古屋の水は、非常にマッチしているようだ。
天の声で決めた移籍
開幕3連敗から6戦負けなしなど、好不調の波が大きかった今季のグランパス。夏の移籍期間でクラブが最も必要としたのは、MF森島司と競い合うことのできるゲームメーカーだった。そこで候補に挙がったのが、小柄だが広い視野と戦術眼を持つレフティー菊地泰智だった。
―7月下旬の合流後、すごく早くチームになじんだ印象を受けます。
本当にみんなのおかげ。すごく溶け込みやすい雰囲気があって感謝しています。グランパスにはもともと知っている人があまりいなくて、大学(流通経済大)の先輩ということで(山岸)祐也君にあいさつしたことがあったくらいでした。
―移籍自体が初めての経験でした。
僕は結構人見知りするタイプだし、「夏の移籍は難しい」という話を聞いていたので、ちょっと不安はありましたけど、でもどこかで絶対に経験しなきゃいけないことだと思っていたので、それを早く経験できたと捉えています。
―グランパスからオファーを受けた時の感想を教えてください。
率直にうれしかったですね。やっぱり悩みましたけど、最後は「名古屋のために戦いたい」という思いが天から降ってきて、そのインスピレーションで決めました(笑)。鳥栖時代は豊田スタジアムで1回しかプレーしていなかったけど、その時の印象がすごかったというのもありました。
―9月に誕生したお子さんが生まれる直前で、かなり悩んだかと思います。
3日間くらいずっと1人で考えていましたね。妻は「意見を言ってもどうせ聞かないでしょ。だから自分で決めて」っていう感じで、決めたらそれについていくというスタンスですごく助かりました。
―加入前後でグランパスのイメージに違いはありましたか。
具体的なサッカーのやり方は入ってみないと分からないので、そんなに想像しないで移籍してきました。グランパス自体はビッグクラブだし、本当に勝負に対しての意欲というか、対戦した時、僕自身も何もさせてもらえずに特長を出すことができなかったので、すごく強いというイメージでした。実際にグランパスに来て、ミーティングの仕方とかいろいろと新鮮で、すごく面白いなって思っています。
続きは『Grun』2024年12月号をぜひご覧ください。
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菊地 泰智選手
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