月刊グラン3月号のご紹介[和泉竜司選手インタビュー]

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強い覚悟を持って帰ってきた
自分の力をプラスしてタイトルを獲りたい

「和泉電撃復帰」のリリースが出たのは昨年12月8日。それを予想していたファミリーは決して多くないだろう。16年に明治大学からグランパスに加入。初年度から14試合に出場し1得点を記録したものの、クラブはJ2に降格してしまった。クラブを離れていく選手もいる中で、残留した和泉は主力として台頭。J1復帰後もレギュラーの座をがっちり確保していたが、チームは下位に低迷したままだった。そんな中、19年オフに「プロとしてタイトルを獲りたい」と鹿島に移籍。昨季は30試合に出場し1得点を挙げ主力の一角を担ったが、今回4年ぶりにグランパス復帰を決めた。


―移籍のオファーを受けた時の心境は。

率直にうれしい気持ちはありました。シーズンが終わってすぐ、11月中旬に話をもらいましたが、4年前にグランパスを出て、自分の中でもう一度このクラブで戦いたいという思いがあったので、『今が戻るベストタイミングなのかな』って感じました。悩んだ部分はありましたけど、自分の中ではやっぱりグランパスに対する思いがいっぱいありましたし、今29歳で、ここから一番いい年齢にもなってくるので、そういう意味でもグランパスで結果を残してタイトルを獲りたいという思いに、強くなりました。

―鹿島から移籍したいという気持ちはあったのですか。

それは正直なかったです。今回もグランパス以外だったら移籍していないと思いますし、個人としては悩みましたけど、特別なグランパスからのオファーだったので。

―家族も驚いたのでは。

妻は、僕が決めればいいんじゃないか、って話をしてくれました。結婚したのは移籍する前の19年で、名古屋は一緒に過ごした街ですし、ある程度生活はしやすいかなと思いました。

―移籍を相談した人は。

相談はしてないですね。全部自分で決めました。でも決めた後に報告はしましたよ。楢さん(楢﨑正剛アシスタントGKコーチ)の連絡先を知っていたのでLINEをしましたし、本当にいろんな人が自分の復帰を喜んでくれたので、それも素直にうれしかったですね。

―決断する決め手になった言葉はありましたか。

自分を必要としてくれているという思いは感じました。ただそれよりも自分の気持ちが大きかったですね。

―和泉選手にはグランパスで活躍してほしいと、多くのファミリーも思っていました。

ファミリーの皆さんと直接話す機会がないので、声は聞こえてきていませんけど、喜んでくれている人もいると思いますし、帰ってきたからにはチームを助けたい。やっぱりタイトルを獲って、ファミリーの皆さんと一緒に喜びたいという思いが強くあります。そうなるように、キャンプからけがに気をつけて、しっかりコンディションを上げていきたいなと思います。


続きは『Grun』2023年3月号をぜひご覧ください。

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