月刊グラン2月号のご紹介[藤井陽也選手インタビュー]

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4年後のワールドカップに目標を定めて、そこに行くために逆算をして行動していきたい

2022シーズン、大きな飛躍を見せた藤井陽也。
それまでプロ3年間でリーグ戦出場10試合だったが、昨シーズンは出場31試合、そのうち28試合で先発と長谷川健太監督の信頼をガッチリとつかみ、シーズン最後まで主力の座を明け渡さなかった。
新たなシーズンもさらなる活躍が期待される中、広がる大きな夢とクラブへの愛を語ってくれた。


―昨シーズンは藤井選手にとってどんな1年になりましたか?

22シーズンは、本当に勝負の1年だと思ってスタートしました。開幕スタメンを目標にしていて、それは実現できなかったですけど、そこから与えられたチャンスをしっかりものにできて、1年を通して試合に出ることができたので、まずはそこがすごく成長できた部分だと思います。対人の部分とか、自分の持ち味がどれだけ通用するのか、試合に出ることで高みを目指したいという気持ちが芽生えたことも含めて、得られたものがたくさんあって、すごく充実した1年になりました。

― 自信をつかむきっかけとなった試合は?

アウェーの鹿島(アントラーズ)戦とFC東京との2連戦(第9、2節)ですかね。前線に上田綺世選手(セルクルブルージュ・ベルギー)や鈴木優磨選手(アントラーズ)、ディエゴ・オリベイラ選手(FC東京)、今グランパスにいる永井謙佑選手とか、強力なFW陣に対して、自分の持ち味であるスピードが通用しました。やっぱり試合に出て体験しないと、相手の強さや速さは体感できないので、その感覚は自分のものになったと思いますし、今後につなげていけると思います。でもまだまだ海外の選手の中には、もっと速い選手もいますし、これに満足せず成長しないといけないと思っています。

―シーズンの後半もバテずに、1年間やり通せたことも良かったと思います。トレーニングや食事など変化させたことは?

いや、特に今まで通りでした。この年齢でバテていたら、この先どうしようもないと思います。と言いたいところですが、やっぱり何年間も1年通して試合に出ていなかったので、そういう心配は正直僕もしていました。何かを変えるのは嫌な性分なので変えたことはありませんけど、気を付けたのは、やっぱり日々の食事と睡眠ですね。それは以前から意識していましたし、プロになって3年間、蓄積してきたものが出せたのかなと思います。

―最初にチャンスが回ってきた時の心境は覚えていますか?

キャンプの時はスタメン組でした。でもコロナとかがあって、開幕戦に出られないことが決まって『今年、どうなるんだろう』という思いも正直ありました。鳥栖戦(第3節)にチャンスが回ってきて、前半で誰かがケガをして出場するっていうのは初めてだったので、少し動揺したのは覚えていますが、どんな形でもチャンスっていうのはなかなか巡ってこないと思ったので、本当に思い切ってやるしかないって感じでした。

―過去3年間はつかみきれなかったチャンスを昨年はつかめた要因は?

やっぱり1年目よりも、しっかりトレーニングを積んで体も大きくなりましたし、身体能力も上がっているのは実感できていたので、自分の積み上げてきたものをしっかりと発揮できたことが良かったのかなと思います。


続きは『Grun』2023年2月号をぜひご覧ください。

grun-23-02.pngGRUN INTERVIEW
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