月刊グラン12月号のご紹介[森下龍矢選手インタビュー]

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結婚してもいい意味で
今までと何も変わらない

森下龍矢にとって2022年は非常に印象深い年になった。名古屋グランパス移籍初年度だった昨年はチーム内での立ち位置に戸惑うこともあったが、今シーズンはしっかりと右WBの定位置を確保し、執筆時点でリーグ戦30試合に出場(うち先発26試合)し1得点。8月3日に行われたルヴァンカップ準々決勝1stレグ浦和レッズ戦では、グランパス加入後初ゴールをホームサポーターの前で挙げた。そしてプライベートでも9月に結婚と、公私ともに充実した年になった。


-まずはご結婚おめでとうございます。どうですか新婚生活は?

ありがとうございます。もともと一人暮らしだったので、家に帰って誰かがいること自体に新鮮さを感じています。本当にたくさんの人から『おめでとう』ってあいさつされて、『俺、結婚したんだな』って実感しています。

-結婚して意識の変化やプレーに影響するようなところはありますか?

いい意味で何も変わらないというのが今の率直な感想です。人によって違うと思いますけど、サッカー選手は例えば食生活とか生活習慣に敏感なところがあると思うんですよ。でも僕の妻はそういうところにすごく気を遣ってくれるし、僕がクリエイティブさを失わないようにある程度自由を与えてくれているので、本当にいい意味で今までと変わらず、そういう『何か変わりましたか?』という質問に『何もありません』って答えられることが一番いいことなんじゃないかなと僕は思っています。

-これまでも森下選手のことを理解してサポートしてくれていたようですね。

そうですね。遠距離だったので直接ではないですけど、電話とかメールとかラインとかでよく励ましてもらうっていう感じでした。彼女は明るいし、そんなに悩まないし、僕と似たような性格なので波長が合う感じで、僕がちょっと落ち込んだ時に、彼女のそういうところを見ると『そんなに考え込んでも意味ないな』ってリカバリーできます。

-とてもいいパートナーのようですね。さて本題ですが、今シーズンは森下選手にとってどんなシーズンでしたか?

『挽回』のシーズンだったの一言に尽きますね。

-やはり2021年シーズンは悔しいところがいっぱいあった?

サガン鳥栖でかなり自信を付けて名古屋に飛び込んできたこともあるし、去年1年間かなりいいコンディションやフィーリングでサッカーができていたけど試合には出られなかった。でもチームは結果を出しているし、そんなところでどうしても煮え切らないところがあったので。今年は本当に多くの試合に出る機会があって、自分を表現できる場所が多くなったので、時間的に『挽回』できたのかなと思います。ただ結果がなかなか出ていないので、そういうところは来年に持ち越しというか、来シーズンもっと爆発できるように、今年やってきたことが花咲くようにプレーしたいと考えています。

-今シーズン出場試合数を伸ばせた要因をどう感じていますか?

メンタル的なところがものすごく大きくて、結婚の話でもしましたけど『自由』が僕の中でキーワードになっています。サッカー選手として課題もあるし、伸ばしたいところもいくつもあるんですけど、それに縛り付けられてサッカーをしていると、今までできていたことさえできなくなる。なので、今年は克服したい課題はあるけど、試合に出られる時間を大切にして、『自分の持てる力を全部出そう』っていう意味の自由さを身に付けられたと思います。


続きは『Grun』2022年12月号をぜひご覧ください。

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「挽回」のシーズン
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