月刊グラン4月号のご紹介[相馬勇紀選手インタビュー]

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2年間の模索を経て得た
食事の質を変え5キロ減

 2月1日から沖縄県の南風原で行われたグランパスの沖縄キャンプ。例年よりも気候が良く持参した上着が必要ないくらいだった。柿谷曜一朗や齋藤学といった新加入選手に注目が集まる中で、特に目をひく動きをしていたのが加入3年目となる相馬勇紀だった。シーズン初の対外試合となった大宮アルディージャとの練習試合では2ゴール。続くFC琉球との試合でもゴールを決め、絶好の滑り出しを見せた

――沖縄キャンプでは、いきなり2試合連続でゴールを決めるなど、とてもコンディションが良さそうですね。

 そうですね。とてもいい状態だと思います。このオフシーズンに頭やフィジカルの部分でいくつか見つめ直すきっかけがありました。どんどんプレーの強度が高くなる中、どれだけフィジカルの強さが必要で、自分の特長のスピードを生かすためには、どれだけ体重を減らせばいいのか、スピードとフィジカルが両立できるポイントを昨年まで模索している部分があって、ちょっと2年間というのは長かったんですけど、それが今やっとつかめたのかなという感じです。

――それが5キロの体重減という結果なんですね。

 食事の量は依然と変わらず食べているんですが、内容とか質を変えただけで自然に体重が減りました。減量をしようとしていたというより、自分がステップアップしていく上で食事や栄養に力を入れようと考えたんですが、体重が減って、とても動きが良くなったので、今まで食べていたものが『余分なものだったんだな』っていうのが分かりましたね。

――ヨガやトレーニング機器とか、サッカーに有効だと言われるものは、どんどん試して良ければ取り入れていますね。

 単純にサッカーが好きですし、試合で得点を取りたいですし、チームを勝たせたい。そういう思いがあるので、良いものは積極的に取り入れています。成長したい、うまくなりたいという思いは小さなころから今まで変わったことがないし、練習に行きたくないなぁというのも、サッカー人生の中で1回もないですから。

――サッカーが苦しいと思ったこともなさそうですね。

 苦しい瞬間はありますよ。でも自分の中では、苦しいから次はどうしたらいいのか、早く良い方向に持っていくにはどうしたらいいのか、そういう考えにしかならないから、そういうところは、自分の良いところなのかなと思っています。

――ちなみに、食事はどんなものに変えたのですか?

 うーん、それは秘密で(笑)


1月18日のチーム始動から、最も意欲的に練習に取り組んできた一人と言っても過言ではないのが、今シーズン、背番号を「11」に変更した相馬勇紀選手。
特別指定選手として鮮烈なJリーグデビューを果たしたのは2年半前。
タイトル獲得と共に東京オリンピック出場を目指すアタッカーは、夢をつかむため、もう一段階進化して開幕を迎えた。

続きは『Grun』2021年4月号をぜひご覧ください。

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