月刊グラン1月号のご紹介[丸山祐市選手インタビュー]

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緊張感の中、初のフルタイム
悔しさと手ごたえの2020年

 丸山がグランパスに移籍加入したのは2018年7月。J2からJ1に復帰したばかりのチームは、青息吐息で残留争いを勝ち残る、そんな厳しい状態だった。それが2020年は一転し、上位争いを繰り広げる。優勝のカップはダントツで川崎フロンターレに奪われたが、守備に課題を抱えていたチームが、リーグ最少の28失点、J1リーグタイ記録の完封17試合と、見違えるほどの成績を収め、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を手にした。

――2020年は納得のいく年になりましたか?

 どんな年でも優勝を目指してスタートしているので、それができなかったというのは悔しいですね。もっともっと上に行けたんじゃないかという思いが、個人としてもそうだしチームとしてもあります。でも僕が加入してから19年、18年と残留争いをしてきた中で、20年は上位争いができました。また違った緊張感の中で試合に臨めていたという面では良かったと思います

――目標はケガなしでシーズンを終えることと言っていましたが、初めて全試合フルタイム出場を果たしましたね。

 残念ながら万全じゃない時もあって、隠しながらプレーしていたこともありましたけどね。まあ全試合に出たいという気持ちがないわけじゃないですけど、出た試合でしっかり結果を残せればいいと思っています。僕も歳をとったのか、個人の成績よりもチームとして結果を残したいという気持ちが強くなってきたので、本当にタイトルが一つも獲れなかったことが悔しいという気持ちでいっぱいです。
でもこの新型コロナウイルスの影響で過密日程になり、身体的にも精神的にもキツイ部分がたくさんありました。ファンやサポーターの皆さんや、多くの方が苦しい思いをしている中で、僕たちはサッカーができる喜びを感じましたし、支えてもらっている実感がたくさんありました。だから逆に僕たちは、ピッチから皆さんに勇気だったり元気だったりという気持ちを伝えて恩返ししたかった。上位争いができて、少しはできたのかなと思います。

――家族の支えもあったのでは?

 もちろん。僕だけじゃないし、どのシーズンでも家族の支えはすごく重要です。どんなにきつくても精神的に落ち着かせてくれますし、いるだけで安心できて心強い。その家族を守るためにも選手は頑張ろうという気持ちにもなりますから。でも特に今年は一緒に過ごす時間が多くて、大切という以上の感謝の気持ちを持てたシーズンになったと思います


チームを引っ張る主将として、またDFラインのリーダーとしてリーグ最少失点、そして3位という好成績に導いた。
「立場が人をつくる」ということわざもあるが、2年間主将を経験し、すっかり風格を漂わせるようになった丸山に2020年シーズンを振り返ってもらった。

続きは『Grun』2021年2月号をぜひご覧ください。

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躍進の要
丸山祐市

2020シーズン総括

チバディーに聞け! 最終回

NHK「まるっと!」スポーツキャスター
吉岡 麗のまるっと! 直撃!!
阿部浩之

綴じ込みミニカレンダー:成瀬竣平、2020 SEASON LAST MATCH

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