月刊グラン1月号のご紹介[前田直輝選手インタビュー]
度重なるケガとの戦い
納得のいかない2020年
前田直輝にインタビューしたのは第28節湘南ベルマーレ戦で連勝を決めた直後。今季初めて2試合連続でフル出場し、阿部浩之の決勝ゴールをアシストした。シーズン終盤にきてようやくコンディションが戻ってきたと言う。
――チームは好調ですが、今季、前田選手自身はあまり納得がいっていないように感じます。少し早いですが今季を振り返るとどんなシーズンでしたか?
全然納得いっていないですね。8節の柏レイソル戦で足首をけがして、その時からずっといろんなところが痛かったのですが、それを言い訳にするのがすごく悔しくて、隠しながらトレーナーさんの力を借りてプレーしてきました。だから納得いくことが全くなかったシーズンですね。
――9月の鹿島アントラーズ戦でも前半19分で交代するケガがありましたね。
若い時に第五中足骨を骨折したことはありましたけど、本当に今までケガとは無縁だったので、妻に『どうしたの、最近大丈夫?』と、ものすごく心配されました。自分の体調管理というか、もっと体の使い方とか、筋肉の付け方とか、一から見直さないといけないなと思います
――この2試合はようやく連続でフル出場できましたが、コンディションは?
やっとストレスなくプレーできるようになったという感覚ですね。まだ100パーセントではないですけど、一時期は本当に4割くらいの力しか出せない時もあったので。それでも使ってくれるからには言い訳はできないと、その時に自分ができる全力でプレーしていましたが、悔しさが残る期間でした。
――その頃は休むという判断はなかったのですか?
検査をしてもそれほどひどいけがじゃないって診断が出て、自分があまりけがに慣れていないこともあって、ちゃんと休んだ方がいいのか分からなかったんですよ。だから何週間も休むっていう選択肢は僕にはなかったですね。
――試合中や練習中のけがの中には避けられないものもありますが、避けられたかなという気持ちですか?
避けられなかったと思いつつ、という感じですね。そこで力が抜けていたらとか、もうちょっとリラックスできるような走り方だったらとか考えています。体が硬い方なのでいろいろな人の意見を聞いて、トレーニングに生かしていこうと思っていますし、来季はもっと日程も過酷になるだろうし、けがをしない体づくりを今から始めています。
――その中でFC東京戦、湘南戦とフル出場しましたし、プレー内容もようやく自分のスタイルが出せるようになったのかなと感じたのですが。
鹿島戦でけがをしたところが正直ずっと痛くて、いろいろな薬を飲んだりケアをたくさんしてもらったりして、だましだましプレーしてきましたけど、ドリブルで仕かけられない状態だったので、最初の選択肢がパスアンドゴーで、パスするところがなければドリブルという順番になっていました。それが、けがが大丈夫になってもその感覚がなかなか抜けなくて、すぐに誰かフリーの選手がいないかなって、パスの出しどころを探してしまっていて、それじゃあいけないなと考え直したんです。やっぱりそのスタイルは慣れていないというか、自分の長所って何だろう、ドリブルでご飯を食べてきた選手がそれでいいのかって考えて、やっぱりドリブルで一人かわして二人かわして、自分が相手を剥がすことでフリーな選手をつくってあげるという感覚に戻して、ようやくここ何節かでそれができるようになってきたのかなというイメージはありますね。
2020年グランパスの顔として、各種ビジュアルの最前線に出ていた。
2019年チームのトップスコアラーとして更なる飛躍が期待された。
しかし、チームが昨季の13位から大躍進し、上位争いを繰り広げるのと裏腹に前田のフルスロットルなプレーは影を潜めた。
どんな苦悩と戦いながら今シーズンを歩んできたか背番号25の姿は、、、続きは『Grun』2020年1月号をぜひご覧ください。2020年グランパスの顔として、各種ビジュアルの最前線に出ていた。
2019年チームのトップスコアラーとして更なる飛躍が期待された。
しかし、チームが昨季の13位から大躍進し、上位争いを繰り広げるのと裏腹に前田のフルスロットルなプレーは影を潜めた。
どんな苦悩と戦いながら今シーズンを歩んできたか背番号25の姿は、、、
続きは『Grun』2020年1月号をぜひご覧ください。
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