月刊グラン12月号のご紹介[中谷進之介選手インタビュー]

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「終わったわけじゃねぇぞ!」
劣勢の川崎戦、垣間見えた責任感

10月18日。川崎フロンターレ戦後半の飲水タイム。若きディフェンスリーダーの中谷進之介は「まだ終わったわけじゃねぇぞ!」と大きな声を張り上げた。独走する首位を相手に3点のビハインド。それでも何がきっかけになるかは分からない。試合に出続けている選手としての責任感、何が何でも負けたくないという中谷の強い思いを垣間見た。

――フロンターレ戦の声掛けは頼もしさを感じました。

 やっぱりまだ分からないですからね。3点取られていても1点取ればまだ全然分からない。3-3にまで追いつけばギリギリで、ということもありますから。正直、あそこで沈みたくなかったのでああいう声を掛けました。

――相手はボックス付近のアイデアが豊富にあるけれど、グランパスはそこがまだ足りないなという印象を持ちました。

 フロンターレは、それこそ風間(八宏前監督)さんが指導していたからこそ、そういうプレーのアイデアを持っていると思うし、継続してやっていますよね。でもうちは特徴が全く違う。阿部(浩之)ちゃんはそういうプレーヤーですけど、マテウス選手や前田(直輝)選手は違った良さを持っているので、そんなに多くはつくれなかったけど、後半はカウンターで何度かチャンスをつくれそうな場面もあったし、ペナルティーエリアでの質よりも、カウンターの精度を上げるべきだと思います。

――フロンターレと全く同じことを目標とせずに、自分たちの特長を最大限に生かすべきだと?

 そうだと思います。フロンターレと同じことをやる必要はないですし、全く違うチームだと思うので。守備でも後ろでしっかりと構えて守るという部分はある程度できていたし、流れの中では守れていたので、そこからどう攻撃につなげていくかが一つのポイントなのかなと思いますね。

――ここまでリーグ戦23試合を終えて5位(10月19日・フロンターレ戦後取材時点)ですが、この成績をどう捉えていますか?

 フロンターレがぶっちぎりで首位を走っていますけど、2位に入るチャンスは十分にある。昨日負けたからこそ、なおさら2位に入って天皇杯でもう一度フロンターレと戦いたいという思いが強くなりました。それに3位以内ならACLに出場できるので、そこは最低限の目標ですね。


第23節川崎フロンターレ戦でJ1通算150試合出場。
同年代の中では常にトップランナーとして走り続けてきた中谷進之介。
盟友・丸山祐市と組むセンターバックはリーグ屈指のコンビと称され、グランパスの強みとしてチームを上位に押し上げてきた。
しかしまだ24歳。更なる進化を目指す背番号4の姿は、、、

続きは『Grun』2020年12月号をぜひご覧ください。

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進化
中谷進之介

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