2/16(金)トレーニングレポート
2月16日(金)、トヨタスポーツセンターにてトレーニングを行いました。
午前中に名古屋市熱田区の熱田神宮にて、毎年恒例の必勝祈願を行った選手たちは、14時からトレーニングを実施。ストレッチをして体をほぐした後、ルーティーンとなっているボール回しを実施。周囲との連係、動きの確認をしつつ、体と頭のウォーミングアップを行います。
続いて取り組んだメニューは、ゴール前での3対2。攻撃陣は相手DFのマークを外してボールを受け、数的優位の状況でゴールを目指します。風間監督から「いいぞ!」、「ナイスだ!」という声が掛けられるなど、指揮官も向上する選手たちの"質"に手応えをつかんでいる様子でした。
その後はハーフコートゲーム、ミニゲームを実施し、最後はセットプレーの確認を行って終了。チームは明日2月17日(土)、FC岐阜との練習試合(非公開)に臨みます。
長谷川アーリアジャスール選手
─キャンプを終えて、さらにコンディションが上がってきているような印象を受けます。手応えはいかがですか?
そうですね。チームメイトともたくさんの練習試合をこなしてきましたし、質の高い練習もできているので、少なからず手応えは感じています。ただ、常に気を引き締めてやっているので、その姿勢を変えずにやっていきたいなと思います。
─今日のトレーニングでも指示がありましたが、ボールを保持するスタイルの中で、フィニッシュの機会をもう少し増やしていきたいと考えていますか?
はい。パスだけでなく、自分で仕掛けることも大事です。ゴール前まで来ているのにパスを出してしまう、というシーンが自分もあったので、もっとゴールを意識してプレーしていく必要があると思います。シュートを打つ、ドリブルで仕掛けることで相手も出てきますし、相手の動きを見てプレーを変えることもできます。パスやドリブル、シュートをタイミングに合わせて使い分けていきたいですね。明日の練習試合ではそういったところも試していけたらいいなと思います。
─守備面についてはどうでしょう?
前にいる選手が動けば中盤の僕らもいきますし、僕らが動けばディフェンスラインの選手たちもついてくる。僕や(和泉)竜司、ジョーのところでうまくスイッチを入れられればいいなと。あとは自分勝手に奪いに行くだけでなく、どのコースを消しながらプレッシャーを掛けるのかを考えていかなければいけませんね。また、チームとしてどのタイミングでボールを取りに行くのかをはっきりさせることも大事です。
─リーグ開幕を1週間後に控え、明日の練習試合でトライしたいことは何でしょう?
今の自分たちが持っていること、練習でやってきたことをやるだけだと思います。攻守においてたくさん仕掛けていきたいですね。
畑尾大翔選手
─リーグ開幕を1週間後に控え、個人として取り組んでいる課題があれば教えてください。
もう少し自信を持ってボールを動かしてもいいかなと思っています。ビルドアップの部分でもっとしっかりとできればいいなと思います。要求されているレベルが高い中でも自分の中でトライをしているつもりですし、これからも続けていきたいですね。
─守備について、周囲の選手との連係はうまく取れていますか?
はい。ディフェンスの選手だけでミーティングもしていますし、常に連係についての話し合いはしています。
─チームに合流して1カ月が経ちました。グランパスでのプレーにも慣れてきたのでは?
そうですね、少しずつですが整理はできつつあると思います。ただ、これまで以上に得点を取らせないというところにもっとこだわっていきたいですね。
ガブリエル シャビエル選手
─現在のコンディションはいかがでしょうか?
とてもいい状態で、リーグ開幕が待ち遠しいです。自分たちがキャンプでやったことも充実してましたし、すごく楽しみですね。
─沖縄ではJ1チームと対戦しました。実際に戦ってみていかがでしたか?
国内トップクラスのチームと練習試合ができたことはすごく良いことです。練習試合なので抑えているところも多いんですけど、公式戦ではしっかりプレーをして、それに勝るような勢いを出していきたいです。
ホーシャ選手
─名古屋グランパスの印象を教えてください。
まだ2日目ですが、本当に強いチーム、実力の高い選手が集まっているチームだなと思いました。みんな優しく支えてくれています。
─本職のポジション、プレーできるポジションはどこですか?
一番最初にやったポジションはボランチですが、現在はCB、左SBでもプレーできます。ボランチは長くやっていないのですが、できなくはないと思いますよ。
─ボランチでプレーしたのはプロになってからですか?
そうですね。1年目だけボランチでプレーしました。その後はCBとしてプレーしています。
─風間監督は、映像で見た限りではスピードがある選手だと語っていました。
ブラジルにいた時も速いサッカーをしていました。ポゼッションと速いサッカーが好きなので、馴染みやすいと思います。一日でも早く、速いサッカーに慣れていきたいなと思います。
─海外移籍は今回が2回目ですが、日本への移籍は何が決め手でしたか?
いろんなサッカー関係の友達が日本でプレーしていて、日本の文化や人々の優しさについてたくさん聞いていたので、日本に行きたいという気持ちをずっと持っていました。名古屋グランパスからオファーが来た時にはすぐにOKを出しましたよ。早く日本の文化を近くで見たいなという気持ちで来ました。
─Jリーグについてはどのような印象をお持ちですか?
テクニックがあり、速いサッカーだというようなイメージをしています。最後まで諦めないサッカースタイルだという印象も抱いていて、2日間みんなと一緒にやって本当にその通りだなと思いました。
─リーグ開幕まで1週間ですが、開幕戦に出ることを目指していますか?
チームに1日でも早く協力していきたいという思いが自分の中にあります。風間監督が自分を使うかは分からないですが、いつでも出られる準備をしていきたいと思います。時差など慣れなくてはいけない部分もたくさんありますが、それに慣れて開幕戦に出られるように頑張っていきたいです。
─プレーの部分で一番意識していることはなんですか?
速いサッカーに慣れるということですね。余裕を持って考える時間があまりないので、なるべく早くそれに慣れて、自分がスピードに乗れるように頑張っていきたいです。
─前のチームを離れる際、チームメイトたちが「ホーシャはロッカールームを盛り上げてくれるから退団は寂しい」と言っていたようですね。ご自身のキャラクターを教えてください。
「楽しくやっていなければ自分の目標には届かない」と家族に言われていましたからね。ピッチ内でもピッチ外でも、いつも笑顔で嬉しい気持ちで自分の大好きなサッカーをやるということです。サッカー界でもいろいろな友達ができたので、その嬉しさを運ぶことができれば嬉しいですね。日本でも選手だけじゃなく、サポーターにもこの気持ちを伝えることができれば嬉しいです。