1/23(月)トレーニングレポート

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チーム始動から8日目、そしてタイキャンプ前の最後となった本日の練習、トヨタスポーツセンターには朝から細かい雪が舞いましたが、練習開始の午前10時には太陽が覗き始め、青空の下でのトレーニングとなりました。

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風間監督からの声掛けの後、6グループに分けてのミニゲームを行いました。連日の二部構成による濃密なトレーニングを繰り返していましたが、明日からタイキャンプということもあり、リラックスとリカバリーを兼ねた内容となりました。

約50分、コートとグループを入れ替えながらのミニゲームを終えると、ハーフコートを縦に約50mの強弱を付けたジョギングで締め、キャンプ前最後のトレーニングを終了しました。

明日から約三週間、クラブハウスを離れるためトレーニング後には選手全員がサポーター席へと挨拶に向かいその場で記念撮影やサインでファン・サポーターの皆さんと交流させていただきました。ワシントン選手は「おはようございます」と挨拶、さらには小さな子どもを見つけると「抱っこしましょうか?」など、来日からまだ二週間も経っていませんが、日本語の習得の早さで周りを驚かせていました。

風間八宏監督

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─始動から一週間が経ちましたが、ここまでのチームの印象をお聞かせください。

コンディションはすごく良いです。ハードな内容のトレーニングを繰り返していますが、状態は良いです。プランを特に立てている段階ではありませんが、選手は高い集中力を保っています。本来、これだけのスケジュールを続けると集中力を徐々に欠くことがありますが、選手はここまでトレーニングに集中できています。キャンプへ行けば、その場所の施設を使いボールと頭を使ったトレーニングを行えますが、まずは国内でしっかりと準備をできたことは良かったと思います。この期間に、けが人も出ずトレーニングを休む選手が一人も出なかったことも良かったです。

─監督の考えに対し、選手への浸透という部分についてはどのように捉えられているのでしょうか?

浸透が早いです。そして「やらされている」と考える選手が一人もいません。選手個々が、自分で積極的に取り組んでいます。それはベテランから若手まで全員であり、選手の質はすごく高いと感じています。

─実際の指導を続け、選手個々の特徴も理解されているのではないでしょうか?

そうですね、私が考えていたよりも実際に選手はうまく、そしてこれまで名前は知っていてもプレーの質を知らなかった選手に関しても、全員がしっかりとした個性を持ってることに気づかされました。これから、しっかりと頭の中を整理させることで、もっともっと技術は上がりますし、楽しみな選手が多くいます。

─タイキャンプではフィジカル面の強化がメインとなるのでしょうか?

フィジカルトレーニングとそれ以外のトレーニングを分けることはしません。トレーニングを繰り返すことで、フィジカル面のコンディションも付いてくることが望ましいです。ここまで、トレーニングに対して、その補助の部分でもしっかりと準備ができています。タイへ行っても、補助となる部分にも取り組みますが、通常のトレーニングを繰り返すことで、フィジカンルコンディションももっと高まると考えています。

─ここまで、ハーフコートでのミニゲームなどゲーム形式のトレーニング多く見られますが、今後も続けられるのでしょうか?

見方が変われば、考え方も変わります。例えば限定されたコートでのゲームを行えば、そのコートに対する条件を自然と選択しプレーしますが、コートを広げると、また違う考え方をする必要があります。

─タイではトレーニングマッチも予定されているようですね?

そうですね、二試合の予定を立てていますし、選手には試合に慣れてもらおうと考えています。距離感やピッチの大きさ、自分たちの技術で何ができるかなど、実際の試合を行うことで、徐々に慣れさせる必要があります。

─佐藤寿人選手が新キャプテンに就任し、これまで以上に先頭に立ちチームを引っ張っている印象を受けましたが、副キャプテンも含め、4人に対する監督の印象をお聞かせください。

いまは寿人(佐藤選手)が中心にいますが、若い選手たちも自分自身を強く出すことで、チーム全体が良い方向へと向かっていると思います。