明治安田生命J2リーグ 第42節 讃岐戦前々日 監督会見

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本日11月17日(金)、トヨタスポーツセンターでの非公開トレーニング終了後、明治安田生命J2リーグ 第42節カマタマーレ讃岐戦に向けて、風間八宏監督の記者会見を行いました。※佐藤寿人キャプテン、宮原和也選手、玉田圭司選手の前々日コメントはこちら


風間八宏監督

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─プレーオフへの出場が決まった状態でのリーグ戦、最終節となりますが?

ずっと一緒ですね、力を付けていくしかないので。自分たちが確信を持って次の試合に臨めるよう、一つずつやっていくしかありません。その意味ではすごく大事な試合になると思っています。

─千葉戦は結果、内容ともに残念なものとなりましたが、それを受けて今週のトレーニングに取り組まれたのでしょうか?

自分たちの中で大きなミスを出したのがこの前の試合だったので、何をすれば良いかわかっているはずですし、それを選手にやってもらわなければ困ります。そういう意味で、自分たちの中に全てがあるということは変わっていないので、しっかりと取り組んでもらいたいです。

─最終節、同時キックオフとなる他会場の思惑もあるかと思いますが、自分たちの試合に集中されているようですね。

自分たちのクオリティー、一つずつしっかり勝っていくためのクオリティーを確信に変えていかなければいけません。そのことで、すごく大事なゲームになりますし、全てやってもらいたい、やりたいと思います。

─今週は最終ラインや相手ゴール前の質をさらに求められていたように見えますが、やはりそこでの質はもっと欲しいものなのでしょうか?

選手が何を見るか、何が見えるかということを強調しているだけです。急にやったわけではなく、ずっと取り組んできていることですが、自分たちの中でそれがぼけてしまったり緩んでしまったり、これはよくあることなので、そこを引き締める、もう一つランクを上げていくということの繰り返しです。

─質を求めるということはシーズンの初めからずっと変わっていませんね?

そこの質をどこまでこだわるのか。いつも言っている通り、メートルでいいのかセンチメートルでいいのかミリメートルでいいのか、その要求はどんどん上がっていくので、もう一つは「やれいるつもりは、やれていない」ということです。みんなが本気でやった時に全てが起こるので、そう意味も含めて強調していかなければいけない。どこを目指すのか、それがすごく大事なことで全員の意思統一、目の共有でもあるし、それが正確性、スピードの共有にもなる。そのことは、今まで通り取り組まなければいけません。

─今週のトレーニングでは、シモビッチ選手をどう使うか、これまでと違ったアプトーチを取っていたように見えましたが?

特別そうでもなく、ずっとやってきたことなのですが、強調することで何が見えるか、それぞれの選手で違います。例えば、背の低い選手なら裏を取るのにある程度の距離が必要ですが、彼なら一発でいける、これは当たり前のことですが、どこまで見えるか、何が見えるか、どこが見えるかの強調です。これはロビン(シモビッチ選手)だけではなくいろんな選手の見え方、自分たちのフリーになり方を強調して取り組んできました。

─千葉戦後の会見で「相手を見ながらどう動くかが大切」ということを話されました。パスを3本繋ぐ必要もなかったということも話されましたが、相手に対し最適な方法をとるという部分が今のチームに足りないのでしょうか?

いつも言っている通り、パターンでやるわけではないので。敵を見てやる、敵とは最終ラインがどうとかシステムの話ではなく、1人を攻略すれば良いわけで、あのラインなら簡単に1人ずつ外さなければいけなかった、そこが見えなくて自分たちのテンポを落として戦っていた。いつも通り戦えば何も問題なかったはずが、自分たちで(テンポを)落としたことで中に入ってしまった、一番相手の怖いところが見えなくなった、それは選手一人ずつが取り組むことなので、目で見えるようにしていかなければいけない。さっきも言った通り、「やれているつもりは、やれていない」ことなので、やれるということは何か、必ず相手を崩さなければいけない、そのために何をしなければいけないかを強調してきました。

─パスを繋ぎ続けることにこだわるのではなく、一本のパスで裏を狙える時があれば、その選択もあるということでしょうか。

敵とサッカーをするうえで、正確にやり続けられるかどうか。自分たちの目がしっかり見えていても、そこにパスミスが起こればだめだし、逆にパスを正確に繋いでも敵が見えていなければ何も起こりません。

─千葉戦では後半、流れが良くなってきた状況で一発のカウンターから失点を重ねました。これは今後注意すべき部分なのではないでしょうか?

気をつけてもらうしかありません。若い選手がいても、常に試合の中で落ち着いてやらなければいけない。ただ何度も言いますが失敗は続けなければ良い、次の試合で全員がそれを取り戻してくれれば良いと思います。

─ミスを取り返すんだという意気込みも、今週のトレーニングで強く見られたのではないでしょうか?

それがないと困るね(笑)。集中してやっているので、自分たちの自信、確信になるようしっかりとやってもらいたいと思います。

─シャビエル選手を今週のトレーニングではフォワードやサイドで使ったり、コンディションも戻ってきているようですね?

この前よりは良いと思うし、どんどん使わないと。しばらく休んでいるし、全てを望んでいるわけではないので、その中でどんどん上げてもらいたいと思います。

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