明治安田生命J2リーグ 第30節 横浜FC戦前々日 監督会見
本日8月24日(木)、豊田スタジアムでの非公開トレーニング終了後、風間八宏監督の記者会見を行いました。
風間八宏監督
─前節、素晴らしい内容の勝利で主力選手の調子も良さそうですが?
もちろん良いとは思うけど、いつも言っている通りそこがゴールではありません。過去は関係ないので、目の前の試合に向かってどう取り組むかというだけです。
─トレーニングを見る限りシンプルなメニューが多く、対策というよりは良かった部分を突き詰めていくという印象も受けましたが?
自分たちが自分たちのプレーをしたければそれだけの努力が必要で、また違う努力も必要。全てが対策であり、全てが自分たちを活かすためのものです。
─8月に入って好調が続き今月最後の試合、またさらに良い試合を見せたいのではないでしょうか?
もちろんそうです。進んでいかなければいけない、良い時間、悪い時間がまだ90分の中であります。選手1人ずつのクオリティーもどんどん突き詰め、なおかつ続けていくことでまた変化が生まれます。そこは厳しくみんなでやっていきたいと思います。
─次の変化を期待するレベルまで達しているようにも感じますが?
自分たちの中でいろんなことが起こり、そこでイメージができると、また先に進んでいきます。以前よりは驚くプレーが何回か出てくるようになったので、それは良いことだと思うし、いつも言っているパターンではなく技術の積み重ねで発想ができるということです。もっと見せたいですし、サポーターも期待してくれている。それを1回でも多くしっかりやって、なおかつ得点に繋げていきたいと思います。
─良い攻撃が良い守備をうむという流れにもなっているように感じますが?
攻撃の形をしっかりと作っているなかで(相手が)ボールを奪うのは大変ですし、しっかり崩しているから、その連続ができている。それでも、取られている場面もあるし、どうすれば守備をしなくて良くなるのか、それは選手のなかで質を上げていって欲しいと思います。
─もっと守備の時間が減る戦いができそうだとう感触もあるのでしょうか?
まだまだミスがあります。ミスはいつも言っていますが、トライしてのミスなら構わない、2回続けなければミスではないということを選手はわかってきました。そうなってもこうすればいいやという自信が出てきた選手も多く、これを続けていくことが大切です。自分たちの速さの中でプレーすれば相手に勝ることができると思っています。
─秋山選手が横浜FC戦でひとまず大学へと戻ることになるかと思います。彼のここまでの評価をお聞かせください。
すごいよね、大学生でこのタフな状況についてきています。グランパスには近い年齢の選手も多いからやりやすさはあるとは思いますが、やはり大学とは違うところでしっかりとやっていると思います。最初に来た時より目が速くなり、慣れてきています。才能はまだまだあると思っています。
─11人のスターティングメンバーがある程度固まり、そこから3人の交代枠を使い90分を戦う、総合力も上がっているのではないでしょうか?
それは積み上げで、そうならなければ困ります。質を高めていっても11人でサッカーを戦うわけではありません。ベンチを含め18人が入り3人交代すれば14人で試合を作っていかなければならないし、いまベンチに入っていない選手も含めてチャンスはあります。いま試合に出ている選手ももっと高めていかなければいけない。 また、怪我をした選手はその間に練習ができず、怪我から戻っても前のチームの状態とは違い、そこが難しいところだと思いますが、やりながらそこへと乗ってくる選手がたくさん出てこなければ困ります。
─豊田スタジアムでは先週、ラグビーの試合も開催されグラウンドコンディションも気になりますが?
そのために今日はここへ来ました。ラグビーの試合は雨でしが、そのあとのアフターケアを頑張ってもらいました。ただ、土地はたくさんあるので、各スポーツでスタジアムもたくさん増えれば良いかと思います。でもこのような場所で色々なことが行われるのは良いことです。自分たちはボールを走らせなければいけないので、そこのところは芝の管理の方も大変な中で本当によくやってくれていると思います。次の試合は大丈夫だと思います。