明治安田生命J2リーグ 第26節 愛媛戦前々日 監督会見

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本日8月4日(金)、トヨタスポーツセンターでの非公開トレーニング終了後、風間八宏監督の記者会見を行いました。


風間八宏監督

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─熊本戦の勝利から変則的な試合を挟みましたが、今週のチームに変化を感じたのでしょうか?

これまでプレーしていない選手がやれたこともあり、少しずついろいろなことが変化しています。高い集中力の中でトレーニングできていることはすごく良いと思います。

─負傷者も徐々に戻り、チームに活気が出てきたのではないでしょうか?

完璧ではないですが、グラウンドが賑やかになってきたことはうれしいですね。これからも競争を続けていかなければならないわけで、それがチームの力、エネルギーそのものになるので、揃ってきたことはうれしいです。

─今週のトレーニングでは特別指定の秋山選手を主力組で起用されていましたが?

これまでもトレーニングをやって、彼の能力がどのくらいかは分かっていますが、こっちへ入れてどのくらいやれるかという確認でした。

─秋山選手の特徴自体はどこにあると捉えられているのでしょうか?

このチームにあった選手です。ボールを持つことを怖がらず、動くことに労を惜しまない。その意味ですごく楽しみな選手だと思います。

─獲得した選手がすぐに試合に絡むのは、強化部が監督の意向を理解しているのではないでしょうか?

もちろん、サッカーのスタイルがしっかりしていれば、選手の補強はある程度、明確になってきます。すべて獲得できるわけではありませんが、フロントもすごく良くやってくれていると思っています。

─どう点を取るかがチームの課題かと思います。前線の選手も少し変わり、変化や期待する部分もできたのではないでしょうか?

仕掛けが多くなってきているのは確かなので、その動きを止めないことが大切です。あとは決めるかどうかなので、怖がらず何度も仕掛け、チャンスを増やす。その意識が高まってきているので、試合で確信に変えてもらいたいと思います。

─佐藤寿人選手の動きも、得点こそありませんが上がってきているのではないでしょうか?

もちろん上がってきていますし、今までと違った寿人、短いディスタンスの中でも裏へ抜けて決定機を作れるようになってきました。

─佐藤選手をいかす選手も増えてきたのではないでしょうか?

両方ですね。彼自身もそういう動きができるようになってきた、繰り返し、繰り返し行わなければそのような動きにはならないですし、それがチームのテンポになります。それを寿人が覚えてきたことが一番だと思います。彼自身の特徴も自分の中で整理して出してくれているのが一番だと思いますし、あとは決めてくれるだけです。周りの選手もお互いを理解してきましたし、どうしたら自由になれるかと理解した選手が増えています。

─これまではフィニッシャーとしての能力が特徴でしたが、このチームではチャンスメイクとしての役割も大きくなっているのではないでしょうか?

チャンスを彼が今までより作れば、フィニッシュの力はそれほど変わりません(ゴールも増えると)。これはどの選手にも同じことですが、1回のチャンスでは1点、これが3回、5回とあれば5点まで決めることができるわけで、どのフォワードも自分でチャンスを作れるようにならなければいけないですし、うちのフォワード全員が、それにチャレンジをしています。それを自分のものにすれば、自然とチャンスと得点も増えると思います。

─愛媛戦に勝利すれば久しぶりの連勝となりますが、連勝の重みは感じているのでしょうか?

試合は1個ずつしかないですし、点も1点ずつしかないです。その積み重ねがどうなるかという話なので、それは考えることではなく、自分たちが確信を持って戦えるようにならなければいけない。その意味でまだまだ力は足りないですし、1個1個を積み上げることで力がつく、その考えは変わっていません。