明治安田生命J2リーグ 第23節 山形戦前々日 監督会見
本日7月14日(金)、トヨタスポーツセンターでの非公開トレーニング終了後、風間八宏監督の記者会見を行いました。
風間八宏監督
─けが人が増えてきましたが?
そうですね。仕方ないといえば仕方ないのですが、これもチームだと思ってやっていくしかありません。実際の経験の中で、まだシーズンを通して試合に出ていた選手が少ないので、その経験がない未体験ゾーンに入っています。そのことについては仕方ないと思ってやるしかないですし、どんどん強くなってもらうしかありません。早く復帰し、もっと強度を強めて戻ってきてもらいたいと思います。
─けが人をこれ以上出さないようなコンディショニングを考えているのでしょうか?
ここにいる選手にとって全て未体験ゾーン、体もサッカーもこれだけ連続で動くことはなかったでしょうし、慣れていくしかありません。それ以外のリハビリの部分で強くしようとチームで言っています。
─監督としても、これだけ前年にシーズンを通して試合に出ていない選手が多いのも初めての経験なのではないでしょうか?
そうですね。その分、若い面白さもありますし、今まで見たこともないものへ変えることもできます。どちからというと、そのことに期待しています。
─天皇杯が大変なことになりましたね?
なんとも言えませんね。天の神様のいうとおりです。(笑)
─残り25分のために8月2日(水)にあらためて試合を戦うことも、また大変なのではないでしょうか?
レギュレーションが難しいですね。プロの世界、選手も入れ替わる時期なので大変だけど、協会も大変だったのでしょう。みんなで、それはそれでしっかり戦うだけですが、今は次の試合のことだけを考えています。
─中止となった試合後には「高い集中力を見せてくれた」と話されていましたが?
もちろんいましたが、まだまだ天皇杯に出た選手とリーグ戦に出る選手では、コンディションの具合もありますし、スピードも違います。リーグ戦の中に入ってそのテンポに付いていけるかどうか、そういう意味では足りない部分が目につきました。
─なおさら、リーグ戦に出ている選手にはその差を見せて欲しいのではないでしょうか?
もちろん質を見せて欲しいし、自分たちが勝負を握っている段階で、決めるところを決められるかどうか。そこにいるかいないか、それだけのことで高い集中力を見せてもらいたいです。サッカーのベース的なところはどんどん良くなり相手を翻弄できるようになってきています、最後のワンプレー、ゴール前のプレーの質を高め、集中力を上げてもらいたいと思います。
─リーグ戦では負けが先行している状態ですが、好転させるために次の試合で選手に何を期待されているのでしょうか?
簡単に言えば、水を漏らさせないということです。崩されてやられているより、自分たちで崩れてやられている、もったいない場面が多いのです。それからもっともっと質を上げなければいけないのは、ゴール前での仕掛けです。もっと点が取れなければおかしいし、チャンスは作っているが、もっと増やしたいし、そこをもっと積極的にやる必要があります。勝つことが一番大事ですが、そこよりもそこを積み上げていかないと。そういう根拠がなければ勝てないので、それを徹底的にやってもらいたいと思います。
─磯村選手の移籍が発表されました。これまでの磯村選手のプレーと、最後となるプレーに何を期待されるのでしょうか?
誰が見てもわかる通り、すごく伸びています。落ち着いてサッカーをできるようになっています。プロなので本人の意思で動くことは仕方のないことです、ここにいる間はしっかりとやってくれる。プロとしてどこへ行っても活躍してもらいたいです。ただ今はまだグランパスの選手なので、最後の試合、全力で闘ってもらいたい。そういう話を彼とはしていますし、彼もプロフェッショナルですし、しっかりとやってくれると思います。