第97回天皇杯2回戦:SRC広島戦前々日監督会見

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本日6月19日(月)、トヨタスポーツセンターでの非公開トレーニング終了後、風間八宏監督の記者会見を行いました。


風間八宏監督

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─水曜日の天皇杯、試合間隔が詰まっていることもありフレッシュな選手を起用されるのでしょうか?

練習試合でもいろいろやっていますし、どんどん選手がチャンスを持つべきだと思います。それから、連戦なので、その中でチームが上がっていかなければいけない、特別なパフォーマンスを見せてもらいたいと思います。

─昨日のトレーニングでは指示が多かったようにも感じましたが?

個人の戦術眼がまだまだ足りず映像も見せたりもしていますが、本当のところをグラウンドでやらなければいけません。選手もキャパを伸ばしていかないと、サッカーが早くなればなるほど違うことになり、早くなっていかなくなります。そのために大切な作業です。変わってはいませんが、目に見えて分からないこと、できていないこと、できるようになったが続かないことが増えているので、その意味で指示が多かったのではないかと思います。

─天皇杯の序盤、カテゴリーが下のチームとの対戦で注意すべき点はどこにあるとお考えでしょうか?

全てです。自分たちが集中しなければいけないのは今まで通り、自分たちがきっちりやれば問題ないですし、きっちりやっていなければ問題が出てくる。そこは(リーグ戦でも)同じで、ということは何かと言えば、相手ではなく自分たちがどれだけのパフォーマンスを出せるかということで、しっかりと集中してやってもらいたいですし、取り組んでいる全てのことを選手がグラウンドで体現できるようにしてもらいたいです。自分たち次第ではありますが、簡単な相手はいません。そのことにはしっかりと集中して闘おうと思います。

─下のカテゴリーとの対戦は、リーグ戦とはモチベーションも含め違ったものなのでしょうか?

プロである以上、モチベーションが下がっては困ります。しっかりとコントロールしなければいけません。

─J2リーグではカップ戦が無いため、試合に出られない選手がアピールする機会が限られます。その意味で「これを見たい」という期待はあるのでしょうか?

これまでやってきていることを集中しトライし続けられるか。その中で、このくらいでいいだとか、30分しかできないのではなく、90分を通しトライし続け、その上で成果を見せてくれることが一番です。試合を戦うことで今の自分の立ち位置もわかると思います。選手には全力でトライをしてもらいたいと思います。もちろん勝負ですのでそれだけではありません。出ている選手だけでなく、全員で勝ちにいかなければいけません。

─今シーズンの中で、天皇杯という大会をどう捉えているのでしょうか?

全ての試合は同じ、勝つために全力でやるものです。トータルしてどこがどうとは考えていませんし、一試合一試合が大切なゲーム。それが新しいチームには必要なことです。全力で向かい、そこで出た課題の先へといくことが大切で、そのために試合数が多くなることは良いことです。勝てば試合数が増えますし、その意味でもしっかりと勝ちたいと思います。