明治安田生命J2リーグ 第16節 横浜FC戦前々日 監督会見

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本日5月25日(木)、トヨタスポーツセンターでの非公開トレーニング終了後、風間八宏監督の記者会見を行いました。


風間八宏監督

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─今週はスピード感があり、活気のある練習でした。連勝を含め良い流れなのではないでしょうか?

まだまだ力をつけている段階なので、簡単には見ていません。ただ、今までよりできることが増えているのは確かです。
そういう意味でテンポは上がってきていますし、上がってこなければ困ります。一人ひとりの技術の繋がりがチームのリズムに繋がっていると思います。

─攻撃に関してバリエーションが増えてきている印象もありますが?

もう少し点が入っていればいいですが、チャンスが増えているのはその通りだと思います。
自分たちが自分たちの技術をどう扱うかをみんなが取り組み、できることがこれくらいある、まだあると分かってきた選手、まだ分かっていない選手もいるけど良くなっていると思います。

─ベースが上がっていると実感しているのでしょうか?

一人ひとりの目の速さが少しずつ上がってきていると思います。

─押し込んだ展開も作れるようになっているように感じますが?

ただ押し込むだけでなく、ペナルティーエリアの中に入れるようになっています。シュートを打つために押し込む訳ですから、そのイメージがどんどん湧いてきています。
ただ、もっともっと質を上げなければなりません、その作業はずっと変わりません。

─監督からの指示はもちろん、選手の自発的な動きも出てきているのではないでしょうか?

目を揃えているだけ。選手は目を揃えるからいつどうなるかの合図がどんどん出てきています。
そういうところでみんなが見えている、そのためのトレーニングなので。
動きもそういう動きが出るようになってきていますし、パスを出す方も味方ではなく相手の一歩を見逃さなくなってきた。見えてきていると感じています。

─これからフィニッシュの部分でのアイデアを上げる必要がありますね?

続けていくだけです、これで終わりというものはありません。ずっと積み重ねるしかないですし、見て貰えばわかる通り積み重ねがグラウンドに出ています。
その積み重ねを今後も続けていけばいいと思っています。

─結果が出ていることで選手の気持ちも上がっているのではないでしょうか?

もちろんそれはありますが、全員満足はしていません。これでいいと思っていないですし、それは当たり前のこと。
自分たちの目標、ハードルはどんどん上がっていくもの、上げていくものであり、勝ち負けだけで一喜一憂するような選手たちではありません。
確固たる技術が身に付けばもっと良くなりますし、もっと安定します。(試合に)後から出る選手も含め、そういった部分をどんどん上げていかないと、このくらいで何か言っていてもしょうがないですし、選手もそれは求めてはいません。そのことは厳しくやっていきますし、選手も自覚していると思います。

─失点に関しては足を止めてしまったりセルフジャッジによるプレーの止まりを指摘されていました。それはチームとして修正点ですね?

それはやめさせればいいだけのことです。結局、(失点は)個人的なミスが多く、崩されるよりもそのようところなので、しっかり理解させトレーニングしています。
自分たちが押し込めば、そういう状況になるのは当たり前で、それを分かってきた、そういう絵ができてきているのは良いことです。
やられないことが一番いいですが、やられて知る方が大きいこともある、そういう意味で良いことです。

─永井選手が予定より早く合流しましたね?

予定通りです。全治より早めるのはメディカルスタッフの努力、今まで全ての選手が全治の発表より早く復帰しています。それはスタッフにお願いしています。
全治については、ある程度の幅を持って言うのがドクターだから、休ませることも良いとは言います。それでも、まだ本当に行けるかどうかは分かりません。

─永井選手が戻ったことで、チームの幅も広がるのではないでしょうか?

彼のために良いです。練習できない選手は遅れていきます。1年を通し練習できた選手は1年分うまくなります、3ヶ月離脱した選手は、その分だけ遅れます。
その意味で、できるだけ早く戻ってこないと。怪我前とは全く違うチームだから、龍(永井選手)はこれから力をつけなければいけない、そのために戻ってきたことは良かったです。

─ワシントン選手が出場停止明けとなります。その前の町田戦で攻守に良いプレーを見せていましたね?

考えてプレーしていますね。最初のころはなかなかできませんでしたが、考えて自分でトレーニングをしています。彼の特徴が少しずつ出だしています。

─玉田選手がゴール前へ飛び込めるようになってきているのも、チームとして伸びている証なのではないでしょうか?

玉田自身も伸びています。動きも増え、時間も伸びている。場所を使う技術も変わり、場所を使わなくて良くなってきている。
チームの目になっていますし、チームの助けになっています。

─次節の対戦相手は横浜FC、勝ち点で並ぶ上位対決となりますが?

今はそれは関係ない、自分たちがどれだけ前より良い試合ができるかが一番のテーマです。自分たちの足元をしっかりと見なければいけません。