明治安田生命J2リーグ 第8節 徳島戦前々日 監督会見

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本日4月13日(木)、トヨタスポーツセンターでの非公開トレーニング終了後、風間八宏監督の記者会見を行いました。


風間八宏監督

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─ハイプレッシャーで来る相手に対し、今週はどう戦うか再確認されていたようですね?

そのためには技術を上げるしかありません。どのくらい意識してプレーできるか、技術にかかっています。その部分を高めれば、相手がどう戦っても変わることがありません。先週より今週、今週より来週と常に技術を上げていければ問題ないと思っています。

─技術をつけることで自信、メンタルの部分も強くなるとお考えでしょうか。

自信とは何か、メンタルとは何か考えなければいけません。頭の中、ボールの扱い、そして身体の扱いの全てが揃ったものが技術です。自分は強いと考えているだけで自信がつくものではありません。

─ここ数試合、前半の内容が悪くとも後半立て直すことができるようになりました。それはチームとしての成長とお考えでしょうか?

徐々にですが、そのようになっているとは思います。それでもまだまだ、自分たちでコントロールするだけの技術を身に付けなければいけませんし、そのために日々のトレーニングの中で確認し、確信へと変えていかないといけません。ボールを自分の思った通りに扱えるようになればいいのですが、相手にボールを奪われるのは、それを扱えていない時です。当たり前のことですが、その部分をもっと高めなければいけませんし、チームに完成はありません。

─ハーフタイムに監督の指示で立て直すことはできています。これを、選手自身が試合の中で自ら修正できるようになるには、まだ時間が必要だとお考えでしょうか?

難しいことではありません。自分たちの状況を自分たちで分かるようになるだけです。そのためには、うまくいかないという体験も含め全てが成功だと思っています。前半からしっかり戦えられればもちろん良いことですが、90分を完璧に戦うことは簡単ではありません。見ることも技術ですし、ボールを扱うこと、コントロールすることも技術です。言葉だけで前半は悪く後半は良いと捉えるのではなく、もっと深い部分で突き詰めなければ簡単には戦うことができません。その意味で、チームは自信と勇気を持って前へと進んでいます。

─田口選手が復帰しましたが、彼の評価をお聞かせください。

変わってきています。前を意識したプレーをしていますし、以前よりプレーの早い選手になっています。それでもまだチームへと戻ったばかりですし、これからも試合を続けながら伸びる選手だと思っています。選手にとって最も大切なことは、どう変化できるか、進化できるかということです。その意味で大きな特徴を持った選手だと思っています。

─楢崎選手が徳島戦当日、41歳になります。その楢崎選手の評価をお聞かせください。

一流選手ですし、何も言うことはありません。ただ、私が名古屋へ来てからでも多くのことを吸収してくれています。足元の技術も高まっていますし、体のコントロールも進化しています。一流の選手ですし、もっともっと進化し、そしてチームの中で象徴的な選手になってくれると思っています。

─玉田選手も37歳、ベテランといわれる年齢になりましたが?

期待していない選手はグランパスにはいませんし、もっと頑張ってくれると思っています。もちろん一流選手ですし、取り組み方にも変化が見られます。サッカー選手にとって最も難しいことは、変化をつけることです。長くプレーしていると、経験が支えとなってしまいます。その意味で楢崎、玉田の2人は変化を恐れず取り組んでくれています。ベテランになると、経験が全てだと考えてしまいがちです。そのことを間違えると、それ以外のことが衰えてしまいます。変化をつけ続けるためには、頭の中が若くなくてはいけません。寿人(佐藤選手)も含め、前へ進もうと挑む選手ですし、若い選手にとって手本になる素晴らしい選手たちだと思っています。

─3人のベテランに、杉本選手のような若い選手が加わることでチームの力も上がっていくのではないでしょうか?

年齢は関係なく、全員がピッチに立とうと闘っています。その中で油断すれば、すぐに代わりが待っています。徐々にではありますが、プロらしいチームになってきていると感じています。