明治安田生命J2リーグ 第5節 松本戦前々日 監督会見

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本日3月24日(金)、トヨタスポーツセンターでの非公開トレーニング終了後、風間八宏監督の記者会見を行いました。


風間八宏監督

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─今週、いろいろと新しいチャレンジをされた意図をお聞かせください。

一番の目的は、自分たちのもっとも良い状態を作り出すためです。選手の個性も徐々に出始めています。チームの段階としても、良くなってきています。パターン化するのではなく、毎回チームの状態は変わります。これまで試合に絡んでいない選手も良くなっていますし、それらの選手を含めた配置など、まだこれからも変化すると思っています。

─新しいポジションへチャレンジする選手もいるようですね?

ピッチに立てば選手は全員同じです。真ん中のポジションの選手が、サイドでプレーする時間もあります。個人戦術を煮詰めていくことが大切で、相手に合わせて選手を配置しているわけではありませんし、選手個々への負担はあまりないと思っています。

─対戦相手からの対策も強くなっていますね?

もちろん対策はされるとは思いますが、まず自分たちに、対策されるほどの原型はまだありません。自分たちのスタイルを作り上げている段階ですし、その目標に向け毎試合を戦うだけだと思っています。

─前節は前半と後半で全く違う内容となりました。これからチームスタイルが確立されることで、安定するとお考えでしょうか?

もちろんです。試合の中で良いこともあれば、悪いこともあります。知っていてできないのか、あるいは知らないのかという問題もあります。追求していくことで良い時間帯が増えることは確かです。個人戦術とは、考え方という意味ではありません。サッカーとは実技のスポーツですし、考えていても実践できる技術がなければ戦えません。砂漠や海に取り残されたらどう生き残るか、チームとはそのような人間の集まりですし、どこでも生き残る技術を身につける必要があります。

─松本山雅はJ1昇格を争う上でも大きなライバルになるクラブかと思います。何か特別な意識はされるのでしょうか?

相手に対し特別な意識はありません。自分たちがどう戦う力をつけるかで今後は変わってきます。もちろん現状で良いわけではありませんが、だからと言って相手に対し特別な対策をしてもチームは強くなりません。