明治安田生命J1リーグ2ndステージ 第4節・サガン鳥栖戦前日 監督会見
「明治安田生命J1リーグ2ndステージ 第4節・サガン鳥栖戦」を翌日に控えた7月16日(土)の午前練習後、トヨタスポーツセンター第1グラウンドで小倉隆史監督の記者会見が行われました。
─負傷者が増えつつあるため、メンバー構成が厳しくなってきましたが?
色々と試練を与えられていますね。
─ハ デソン選手をボランチに使うのも選択肢の一つだと思いますが?
今ある選択肢の中でやっていきたいと思います。
─加入当初、彼のポジションはトップ下が向いていると言われていましたが、前節ボランチをプレーさせてみて感触はいかがでしたか?
試合展開が試合展開だったのもありますが、中々良い課題が見えたと思います。
─ハ デソン選手をイ スンヒ選手と組ませることにより、コミュニケーションを含め、良い関係が築けそうに思われますが?
その可能性は十分にあると思います。
─そうなってくると、その2人を中心にして、明日の鳥栖だけではなく、どのチーム相手にもしっかり守れるかがポイントになってくると思いますが?
守備をしっかりとしないといけない状況で、もう一度改めて考えたいと思います。まず失点を減らすことが重要です。
─失点の理由は単純に集中力が原因なのでしょうか?
そこだけを原因と済ませたくはないです。色々な要因を整理しながら、選手にはやるべきことやってもらいたいです。今週の練習でお互いに確認はできたと思います。
─酒井選手は、ポジティブに状況を見られる選手という印象がありますが?
自分の意見を持っていてスピードもあり前節のようにカバーリングができることが彼の長所です。
─攻撃のラインを上げるにしても、酒井選手のようなスピードのある選手が後ろにいてくれると安心できると思いますが?
何にしてもカバーリングはスピードが大事になってきます。
─明日戦うことになる鳥栖は、2ndステージに入ってから2勝1分と調子が良くなってきているチームですが?
チームの狙いが形になってきたのではないかなと思います。元々、守備面はフィッカデンティ監督が徹底しているので、崩すのは容易ではないですね。
─鳥栖は豊田選手に加え、コンディションが高くなってきている鎌田選手がいますが?
鎌田選手はパスだけでなく、切り込むこともでき、視野も広い非常に良い選手です。だからこそ気を付けないといけません。彼に自由にプレーさせるわけにはいきません。
─相手の守備が堅い点に関しては、グランパスも戦術を考えて狙いどころを作っていくのでしょうか?
考え方として伝えることは伝えました。その中でどうプレーするかは選手達のアイデアやイマジネーション、アレンジになってきます。ただ鳥栖に対する基本の狙いは伝えてあります。
─相手が守備の形を固める前に、早く攻めきることも戦術の一つだと思いますが?
そうですね。早い攻撃が必要な時はやります。
─早い攻撃をタイミングよくコントロールする、スイッチを入れる選手が必要になってくると思いますが?
リーダーシップを取れる選手も必要ですし、全体でしっかりやってくことも欠かせません。
─スイッチやタイミングを一定の選手に伝えておくということはするのでしょうか?
そこは難しいところです。伝えるとしたら真ん中のポジションの選手ですね。
─明日の試合の重要性は選手達にどう伝えましたか?
思っていることを伝えました。これからの一試合一試合は死に物狂いです。そこからやっていかないといけません。
─戦う姿勢としては、監督自身がピッチサイドから選手達に鼓舞するようなことは必要だと思ったことはありますか?
効果があることを信じて、これまでも声をかけられるところではかけてきました。