明治安田生命Ｊ１リーグ１stステージ 第3節・川崎フロンターレ戦前日 監督会見

「明治安田生命Ｊ１リーグ１ｓｔステージ 第3節・川崎フロンターレ戦」を翌日に控えた3月11日（金）の午前練習後、トヨタスポーツセンター第1グラウンドで小倉隆史監督の記者会見が行われました。

---

─田口選手は今日の練習は途中参加でしたが、プレーは出来る状態でしょうか？

やれるとは思います。ただ大事を取って安静させていました。

　

─明神選手はサテライトリーグでも90分出場し調子を上げてきたように感じますが？

サテライトリーグでも最初は出遅れていましたが、段々と調子よくなってきました。

　

─川崎の攻撃に対しても期待されているとは思いますが？

明神のポジションだけではないと思います。全体でやらなければいけないことなので、そのなかで彼の経験が役に立つと思います。

　

─今シーズンの川崎の印象はいかがでしょうか？

Ｊリーグ随一のタレント揃いのチームで、得点力のあるチームです。その中で、守備への意識がこの2試合で強く感じました。人数をかけての攻から守への切り替え、高い位置で奪う意識を強く感じました。

　

─戦い方としては相手の攻守切り替え時の穴を突く感じになるのでしょうか？

もちろん隙はあるので切り替えのところでこちらが上回れるか、隙を突けるかだと思います。現状こちらの質が高くないので川崎ペースになることは間違いないと思います。

　

─田口選手が万全で使えないとなるとチームとしては攻守のスイッチ等少し欠ける部分があると思いますが？

泰士（田口選手）がいなくてもチーム全体で狙いは持っているので、そういう部分に関しては気にしていません。

　

─今週の練習を見ると矢田選手にコーナーキックを練習させていましたが？

状況に応じての対応をしてもらうためにトレーニングをしました。

　

─前節で松田選手の評価が上がったように思いますが？

途中から試合のリズムを変えたのは明らかに力（松田選手）だったので評価しています。積極的に取り組んでくれてチームにとってもプラスになってくれています。途中出場であれほどのパフォーマンスをしてくれると、チームの意識も高まるので良いことだと思います。

　

─縦への推進力の部分でも松田選手は重要になってくるのではないでしょうか？

力が出ることで運動量やモビリティーの部分で相手の守備に圧力をかけられるので、そういった部分で重要になってきます。

　

─今日は3月11日ですが小倉監督にとって3.11はどう感じますか？

僕は震災当時東京にいました。その時の地震はただ事ではないと感じました。サッカー界はアクションが早かったので何が出来るか考えたところ、出来ることはサッカーしかないと思いました。サッカー教室で各学校を回り、支援してきました。5年経ちましたが風化してはいけない事だと思います。クラブとしても出来る限り支援し続けようと思います。