練習試合:湘南戦後 小倉監督記者会見
沖縄キャンプ第4日:湘南戦後、黄金森公園陸上競技場にて小倉GM兼監督記者会見が行われました。
小倉隆史監督
─今シーズンのグランパス、そして小倉GM兼監督にとって初の実戦となった今日の試合を終えて、感想をお聞かせください。
1-2というスコアで敗れました。率直に悔しいです。選手にも勝ちにこだわって戦うことはトレーニング中から話しています。今日は今シーズン最初の練習試合となりましたが、負けたという結果は率直に悔しいです。
─今日のゲームの狙いは、どこにあったのでしょうか?
1月の始動から約3週間となるいまの時点で、どれくらいのことを表現してくれるのだろうか、チームとしての狙いをJリーグクラブ相手にどれくらい出せるのかということを試すことが目的でした。
─今日の試合で評価できる部分をお聞かせください。
湘南ベルマーレはハイプレスを仕掛ける特殊な相手です。その相手にどれくらい戦えるのかが課題でしたが、正直、プラン通りには戦えませんでした。特に前半は自分たちがやりたいサッカーをやらせてもらえませんでした。試合をやりこんでいる湘南と初戦となる名古屋という差があるとしても、その状況でどれくらい戦えるのかに注目していました。そして湘南はチョウ監督が早くから良いチームを作り上げているという印象を受けました。
─多くの課題が見られたということでしょうか?
監督としての経験の差ではないでしょうか。経験のあるチョウ監督と経験のない僕という部分だと思います。3週間で課題が増えているのは、僕からの落とし込みの量が少ないということですし、監督としての経験の差が大きく出ているのではないでしょうか。そのことについては、僕自身も反省しています。
─後半はベンチから立って指示を出しているように見えましたが?
前半は状況によって選手自身がどうアジャストするか見たいという考えもありました。監督が横から何かを言って対応するよりも、見たかったという考えでいました。それでもハーフタイムから後半に向けては、自分たちがやりたいサッカーを徹底させたかったため、多く指示を出しました。
─選手交代の順番や意図をお聞かせください。
チーム状況、選手個人のコンディションを踏まえての交代でした。それでも、どの選手がピッチに出ても勝ちにこだわって戦うことは変わりませんし、どの選手が出ても変わらない信頼を持っています。それでも後半は、ゴールが遠かったです。何度か良い形を作ってはいたのですが、最後の部分の精度が低く、ミスも多い試合でした。
─次の練習試合に向けた修正ポイントをお聞かせください。
現時点で考えている課題はありますが、このあと映像でもチェックし、細かい部分も分析し次回の鳥栖戦に向けた準備をしたいと思います。短い期間ですが、チームとしての課題を修正したいと思います。