【名古屋市×名古屋グランパス キャリア教育連携事業】和泉 竜司選手、ピサノ アレクサンドレ幸冬堀尾選手、徳元 悠平選手、加藤 玄選手、杉浦 駿吾選手 小学校訪問および特別授業実施レポート
名古屋グランパスは名古屋市が推進しているキャリア教育について名古屋市教育委員会との連携事業に取り組んでおります。
連携事業の一環として、名古屋市立小学校の3校(大磯小学校・長根台小学校・白水小学校)に選手が訪問し、子どもたちとの交流サッカーや、プロサッカー選手なるまでの自身の経験などを伝える特別授業を実施しました。
10月31日(金)名古屋市立長根台小学校
訪問選手:和泉 竜司選手・ピサノ アレクサンドレ幸冬堀尾選手
対 象:小学6年生(82名)

温かい拍手とともに会場の体育館に迎え入れられた和泉選手とピサノ選手。
自己紹介が終わると、はじめに子どもたちとの鳥かごによるパス回しを行いました。巧みなコントロールを見せる選手たちのプレーに、子どもたちからは歓声が上がりました。




次に、子どもたちからの質問に答えながら、選手たちが自身のキャリアを振り返りました。
和泉選手は、「サッカー選手になる夢をあきらめようと思ったことは?」という質問に対して、「あきらめようと思ったことは一度もない。何度も悔しい気持ちをしてきたが、悔しいと思うということは目標に対して本気ということ。」と答えました。
また、今後の目標について聞かれると、「グランパスでリーグ優勝すること。そして引退後はグランパスに関わる仕事をしたい。」と語りました。

ピサノ選手は今後の目標について、「日本代表に選ばれてワールドカップで優勝すること。引退後はキーパーコーチとしてグランパスに関わる仕事をしたい」と語りました。
また、「もしも一つ願いが叶うなら?」という質問に対して、「身長が3mくらいほしい」と答え子どもたちを笑わせていました。



10月31日(金)名古屋市立大磯小学校
訪問選手:徳元 悠平選手・加藤 玄選手
対 象:小学3年生~6年生(約150名)

会場の体育館に徳元選手と加藤選手が登場すると、子どもたちから大きな歓声が上がりました。
特別授業の最初は、徳元選手と加藤選手によるプロの強度のあるキックを披露しました。次に行われた4対4のドリブルゲームには両チームに徳元選手と加藤選手が入り、選手同士が競い合いを見せたりプロのスピードや巧みな技を披露し、会場は大いに盛り上がりました。


交流サッカーのあとは、徳元選手と加藤選手がそれぞれ自身のサッカー人生を振り返りながら、失敗や挫折を経験した時にどう克服してきたかを伝えました。
徳元選手は、「なかなか試合に出られない中、コーチから1ヶ月先のことを見据えて考えて行動したらどうか?というアドバイスをもらい、試合に出られるようになった。悔しがるのではなく、しっかり先を見据えて行動する事が大切。」と伝えました。
また、副キャプテンとしてチームをまとめるために大切にしていることを聞かれると、「グランパスという一つの船に乗っている。誰が欠けてもいけない。試合に出られない選手にも積極的に声掛けして、みんなで同じ方向に進むように心掛けている。」と語りました。

加藤選手は、「中学3年間が一番苦しかった。名古屋グランパスアカデミーに入れたが、明らかにレベルが違い、努力では埋まらないと思い落ち込んだ。ただ"サッカーが好き"という気持ちだけは失わずに続ける事ができ、プロになれた。継続することがとても大切。」と伝えました。


11月4日(火)名古屋市立白水小学校
訪問選手:杉浦 駿吾選手
対 象:小学4年生~6年生(約140名)

会場の体育館に杉浦選手が登場すると、子どもたちから大きな歓声が上がりました。
はじめに杉浦選手がシュートを披露し、迫力のプレーに子どもたちは大興奮。次に参加希望した子どもたち数名も杉浦選手からトスされるボールをシュートし、こちらも大盛り上がりでした。


次に、子どもたちからの質問に答えていきました。小学生時代を振り返り、「小学生の頃からグランパスのアカデミーに入っていたが、アカデミーの練習だけでは足りず、友達を呼んで公園でサッカーをしてからアカデミーの練習に向かっていた。」と話しました。
一番の挫折について聞かれると、「一番はU-17日本代表のメンバーに選ばれなかった時のこと。当時は周りと比べることばかり考えていたけど、自分に目を向けて、自分の良さや強みを伸ばす努力をするようになった。」と語りました。
また、「サッカー選手になるまでに家族に一番支えてもらった。みんなのお父さんやお母さんもみんなのことを大好きだと思うから、そのことに感謝してほしい。」と伝えました。



