三國 ケネディエブス選手スペシャルトークショー及びクラブグランパス来店イベントの模様
12月15日(日)、名古屋グランパスのサポートタウンのひとつである大須商店街において、毎年恒例の「大須年末セールイベント」が開催され、名古屋グランパスから三國ケネディエブス選手が出演、スペシャルトークショー・じゃんけん大会をおこないました。
年末の日曜、そして天候に恵まれたこともあってか、大須商店街は多くの買い物客の方々や外国人観光客で賑わいを見せ、真冬の冷たい寒さの中、年末の楽しいひと時を過ごす様子が見られました。
MCの方から三國選手の今シーズンの活躍、そしてルヴァンカップでの優勝が紹介されて会場が温まったところへ、三國選手がルヴァンカップを携えて登場。早くから「ふれあい広場」で待っていたグランパスファミリーの皆さんの大きな声援で一気に盛り上がったところからトークショーはスタートしました。
ー今シーズンが終了しましたが、シーズンを終えた今のお気持ちはいかがですか?
三國:そうですね、けがもなく最後まで試合に出場できたので、ホッとしています。
ー三國選手はグランパス加入1年目、そして加入したばかりのこのチームでディフェンスラインを統率するということになりましたが、入ったばかりのチームで他の選手とコミュニケーションをとるという難しさとかはなかったですか?
三國:割とキャラがキャラなんで(笑)、みんなとはすぐ打ち解けて、コミュニケーションの部分は問題なかったです。
ーどのチームに行ってもコミュニケーションはよく取れるとれるということですが、入団加入してから特にディフェンスの真ん中という重要なポジションでもあり、長谷川健太監督と色々話し合う機会は多かったですか?
三國:対面で1対1で話すってことはそんなに多くはなかったですが、ちょくちょくアドバイスをもらいながら1年間一年間やってきました。
ー今シーズンの試合の中で三國選手が個人的に印象に残っている試合というのはありますか?
三國:そうですね、リーグ戦で言ったら最終節の横浜F・マリノス戦ですけど、FWのアンデルソン ロペス選手に何も仕事させなかったっていうのは、自分が今年1年間の成長した姿を皆さんにお届けができたのかなって思ってます。
ー最終節に実感できたっていうのは大きいですね?
三國:今年一年間やってきたことっていうのをフルで出せたのでよかったです。
ーグランパスファミリーにとって、ルヴァンカップ優勝というのは本当に嬉しい結果でした。三國選手の活躍も光っていましたが、ご自身の感想はいかがですか?
三國:ルヴァンカップの初戦からチーム全員が出場して、若い選手や普段リーグで出場できない選手も出場しながら、全員の力で決勝まで進めましたし、決勝では延長戦まで色々ありましたが、全員の力で掴みとれた優勝だと思っているので、非常に良かったと思ってます。
ー満員6万2,517人の国立競技場でピッチに立った感想も教えてください。
三國:(青森山田高校での高校選手権)決勝戦は埼玉スタジアムでしたので、国立のピッチに入る前はすごい鳥肌も立ちましたし、観客席をぱっと見た時には、なんかもうすごい圧を感じましたが、逆にワクワク感っていうのもありました。
ーグランパスのファミリーの皆さんのスタジアムのコレオはご覧になれました?
三國:はい。ああいうの見ると鼓舞されますし、「今日は絶対勝ってやろう」、という闘争心が高まりました。
ー加入前はこの名古屋グランパスというチームにはどんなイメージを持ってましたか?
三國:そうですね、僕が小学校から知ってるチームなので、本当にビッグクラブだと思っていました。サポーターの数の多さだったり、その熱量っていうのが、すごいなと思いました。
ー名古屋グランパスに入って、サポーターの熱さを感じるとおっしゃってましたが、ホームスタジアムの豊田スタジアムでプレーをするというのはどんな気分ですか?
三國:サッカー専用スタジアムなのでサポーターとの距離も近いですし、声が本当に近くて、声量も大きいので、毎回ワクワクしてプレーしてます。
ー今シーズンをもって退団するゴールキーパーのランゲラック選手は2018シーズンから名古屋グランパスで柱となっていた選手ですが、ゴールキーパーとセンターバックなので非常に関係も深かったとは思うんですが、三國選手から見たランゲラック選手の姿というのは?
三國:本当に真摯な人で、仲間思いで、チームのためクラブのために何でもできるような人だと思います。
ーランデラック選手からもらった言葉とか印象に残っていることはありますか?
三國:「お前はトップの選手になるべき男だ」という感じのことは言われました。彼からそういうことを言われると、もっと頑張んなきゃなっていう風に思いました。
ー名古屋での生活を満喫しているようですが、オフの日は何をしていますか?
三國:子どもと遊んだり、水族館や動物園へ行ったり、友達とオンラインゲームしたりと色々です。
ー来シーズンも楽しみなんですが、今後ご自身で何か課題とかチャレンジしたいことはありますか?
三國:そうですね、守備だけじゃなくて、もっとチームの攻撃がスムーズになるようなビルドアップ能力っていうのを来シーズンはしっかりと身につけて、チームの得点機会を増やせればいいなって思ってます。
ー来シーズンの目標を教えてください。
三國:それはもうリーグ優勝っていうところを第一に掲げていきたいです。今シーズンはルヴァンカップは獲れましたけど、チームとしては順位が2桁順位だったので、来シーズンはしっかりとチームの競争っていうのを増やして、誰が出ても試合に勝てる、そういったチームがリーグ優勝にふさわしいと思っていますし結果も出ると思うので、チーム全員で今年以上に気合を入れてやっていきたいです。
充実した内容のトークの後は、三國選手のサイン入りユニフォームをかけたじゃんけん大会がおこなわれ、商品をゲットしたいサポーターたちと、まるで試合さながらの"熱い"闘いが見られました。
トークショーを終えると、オフィシャルショップ「クラブグランパス」へと移動。事前抽選に当選された幸運な40組の方々とのサイン・写真撮影会に参加しました。
サポーターの方々が持参した私物やユニフォーム、サイン色紙等に丁寧にサインを書き入れながら、「頑張ってください!」「来年も応援します!」と熱いメッセージをかけてもらう度たびに笑顔で応え、ルヴァンカップを手に満面の笑みを見せて撮影に臨んでいました。
この日のイベントに当選したサポーターの中に、ルヴァンカップの決勝戦で永井選手のエスコートキッズを務めたラッキーボーイが参加しており、国立競技場で大役を務めたことに対して感想を聞いたところ、「緊張していて、あんまりよく覚えていません。」と苦笑いしていましたが、三國選手との触れ合いができたことでようやく実感が湧いてきたようで、帰り際には納得の笑顔を見せてくれました。