長久手市立市が洞小学校全校集会に深堀隼平選手が参加
12月11日(月)、長久手市立市が洞小学校開校10周年記念イベント「市が洞のハローワーク」の一環として、名古屋グランパスの深堀隼平選手が母校・市が洞小学校(長久手市市が洞1-1203)の全校集会に参加しました。
小学校4年生からこの学校に通っていたという、地元出身の深堀選手。当時のことを思い出深く懐かしむ表情を見せながら、約1200名の母校の生徒の前で後輩達にサッカー選手の仕事ややりがい、夢の大切さ等"熱い"思いを語りました。
名前を紹介され、温かな拍手に包まれて壇上に登場した深堀選手。まずは巧みなリフティング技を披露して「おぉ〜、すご〜い!」と生徒たちを感心させると、次にマットに向けた強烈なシュートで、今度は生徒たちを大いに興奮させ、賑やかに盛り上がったところで、早速、質疑応答が始まりました。
ーサッカーを始めたきっかけを教えて下さい。
僕には2歳上の兄がいて、3歳の頃から、その兄とお父さんと一緒に公園に付いていってサッカーをしていました。
ーどこの公園でサッカーをしていたのですか?
この近くの蟹原公園です。(生徒から「え〜?本当に直ぐ近くだ」と驚きの声が挙がる。)
ーどこのチームに所属をしてサッカーを始めたのですか?
幼稚園の時はさつきFCで、名古屋グランパスのU-15の前はシルフィードFCというチームに所属していました。
ー一日にどれくらいの時間、練習をしていたのですか?
チームの練習がある時はグラウンドに行って2時間位やっていました。それ以外の時は、学校ではサッカーボールが使えなかったので、家に帰ってから、暗くなるまで友達とサッカーをしていました。
ープロのサッカー選手を目指そうと思ったのは、いつ頃からでしょうか?
"サッカー選手になりたい"というのは、幼稚園の卒園アルバムにも書いていた位で、サッカーを始めた頃からずっとなりたいと思っていました。
ーサッカーと勉強の両立は出来ていたと思いますか?
自分では出来ていたと思っています(笑)。すごく頭が良かった訳では無いですが、最低限のテスト勉強や普段の宿題などはしっかりやっていたと思います。
ーサッカー選手になって良かったことは何でしょうか?
プロのサッカー選手になると、中学や高校の時と違ってお客さんもすごく増えましたし、良いプレーをした時とかの歓声や拍手が貰えるので、その時はプロになって良かったなと思いましたし、もっと良いプレーをしたいなと思うようにもなりました。
ー憧れのサッカー選手は誰ですか?
小さい時からグランパスを応援してきていますが、今も活躍している玉田圭司選手はずっと見ていて、プレーを真似したりしていました。海外の選手だったら、レアル・マドリード(スペイン)のクリスティアーノ・ロナウド選手はずっと好きで、良く真似をしていました。
ー今後の目標を教えて下さい。
サッカー選手である以上、プロでいるだけでは無く、試合に出て点を取ることが最大の目標だと思っていますので、もっとグランパスの勝利に貢献できるよう、普段の練習から頑張ってやりたいです。
(※生徒からの質問コーナー)
ースポンサー契約とか付いていますか?
難しいですね。プロになれば個人でそういう話も来たりすると思いますが、まだ難しいです(笑)。
ーゴールは決めましたか?
プロになってからはまだ取っていないので、これから頑張って取りたいです。
ーポジションはどこですか?
基本的には左サイドが好きですが、右でも真ん中でもプレー出来ます。
ーリフティングは何回できますか?
最近は数えたことは無いですが、おなか空くまで無限に出来ると思います。ちなみに小学校の頃は5000回位出来ていたと思います。(生徒からざわめきの声が挙がる。)
ーライバルはいますか?
同じポジションの選手や、同じ年の選手は、やはりライバル視しています。
ーチームメイトとは仲が良いですか?
年上の人が多いですが、仲良くして貰っています。一番仲の良い選手は、年の近い杉森考起選手です。
ー最後に子供たちにメッセージをお願いします。
サッカー選手になりたい子は沢山いると思いますし、他の夢がある子もいると思いますが、ずっと目標を持ち続けて、それに向け、努力というより、純粋に楽しむことで上達してゆくと思いますので、毎日楽しみながら頑張って下さい。今日はありがとうございました。
実はこの学校の運動会で今も使われている「いっちー団結」というスローガンは、深堀選手が小学4年生の時に考案したもので、そのことが伝えられた時には、生徒たちだけで無く、先生方や見学に訪れていた家族の方々からも、賞賛の拍手が送られていました。
短い時間でしたが、自身の小学生時代を振り返りながら、優しい気持ちになって今シーズンを締め括ることが出来た深堀選手の来季の活躍を期待したいです。