イオンモール名古屋茶屋店「川又堅碁選手トークショー&サイン会」の模様
今回のトークショー&サイン会は、本年7月にトップパートナー契約を結んだイオンリテール株式会社とJリーグのコラボレーションにより実現、地域社会に貢献できるイベントの一環として実施されました。
前日にパロマ瑞穂スタジアムで行われたJ1リーグ2ndステージ第15節:アルビレックス新潟戦を4-2で逆転勝利を飾り、この日の主役の川又選手が見事なゴールを挙げたこともあって、会場となった1Fのガーデンコートには多くのファン・サポーターの方々が少しでも良い場所を確保しようと朝早くから詰めかけ、賑やかな雰囲気の中で開始を待ち侘びていました。
そして、大きな拍手に包まれた中で川又選手が登場、会場周辺に掲示されたファンクラブの告知ポスターに相応しい、"ギラギラ"とした表情を見せてステージへと登壇しました。
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こんにちは。沢山のサポーターが来てくれたみたいでありがとうございます。今日は宜しくお願いします。
-本日は宜しくお願いします。やはり生で見るとギラギラ感が違いますね。
ありがとうございます。
-新潟戦勝利おめでとうございます。永井選手のアシストから川又選手が逆転弾を決めましたが、どのような心境でしたか?
永井君から来るのは分かっていたので、そのままボールをシュートしました。日本代表でも一緒にやってましたし、彼とは相性が良いと思います。
-4点目についてですが、永井選手がキーパーと接触して蹴ったボールがそのままゴールに吸い込まれ、それを川又選手が追い掛けていましたが、あの時はどんな気持ちでしたか?
正直自分が決めたい気持ちはありました(笑)。ギリギリまで葛藤してましたね。あのままボールがゴールを外れそうだったら、間違いなく自分で決めました。そう言う意味では難しい気持ちで一杯でした。
-残り2試合ですが、今年のご自身のプレーを振り返って見ていかがですか?
波が多い一年でした。良い時悪い時の差が大きく、悔しい時期もありました。昨日も10試合ぶりの得点だったので、残り2試合も点を入れられるように頑張ります。
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(※楢崎選手、闘莉王選手、永井選手、西野監督、小倉GM補佐、ホジッチ日本代表監督の名前が書いてあるサイコロが用意され、出た目の人の話をして貰う形式で行われた。)
○一回目:闘莉王選手
本当にプロフェッショナルな方ですね。練習でもピッチに入った瞬間から試合中のような気持ちでいつも臨んでいます。普段は優しい方で良く話をします。練習中は厳しく、刺激をいつも貰っています。切り替えの早さは若い選手にはないので見習わないといけません。とても尊敬できる選手です。
○二回目:小倉GM補佐
名古屋に来て一年ちょっとなので、そこまで良くは知らないですが、『レフティーモンスター』の方と言う事は知っています。初めてあった時はとても若い雰囲気の印象でした。とても話しやすくて馴染みやすい人でした。
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-日本代表にも呼ばれた川又選手ですが代表ではいかがでしたか?
選手として良いきっかけが出来ましたし、日本代表に毎回呼ばれるような選手になりたいと思いました。
-いつもと環境が違うのも刺激になったんじゃないでしょうか?
野望を持った選手達が多く、みんなが何かを貫いた選手達ばかりでした。
-そう考えると、今年一年は充実した一年だったのではないでしょうか?
そんなことはないと思います。チームが上位で戦えるようにするのが一番であって、それが出来なかったことが悔しいです。
良い時悪い時の波があり、勝ちきれない試合もいくつかありました。残りの2試合は全勝するつもりでやりたいと思っています。あとは出来るだけ点を沢山決めたいです。
-名古屋に来て一年ちょっとですが、名古屋には慣れましたか?
まだ車のナビによる移動が多いですが、大分慣れましたね。
-どこか良く出掛けるところはありますか?
(サウナの)ウェルビーへは試合前には100%絶対に行ってます(笑)。リラックスしながら汗をかくことができるので「ロウリュ」が気に入ってます。
-普段の食事はどうしていますか?
外へ食べにも行きますし、一人でも作ります。
-最近は何を作りましたか?
シンプルなオムライスを作りました。実家でも良く料理していたので。
-10月14日に誕生日を迎え、26歳になりましたね。
(※ここで会場のサポーターから大きな声で「おめでと〜う!」のお祝いの言葉が川又選手へ贈られました。)
ありがとうございます。
-ますますギラギラするんじゃないですか?
10試合点を決めていないので、少しギラギラから遠ざかっていました。なので、昨日はゴールを決めることができて良かったです。決めていなかったら、今日は腹痛で休むつもりでした(笑)。
-周りからは誕生日を祝って貰えましたか?
多くのサポーターの方たちからメッセージやプレゼントを頂きました。
-26歳になって気持ちの変化はありましたか?
気持ちの変化はないですが、向上心は上がりました。日本代表も経験して、"もっと上手くなりたい"という気持ちが年々強くなっています。
-残り2試合となり、次の11月7日(土)のヴァンフォーレ甲府との試合は、ホーム・豊田スタジアムでの最終戦ですが、実際にスタジアムで応援して貰うというのはどのような感じですか?
テレビとは雰囲気も違いますし、やる方の僕らも大きな声での応援があるので気合いが入ります。
僕が小さい時には、実家の愛媛に天皇杯が来た時にしか応援に行けなかったので、今のように簡単に自分の家の近くのスタジアムへ応援に行けるこというのは羨ましいですね。良い体験も出来ますし、是非、スタジアムへ応援に来て欲しいです。
(※ここで会場のお客さんからの質問を漢字にして答える質問コーナー)
-日本代表に呼ばれ、本田圭佑選手等、海外で活躍している選手と一緒にプレーをしてどんな気持ちでしたか?
もっと上手くなりたいと思いましたね。良い『刺激』を貰いました。
-新潟戦で逆転弾を決めた時の気持ちを教えて下さい。
10試合振りにゴールを決め、それまで憂鬱な気持ちがありました。なので久し振りに決められてとても嬉しい気持ちの『歓喜』でしたね。また、新潟は名古屋に来る前に所属したクラブなので、"恩返し"という気持ちになりました。
-川又選手が一番大事にしている言葉は何ですか?
プロになった時に父から貰った言葉、『堅忍不抜』です。僕の名前の「堅」も入っていて、由来になっているかも知れません。何か習字の先生になったみたいですね(笑)。
-ここでトークショーは終わりになりますので、最後の挨拶をお願いします。
今日はお越し頂き、ありがとうございました。楽しくトークが出来ましたし、習字も楽しかったです(笑)。
残り2試合ではありますが、全勝して僕も沢山得点を決め、応援に来たサポーターの皆さんに良いプレゼントが出来るように頑張ります。
このようなイベント会場に来ると、皆さんから多くの力を貰うことが出来るので、努力して試合で恩返しが出来れば良いなと思います。これからもスタジアムに足を運んで下さい。応援宜しくお願いします。
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トークショー後、参加者の皆さんと司会進行役の横井さんとのジャンケン対決が行われ、見事勝ち残った方たちが川又選手とのサイン会に参加しました。川又選手は1人1人のリクエストに応えながら丁寧にサインを書き込んでいました。また、ラッキーな勝者の中には新潟から駆け付けたサポーターの姿もあり、懐かしい顔に川又選手も思わず喜びの表情を見せていました。
約200名のファン・サポーターの皆さんの熱い声援に包まれた中で行われたこの日のイベント。前日の新潟戦では逆転となるゴールを決め、チームも快勝したこともあって、川又選手はリラックスした表情を見せながら、最後迄気持ち良くこの日のトークショー&サイン会を楽しんでいました。