「モータースポーツフェスタ」トークイベントの模様

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9月19日(土)に明治安田生命J1リーグ第17節 名古屋グランパス vs ヴィッセル神戸戦にて、トークイベント「名古屋グランパス×TOYOTA GAZOO RACING×豊田市 Special Talk ~サッカー×モータースポーツで"クルマの街 豊田市"を盛り上げる」を開催しました。

トークイベントにはTOYOTA GAZOO RACING GRブランドマネジメント部部長の杉浦宏哉様、豊田市長の太田稔彦様、名古屋グランパス代表取締役社長の小西工己の3名が登壇。TOYOTA GAZOO RACINGのマスコットキャラクターのくま吉、グランパスくん、さらにMCにはスタジアムDJを務めるYO!YO!YOSUKEを迎え、"クルマの街 豊田市"を盛り上げるための今後の施策や思いを語りました。

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【小西工己(以下小西)】
皆さん、モータスポーツフェスタにお越しいただきましてありがとうございます。

【杉浦宏哉様(以下杉浦)】
まずは今年もお声掛けいただき、また我々の車両の展示をさせていただきありがとうございます。サッカーとモータスポーツはチームワークという点で、親和性の高いスポーツだと思っております。一緒に盛り上げさせていただけることをありがたく思います。

【YO!YO!YOSUKE】
このモータスポーツフェスタは今年で8年目なのですよね。

【杉浦】
はい。今年は後ろにあります、「GR YARIS」、その中でも「WRC YARIS」と言われているWRC(FIA世界ラリー選手権)参戦車、そしてWEC(FIA世界耐久選手権)第7戦 ル・マン24時間レースにも出ている「TS050」という車を展示させていただいております。ぜひご覧ください。

【YO!YO!YOSUKE】
一般の方々がこうやって間近でレースカーを見られることはなかなかないですよね?

【杉浦】
そうですね。年に何回か、レース会場などで展示があるのですが、今年は新型コロナウイルスの影響もあって、スタジアムでの展示のように実際に見てもらえる機会が特に少ないです。大変ありがたいです。皆さんにとっても貴重な機会となると思うので、ぜひ見てみてください。

【YO!YO!YOSUKE】
太田市長、今年は本来であれば豊田市でWRCが開催予定でしたね。

【太田稔彦様(以下太田)】
昨年のラグビーワールドカップに続いて今年はWRCと、2年連続で豊田市でのビッグイベントを、と思っていたのですけどね。皆さんも残念でしたでしょう。WRCには本当に期待していました。特に豊田市の中ではSSというスペシャルステージが3カ所も予定されていましたし、豊田市駅前にラリーカーが勢揃いするようなイベントも企画されていました。なくなったイベントを考えれば考えるほど、グランパスさんに頑張ってもらうしかないなと感じるのが今年の夏ですね。でも来年は必ずWRCが日本に来ると思いますし、豊田市としてもっと盛り上げる方向に持っていきたいと思うので、皆さんもぜひ応援をよろしくお願いします。

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【YO!YO!YOSUKE】
本日集まってくださったサッカーファンの中には、ラリーに詳しくない人もいるかと思います。杉浦部長、改めてラリーの魅力を教えていただけますでしょうか。

【杉浦】
ラリーはサーキットではなく世界中の公道を走るレースだというのが一番の特長です。普段は車が走っているところをレースの会場として使うんですよね。公道と言っても、舗装している道もあれば、砂利道もあり、雪道もあります。とても過酷な、いろいろな環境の中で走ります。車を開発していく上でも、またメンバーを鍛えていく上でも適したレースとなっています。また、お客さまにとっても目の前を車が走っていくことになるので、迫力を感じていただけるというのがWRC、ラリーの醍醐味だと思います。

【YO!YO!YOSUKE】
ありがとうございます。ラリーには色々な楽しみ方があるんですよね?

【杉浦】
豊田市でもやっていただいているのですが、「ラリーチャレンジ」というものがあります。初心者の方も含めて、一般の方々が参加できるエントリーレベルのラリーです。参加して楽しめるラリーですし、観ていただいても迫力が感じられ、楽しめるラリーですね。11月14日、15日に豊田市で開催していただけるので、気軽に参加、観戦していただけたらと思います。

【YO!YO!YOSUKE】
観戦を楽しむポイントはありますか?

【杉浦】
初心者の方でしたら、会場の中で人が集まっているところに行くのがいいと思います。人が集まっている場所は迫力のあるカーブなど、見どころとなる部分が多いです。なので、まだ良くわからないという方は人が集まっているところが見どころなのだと考えていただければと思います。そうすれば迫力のあるラリーが観られると思います。

【YO!YO!YOSUKE】
ありがとうございます。早く新型コロナウイルスが収束を迎えて、さまざまな人が自由に観て楽しめるようになってほしいですね。さて、モータスポーツフェスタは今回で8回目。小西社長、TOYOTA GAZOO Racingと名古屋グランパスでタッグを組んでいきたいことがあるのですよね?

【小西】
開発から生産準備、そして生産を経て今ここに車があります。そのあとはチームがこの車を操って、皆さんが「おっ」と驚くような運転をする。
そんなモータースポーツとサッカーでお互いにコラボした楽しい企画をやっていきたいと思います。

【YO!YO!YOSUKE】
小西社長は車がお好きなのですよね?

【小西】
大好きです。WECに出ている車を見ても、GTに出ている車を見ても、WRCを見ても、しゃべり出したらきりがないくらいです。サッカーもスポーツ。いろいろなコラボレーションをしていきたいですね。具体的には、選手にスポーツカーを運転してもらうのもいいかもしれません。

【YO!YO!YOSUKE】
車好きな選手がいますもんね。

【小西】
車好きな選手が多いですし、運動神経は僕らの比ではないですしね。ドライバーの皆さんにはリフティングをやっていただこうかな。

【YO!YO!YOSUKE】
それは難易度が高そうですね。

【小西】
そうですね。同じスポーツで、同じ豊田市にベースがある企業、チームとして、一緒にできることが多くあると思います。

【YO!YO!YOSUKE】
例えばコラボのグッズなどでしょうか?

【小西】
そうですね。コラボのグッズも虎視眈々と狙っていて、準備を進めているところです。「あっ」と驚くようなことを秋にやりたいなと思い、杉浦さんとお話をしています。

【杉浦】
小西社長がおっしゃったとおりで、サッカーファンの方にこういった機会で少しでもモータースポーツに興味を持っていただいて、「モータースポーツもおもしろいな」と思っていただけたらうれしいです。逆にモータースポーツファンの方が、グランパスとコラボすることで「サッカーって楽しいな」と広まっていったら、こんなに楽しいことはないですね。これで地元の方々の笑顔が増えていったら最高だと考えています。

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【YO!YO!YOSUKE】
こういった連携がより深まっていくと、両方とも好きになるということがありますからね。太田市長、このコラボレーションのお話をうかがってみて、いかがでしょうか?

【太田】
このブースを出展すると聞いた時は、「なにをするんだろう」と思いました。豊田市は車の街ですが、スポーツもものすごく盛んなんです。豊田スタジアムではサッカーのグランパス、ラグビーのトヨタ自動車ヴェルブリッツの試合が行われるほか、豊田市内では国際体操、卓球、ハンドボール、テニスなどいろいろな競技が1年をとおして行われています。今はそれぞれのスポーツが点で開催されていますので、もしも今回のコラボでおもしろいことができれば、豊田市はこれからいろいろな可能性が出てくるなと思っています。すごく期待値は高いです。ぜひ、よろしくお願いします。

【YO!YO!YOSUKE】
車の街であり、スポーツの街でもあるイメージがつくのではないでしょうか。コラボレーションを非常に楽しみにしています。ブースには多くの車がズラッと展示されていますし、ファミリーの皆さんの後ろにも車が展示されています。真ん中にある「GR YARIS」は実際にラリーで走られたものですか?

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【杉浦】
これはレプリカなんです。来年のラリージャパンではこの車の本物が大迫力で、大爆音を出しながら豊田市を走りますので、ぜひご期待いただければと思います。

【YO!YO!YOSUKE】
どういった特長があるのですか?

【杉浦】
世界一速いです。この土日はトルコでラリーが開催されているのですが、そこでも優勝を目指して頑張っています。無観客ではありますが、国の事情によっては開催できる状況なんです。

【YO!YO!YOSUKE】
市販型の「GR YARIS」は9月に発売されたばかりなのですよね。

【杉浦】
トヨタ自動車としては20年ぶりに作った本格4WDの車です。この開発は今までとは180度違います。普通の車は、車を作ってからレースに出るように改造していきます。しかし、この車はレースで勝つために作られたものです。この車を作っていくにあたって、プロのドライバーに入って評価していただきました。我々のボスでもあるモリゾウドライバーこと、豊田章男社長にも何時間も乗っていただき、評価していただき、作った車です。本当に気合を入れて開発された車です。生産工場は豊田市の元町工場にGRファクトリーというラインを作りまして、レースカーを1台1台作っています。今の時代とは違う、かっ飛んだ企画の車になっていますので、モリゾウの車好きがなければ、発売できなかった車ではないかなと思います。ぜひ、皆さんも販売店で乗ってみてください。乗っていただければ、「この車はめちゃくちゃおもしろい」と感じていただけると思います。よろしくお願いします。

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【YO!YO!YOSUKE】
小西社長、グランパスくんがなにかチャチャを入れていますね。

【小西】
グランパスくんはちゃんと言葉もわかるから、今の話を聞いて、自分の車と比べると......。今グランパスくんからぜひ、「GR YARIS」のグランパスくん仕様を開発してほしいという依頼を受けてしまいましたので、そのままお伝えします(笑)。

【杉浦】
検討させていただきます(笑)。ありがとうございます。

【小西】
ぜひご検討お願いします。

【YO!YO!YOSUKE】
グランパスくんは社長という盾を使って図々しいこといいますね(笑)。

【小西】
グランパスくんこれでいいよね。ご満悦ですね(笑)。

【YO!YO!YOSUKE】
くま吉もなにか言いたそうにしていますね。

【杉浦】
僕じゃなくてくま吉が言っているんですけど「小西社長、でも僕にもいいアイデアがある」と(笑)。「グランパスさんのユニフォームに『GR YARIS』と入れてもらえませんか?」と言っております。

【小西】
くま吉のロゴじゃなくて「GR YARIS」だよね? これはなかなか難易度が高いですけども、真剣に検討させてください。

【杉浦】
本当ですか?

【小西】
これは素晴らしいですよね。くま吉、いいアイデアをありがとう。

【YO!YO!YOSUKE】
お互いにかなりハードルが高い要望をした感じがしますけど、責任者のお2人が検討されるということで前向きに期待していきましょう。そろそろ締めの挨拶とさせていただきたいと思います。ご出席いただいたゲストの皆さんから一言ずついただいていきたいと思います。まずは小西社長お願いします。

【小西】
今日はお暑い中たくさんの方にお越しいただきありがとうございます。このあと神戸戦も控えております。こんなに素晴らしい「GR YARIS」をはじめとした車も応援してくださっています。モータースポーツとグランパス、サッカーのコラボレーションについてこれからいろいろな発信をしていきますので、皆さんもぜひご協力、ご支援お願いします。今日はありがとうございます。

【杉浦】
今日はこのような舞台にお呼びいただきましてありがとうございます。ぜひこの先、グランパスさん、豊田市さんとタッグを組んでモータースポーツを盛り上げて参りたいと思います。引き続き、WRC、WECの2大世界戦をご注目いただければと思いますので、ぜひ皆さんご注目ください。今日はありがとうございました。

【太田】
さっきのお2人の約束をしかと聞かせていただきました。どちらが約束を守るのか、守らないのか、楽しみにしましょう(笑)。豊田市のモータースポーツは3つあります。1つは稲武地区のシロキヤラリー。2つ目が先ほど紹介がありましたTOYOTA GAZOO Racingのラリーチャレンジ。そして3つ目が残念ながら今年は中止となり、でも来年こそはというWRC。この3つのモータースポーツで豊田市を盛り上げていきます。サッカー同様、応援よろしくお願いします。

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最後に全登壇者にチアグランパスの2名を加えて記念撮影を行い、本イベントは終了となりました。グランパスくんとくま吉の願いは叶うのか、今後の展開にご注目ください。