「名古屋グランパス 新エンブレム発表イベント」レポート

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12月10日(日)、Hisaya-odori Park内・中部電力 MIRAI TOWER 南側及びミズベヒロバにて2024シーズンより使用する名古屋グランパス 新エンブレムの発表イベントを開催しました。

12月とは思えない陽気と雲ひとつない青空のもと、多くのグランパスファミリーのみなさまにお集まりいただいた中でのイベントとなりました。発表会ではクラブを代表し代表取締役社長の小西工己がファミリーのみなさまへご挨拶、そして新エンブレムの発表とそのエンブレムに込めた想いをお伝えさせていただきました。

代表取締役社長 小西工己

みなさま、おはようございます。名古屋グランパスの小西でございます。本日は寒いなか、と原稿では考えていたのですが暖かいですね、そのようななか、沢山の方にお越しいただき誠にありがとうございます。また本日の様子はライブ配信もされていますので、そちらでご覧いただいているみなさまもお楽しみいただければと思います。そして今日の新エンブレム発表イベントを開催するにあたり、ご尽力いただきましたが本当に多くの関係者のみなさまに御礼申し上げます。

12月3日に長良川競技場にて開催した柏レイソル戦をもちまして、名古屋グランパスの2023シーズンが終了しました。今シーズンはリーグ、ルヴァンカップ、天皇杯それぞれのタイトルを目指しましたが、みなさまの期待にお応えすることができず悔しいシーズンとなりました。名古屋グランパスはこの悔しさを糧に来シーズンのタイトルを獲得できるよう、しっかりと準備を進めてまいりたいと思いますので、ご期待いただければと思います。

さて、本日は名古屋グランパスが2024シーズンから使用します新エンブレムを、ここHisaya-odori Parkにて発表させていただきます。発表の会場につきましては我々のホームタウン愛知、名古屋の中心部であり、このようなシンボルとなり多くの皆さまにご覧いただける、この場所としました。本当に晴れて良かったと思います。雨のバージョンも考えられていましたが、本当に良かったと思います。

今回エンブレムの制作にあたって、クラブとして新しいプロセスにチャレンジしました。それが「GRAMPUS SOCIO PROJECT」です。グランパスファミリーのみなさまとクラブの未来を創り上げたいという強い思いからこのプレジェクトを立ち上げ、老若男女、多様な方々にプロジェクトへご参画いただきました。そしてプロジェクトメンバーのみなさま、クリエイティブチームのみなさま、名古屋に縁のある有識者のみなさま、クラブスタッフらで半年間に渡って検討会を重ね、そして一番大事な選手たちの意見も募りながらプロジェクトを進めてまいりました。

そうした経緯を経てグランパスファミリーの想いを結集したエンブレムが完成し、今日こうしてみなさまへお披露目する日を迎えられたことを私自身、大変嬉しく思っています。それでは、名古屋グランパスの新しいエンブレムを発表させていただきます。ステージ上のビジョンにご注目ください。

みなさま方、いろいろなご想像をされていたかと思います。最近らしいシンプルなものかなとか、いろいろとSNSなどでも拝見しましたが、ありきたりでは面白くない、すぐに飽きるということで、噛めば噛むほど味が出るこのエンブレムの中身、コンセプトを申し上げたいと思います。

エンブレムですから、ぱっと見た感性で感じていただければ良いのですが、従来のエンブレムの特徴と伝統を受け継ぎ、今年9月に発表しました「Grampus Family Statement」を表現するデザインを細部に施しました。中央の新たなシャチのシンボルは「Never Give Up」勝利のために決して諦めないという気持ちを周囲へも波及させグランパスファミリーと共にどこまでも高く昇ってゆく、そのスピリットを表現しています。その形状は世界の頂点を目指し挑戦し続けるという強い意志を込めています。

シンボルを取り巻くこの盾はグランパスを象徴するロッソ・ジャッロ、赤と黄色のカラーバランスを継承しました。盾の上の部分は「Challenge for the Top」の意志を表現し、盾の下の部分はシャチの尾鰭をイメージし推進力を力強く生み出す、そういった印象を醸し出しています。フラッグデザインに施した渦状のデザインは「Open Mind」の精神を意味し、グランパスファミリーの輪の広がりを表現しています。

みなさまとともに創り上げてきましたこのエンブレムが、これまでのエンブレムと同じく愛され、誇りと感じていただけるようクラブとしてもともに成長して参りたいと思います。新しいエンブレムの下、グランパスファミリーみなさまのチカラを結集し、共に新しいクラブの歴史を創って参りましょう。今日はありがとうございます。

もう(新エンブレムの社章を)付けています、直前に付け替えました(笑)。

その後のステージでは、新エンブレムの制作に携わったGRAMPUS SOCIO PROJECTのみなさま、クリエイティブチームのみなさま、また今回の発表のために作られたスペシャルムービーのため楽曲を制作いただいた内田旭彦さん(Qaijff)、GRAMPUS SOCIO PROJECTにもご参加いただいた名古屋おもてなし武将隊・徳川家康公によるトークセッションを行いました。

新しいエンブレムが刻まれたウィンドブレーカーを纏った永井謙佑選手、森下龍矢選手もステージに登場し、新エンブレムの感想などを語りました。

イベントの最後には、正午を目前に快晴の太陽が広場を南からから明るく照らすなか、新エンブレムと中部電力MIRAI TOWERを背に記念撮影を行い、発表イベントは終了となりました。

なお、ミズベヒロバに設けた新エンブレムの装飾は、12/22(金)まで設置しています。イベントにご参加が難しかったファミリーの皆さまやお近くの方は、ぜひ現地まで足をお運びください。