名古屋トヨペット×mozo ワンダーシティ『チャリティーイベント』レポート

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11月10日(日)、mozo ワンダーシティ(名古屋市西区二方町40番地)1Fイーストコートにて「名古屋トヨペット×mozo ワンダーシティ チャリティートークイベント」が開催され深堀隼平選手、成瀬竣平選手が出演いたしました。

毎年、秋の恒例行事となった同イベントでは、グランパスのホームタウンイベントなどでおなじみの佐野俊輔氏(元名古屋おもてなし武将隊二代目 織田 信長)とのトークと、選手グッズによるチャリティーオークションが開催されました。

【深堀隼平選手(以下、深堀)】
こんにちは。背番号37番、深堀隼平です。今日は短い時間ですがよろしくお願いします。

【成瀬竣平選手(以下、成瀬)】
背番号33番、成瀬竣平です。短い時間ですが、よろしくお願いします。

─二人はまず、名前の読みが同じですね?

【深堀】
はい、残念ながら...。

【成瀬】
残念て言わないでくださいよ!

─同じ名前ですと、ピッチ上とかでまどろっこしいことはないのでしょうか?

【深堀】
たまにあります。あと、赤﨑「秀平」くんもいて、そこでもごちゃごちゃになったり。でも竣平は「成瀬」と呼ばれることが多いので、それほどではありません。

─それでも「シュンペイ」と声がかかると、ぴくっとしてしまうのではないでしょうか?

【深堀】
そうですね。「どっちだ?」とは思ってしまいます。

─今日はそんなシュンペイ選手二人を迎えてトークショーを開催させていただきます。まずは、先日の神戸戦を振り返りたいと思います。長いトンネルでしたが、神戸を3-0で下し、少し気持ちも楽になったのではないでしょうか?

【成瀬】
内容も素晴らしかったですし、自分たちはなかなか良い結果が出せず苦しい時期が長かったのですが、普段の練習から自分たちがやるべきことをやれば勝てると信じて取り組んできました。それが神戸戦では結果に繋がり、残り三試合に向けて気持ちの面でも上を向いていけるような内容でしたし、良い試合だったと思います。

─監督が代わって、プレースタイルも少し変わったように感じます。選手としては、大きく変わり大変だったのか、あるいはやること自体はあまり変わらないのでしょうか?

【成瀬】
監督が代わってやるサッカーは変わっているとは思いますが、選手がやることは変わらないので、それほど苦ではありませんでした。

─勝てない時期が続き、気持ちの面で落ちてしまうことはなかったのでしょうか?

【深堀】

試合に負けサポーターからブーイングを受けることもありますが、練習や選手間での雰囲気は良かったですし、自分たちがやれば試合には勝てると信じて取り組んでいました。雰囲気は良く保ってこられたと思います。

─サポーターからのブーイングで、一緒に闘っているんだという気持ちも感じたと思います。今回勝利し、次節まで二週間の間隔があります。勝って過ごすことで、この時間も違ったものになるのではないでしょうか?

【成瀬】
時間がある分、この前の試合でも良くなかった部分をしっかり修正できることと、良かった部分は続けて継続させる必要があると思います。

─それでは少し、プライベートの話を聞かせていただきたいと思います。聞くところによると成瀬選手、車のハリアーを最近買われたらしいですね?

【成瀬】
買いました!一台目の車でいきなりハリアーを買うなんて贅沢と言われるかもしれませんが。

【深堀】
いい選手...。

─購入してどのくらいになるのでしょうか?また、どこかにプライベートで出かけられたのでしょうか?

【成瀬】
まだ二ヶ月くらいです。遠出でいえば、静岡へ海鮮を食べに行きました。

─ドライブは好きなのでしょうか?

【成瀬】
免許をとったのもつい最近でして。

─免許とってすぐにハリアー!?

【深堀】
いい選手...。

【成瀬】
言いたいだけじゃないですか!

─深堀選手は今シーズン前半、ポルトガルでプレーをしてきました。半年ほどポルトガルで過ごし、何か変わったという感触はありますか?

【深堀】
ポルトガルにいた半年間は、本当にサッカーのことだけを考えて過ごしていましたし、サッカーに向き合う姿勢という面でも日本にいた時とは変わったと思います。コミュニケーションがうまく取れない、慣れない環境はこれまでなかなか体験できないことでしたし、そういう体験ができたことは自分にとって大きなものだったと思います。ずっとグランパスで育ってきたので、一度外の環境をみるということもしてみたかったので、ポルトガルへの移籍を決めました。

─言葉の壁が一番大きなストレスになるかと思いますが、どう対処されていたのでしょうか?

【深堀】
まず英語を勉強していて、英語を話せる選手とは英語で少し会話ができました。プレーしている最中はポルトガル語になるので、サッカーで使う簡単な単語をまず覚え、あとはジェスチャーなどでコミュニケーションを取っていました。

─ポルトガルから日本へと戻り、語学力もある程度付いたとは思います。グランパスにはポルトガル語を話すブラジル人選手も多く在籍しますが、その選手とは話せるようになったのでしょうか?

【深堀】
う〜ん、あんまりかな(笑)。もちろん行く前よりは話せるようになりましたし、サッカー中に言っていることの意味はわかるようにはなりました。

─サッカーのプレー中は外国人選手は母国語で話すことが多いのでしょうか?

【深堀】
基本、ポルトガル語が多いと思います。また、ポルトガル語ではありませんが、キーパーのランゲラック選手は簡単な日本語は覚えていて、ディフェンスラインの選手へ素早く指示をしなければいけないシーンでは日本語で指示を出しています。外国人選手が合わせてくれている部分もあり、助かります。

─成瀬選手は、海外へ行ってみたいという気持ちは?

【成瀬】

あります!海外のサッカーは好きですし、いつかは行ってみたいという気持ちがあります。ドイツのサッカーが好きで、昔から香川真司選手のファンでしたし、行けるならドルトムントへ行きたいです。

─海外生活を経験し、具体的にこれが一番日本とは違ったなということは何だったのでしょうか?

【深堀】
やはりフィジカルですね。みんな体が大きく、速く、強いので、そういうフィジカル面は日本人とは比べ物にならないなと感じました。当たると弾き飛ばされてしまうので、なるべく当たらないように。日本人の細かい技術は通用したので、できるだけ当たらないよう、フィジカルに技術で対抗するようなイメージでした。筋トレにも取り組んで体重を増やしたりしていました。

─成瀬選手も、海外での経験をした選手が近くにいることで、アドバイスを聞いたりしたのでしょうか?

【成瀬】
帰ってきた隼平くんをみて、まず体格が全然違うなというのを感じました。フィジカルを鍛えることが重要ですし、身近で言えば菅原由勢選手が自分と同期なのですが、オランダで頑張っていることは意識しつつ、連絡も取って刺激を受けています。

─チーム内で、この選手とよく時間を過ごす、仲のいい選手は誰なのでしょうか?

【深堀】
僕は先輩といることが多いのですが、年齢が近い選手だと杉森考起くんとは仲良くさせてもらって一緒にご飯に行ったりしています。もう少し年上の選手ですと、丸山選手とはすごく仲良くさせてもらいお世話になっています。

─丸山選手はチームキャプテンということもあり、多くの選手とコミュニケーションを取ることが多いと思います。その丸山選手から何か学ぶことはあるのでしょうか?

【深堀】
体のケアやサッカーに対する姿勢でも、若手が学ぶことが多いですし、プレー中も人一倍声を出してチームを盛り上げたり、プレー面で引っ張ったり、そういうのを身近で見ることで刺激になります。ポジションは違いますが、こういう選手になりたいなと毎日感じています。

─成瀬選手の交友関係が深い選手は?

【深堀】
オレとかやめてよ(笑)。

【成瀬】
隼平くんにもすごく仲良くさせてもらっていますが、僕は寮に住んでいるので、一番仲が良いと言えば藤井陽也選手になります。ジュニアユースの時からずっと一緒ですし、オフの日も基本、一緒にいます。寮で部屋にいて勉強をしたり、暇だと温泉へ出かけたり、一緒にいます。

─両選手はユースから育った「ザ・グランパス」というような選手ですが、今後、グランパスをこういうチームにしたいというような気持ちはあるのでしょうか?

【深堀】
僕はずっとグランパスを応援してきて、ジュニアユースから自分もグランパスというチームに入り、ユース、トップチームと昇格し、グランパス一筋でやってきました。これからは、丸山選手のような先頭に立ってチームを引っ張っていけるような選手に、名古屋でなりたいと思います。いまはまだできていませんが、いずれそういう選手になりたいです。

【成瀬】
自分も中学生からグランパスに入り、そのままトップ昇格をすることができました。今のところはチームに貢献できていませんので、まずは試合に出られるよう頑張り、いずれはグランパスを背負うような選手になりたいです。

─今日は会場にユニフォームを着た子どももたくさん来られています。来場者の中から何か質問はありますでしょうか?

Q:サッカーはいつから始めたのでしょうか?

【深堀】
僕は3歳の時からサッカーを始めました。自分ではサッカーをやっているつもりでしたが、親が言うには砂をいじりに公園に行き、そこにボールがあったという感じだったらしいです。

【成瀬】
小学3年生から始めました。それまで僕はラグビーをやっていたのですが、兄の友達が部活動でサッカーをやっていて、そこからサッカーになりました。

Q:どうやったらゴールをたくさん決められるようになりますか?

【深堀】
僕もまだプロになってからは3点くらいしか取ってないのですが、相手のディフェンスが嫌がることひたすら考えてプレーすることが大切です。あとは運も必要ですね。

約30分のトークショーに続き、選手グッズによるチャリティーオークションが開催されました。まずは、子ども向けの模擬オークションとして選手サイン入りの2020壁掛けカレンダーが出品されました。上限金額を500円とし、到達後は選手とのじゃんけんにより落札者が決まり、両選手から手渡し、ステージ上で記念撮影も行いました。

その後では成瀬選手がその場でサインを入れたユニフォーム、深堀選手は実際に使用したスパイクを出品し、その他にもジョー選手のスパイクや、ランゲラック選手のキーパーグローブなどレアアイテムが数多く出品され高額での落札が続きました。最終的な収益、225,500円全ては株式会社名古屋トヨペットから中日新聞社会事業団の年末助け合い運動および中部善意銀行へ全額寄託いたします。

最後は両選手から会場に来られたグランパスファミリーの皆さまへ挨拶を行い、全イベントを終了しました。

【成瀬】
自分のユニフォームが無事落札されて一安心です。今シーズンは残り三試合となりましたが、自分もチームの勝利に貢献できるようトレーニングから頑張り、試合に出られるよう頑張りたいと思います。

【深堀】
たくさんの方にお越しいただき、僕も楽しかったです。ありがとうございました。残り三試合、トレーニングから頑張ってまず試合に関わるということを目指したいと思います、残り三試合のうち二試合はホームの豊田スタジアムで闘うことができますし、多くのサポーターの皆さんに応援していただければと思います。よろしくお願いします!