名古屋トヨペット×mozo ワンダーシティ チャリティートークイベントの模様

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11月12日(日)、mozo ワンダーシティ(名古屋市西区二方町40番地)1Fイーストコートにて「名古屋トヨペット×mozo ワンダーシティ チャリティートークイベント」が開催され、和泉竜司選手、青木亮太選手が出演いたしました。

毎年、秋の恒例行事となった同イベントでは、グランパスのホームゲームでスタジアムDJを務めるYO!YO!YOSUKEさんとのトークショーと、選手愛用品によるチャリティーオークションが行われました。


─今日集まってくれた皆さんに、まず一言ずつ挨拶をお願いします。

【和泉竜司選手(以下、和泉)】
みなさんこんにちは。昨日は本当にたくさんの応援を受けながら、勝てなかったことは悔しいですが、あと3試合すべて勝ってJ1復帰を決められるよう僕たちもがんばりますので、ぜひこれからも応援をよろしくお願いします。

【青木亮太選手(以下、青木)】
みなさんこんにちは。昨日は不甲斐ない試合をしてしまって申し訳ない気持ちで一杯なのですが、今日は隣の和泉選手と衣装も合わせてきたので、楽しんで帰ってもらえたらと思います。よろしくお願いします。

─2人でトークショーに出演する機会はこれまであったのでしょうか?

【和泉】
去年、豊田市駅でのパブリックビューイングに出演して以来です。

─和泉選手は今シーズン途中から選手会長となりましたね?

【和泉】
そうですね。高校でもキャプテンをやっていたので、人前で話す回数は他の人よりは多いかなと思います。笑いは求められてきませんでした(笑)。

─選手会長とは実際に、どのような事をするのでしょうか?

【和泉】
まだ、選手会長らしいことはやっていませんが、年末に全チームの選手会長が集まっての総会があるので、それが一番大きな仕事かなと思っています。

─チームの選手会としてはどのような事を行なっているのでしょうか?

【和泉】
例えば、アウェイゲームへ行った時に、震災地での復興支援サッカー教室などを、以前の選手会長はやっていました。そういうイメージしかまだ個人的にはありません。あとは、指導訪問という日本プロサッカー選手会の活動もありますので、その準備で選手会の方々と連絡を取り合ったりはしています。

─その和泉選手会長を副会長として支えているのが、隣の青木選手ですね?

【青木】
支えているのかはわかりませんが、和泉選手一人では心細いのかなと思いますので、一緒に声をかけようと思っています。

【和泉】
もう一人、考起(杉森選手)も副会長にいます。決める時に、まず僕が会長になったことで、自分より年上の選手だと難しさもありますし、昨年からいる選手の方が良いということもあって、そうなると青木と杉森しか選択肢がありませんでした(笑)。

─今日はチャリティーイベントですが、過去に2人がチャリティーに関わったことはあるのでしょうか?

【和泉】
去年、仙台でのサッカー教室は選手全員で行いました。被災地も見て、実際に被災された地に行き、小学校なども見させていただきました。本当に行ってみないと、テレビなどで見ているものとは違うことを感じました。まだ完全に復興はしていませんので、いろんな人に、実際に感じに行ってもらいたいと思います。

【青木】
サッカー教室では現地の子どもが明るく、楽しくやれたなと思います。逆に元気をもらいましたし、サッカーをやっている時の子どもは無邪気で、楽しかったです。

─2人は年齢として2つ違い、和泉選手が先輩となりますが、青木選手から見て先輩のイメージは?

【青木】
高校で僕が1年生の時に3年生で、試合とかでプレーを見ていました。同じ千葉県で流通経済大学付属柏と市立船橋、ライバル校の出身ですし、同じチームへ入って壁ができるのじゃないか?と思っていました(笑)。実際はすごく仲良く、優しく接してもらい、食事に行ったり、面倒を見てくれる優しい先輩です。

─高校で2つ年上、しかもライバル高校のキャプテンとなれば、やはり存在は大きかったのではないでしょうか?

【青木】
めちゃくちゃ大きいですね。こっちが一方的に試合を見ていて「やばい先輩だ」というイメージを持っていました(笑)。グランパス加入後はしばらく寮で同じ時期もあり、仲良くしてくれました、よね?

【和泉】
そうですね、結構かわいがってる後輩だと思います(笑)。

─ライバル校の出身ということで意識はあるのでしょうか?

【和泉】
2つ下でしたし、僕が3年の時は亮太はまだ試合に出ていなかったので、そこまで知りませんでした。亮太が2年生、3年生になってからすごかったので名前は聞いていましたが、高校の時のイメージはありません。

─家や寮でどちらかの部屋へ行って語り合った、などのエピソードはないのでしょうか?

【和泉】
寮にいた時は、いつも勝手に青木が来るんですよ。練習終わって疲れて寮に帰って寝たい時でも、ベットに入って邪魔してくるんですよ(笑)。

【青木】
結構、邪魔しに行っていました。

【和泉】
いまでも時々、試合の前泊となるホテルで部屋に来るんですよ。嫌ではないけど、正直眠い時は・・・やっぱり嫌でした。

─その時はホテルの部屋で何をされているのでしょうか?

【青木】
携帯を触ったり、ついていたテレビを見たり。とりあえず部屋へ行って一旦からんでおこうという考えです。

【和泉】
内側から鍵をかけている時もあります(笑)。

─プライベートな時間はそれぞれ、何をしているのでしょうか?

【青木】
DAZNで日本や海外のサッカーを見ている時が多いですし、テレビでYouTubeを見られる機械を買ったので、それで海外のPVなどを見ています。

─プロの選手が海外などのサッカーを見る時、どのような部分に注目するのでしょうか?

【青木】
個で崩しにいくドリブルやポジショニングには注目しています。

─選手としてお互いに意識する部分はあるのでしょうか?

【和泉】
昨年から一緒でしたし、オフシーズンには青木と杉森とで自主トレを一緒にし、その時に3人でグランパスを勝たせられるよう頑張ろうという話をしていました。そういう意味では今シーズン、3人とも試合にある程度絡めていることが個人的に嬉しいですし、亮太はゴールも結構決めている。お互いに切磋琢磨できていると思います。

─和泉選手と青木選手、今シーズン一時期は同じ左サイドでプレーをされていましたが?

【青木】
やっている方も楽しさがありましたし、連動して2人で動けていました。和泉選手はボールを扱うのがうまいですし、動き出したところへパスを出してくれるので楽しくプレーできていました。今は対角線上でのプレーが多いですが、それでも和泉選手を見て長いパスを狙ったりしています。

【和泉】
亮太は良い場所を見ているので、僕個人だけを見ているわけではないと思いますが自分が良い位置にいればボールを出してくれると思います。そういう意味で亮太がボールを持った時には自分が高い位置に入るチャンスだということを感じて準備をいつもしています。

─青木選手が今シーズンここまで11ゴール、和泉選手としてはライバル視する部分はあるのでしょうか?

【和泉】
ライバル視よりは、頼もしい、仲間として頼りにしているという方が強いですね。個人的にはもう少しゴールを決めたいですし、もっと前でプレーしたいという思いもあります。

─昨年、J2への降格が決まった状況で2人はチームに残り、選手としていろんな思いを持ち、今シーズンに臨んだかと思います。ここまでのシーズンをどう感じているのでしょうか?

【和泉】
本当にたくさんの選手が入れ替わり、監督も変わったことで最初は不安もありました。それでも、風間監督になって自分たちがやるべきことを明確にしてくれました。最初はうまくいかない部分もありましたが、日に日に自分たちが力をつけていることを感じていますし、積み重ねてここまで来ることができました。そういう意味では充実した楽しい時間を過ごしていますし、個人的に充実したシーズンだと感じています。

─その中で、左サイドバックというこれまでに経験のないポジションでのプレーも続けていますね?

【和泉】
サイドバックは、最初は戸惑いというか、ディフェンスをやったことはなかったので嫌というわけではありませんが、もう少し前でプレーしたいという思いはありました。でも今は、左サイドバックでも楽しめています。チームとしてボールを大事にし、自分たちがボールを持てる時間が長いので、どのポジションで出ても楽しさはあります。サイドバックは前を向いた状態でボールを受けられるので、そこからドリブルやパスを選びやすいということも感じています。

─シャビエル選手が加入後、飛躍的に青木選手のゴールも増えましたが、青木選手から見てシャビエル選手の印象は?

【青木】
めちゃくちゃうまいですね。背は低いのですが、ボールを置く位置がすごくうまい、相手に届かない位置に必ずボールを置いています。体の強さもあるのでしょうが、常に自分には触ることができ、相手には触ることができない位置にボールを置いています。そのことで相手に後ろから来られてもボールをキープできるし、やはりすごいと思います。パスやキックの精度も高いですし、全てにおいて、すごくうまい選手です。

─実際に会話をして何かを盗んだりすることはあるのでしょうか?

【青木】
意外となく、見て盗むようにしています。コンビネーションに関しても、あまり話していませんし、その時のプレーの感覚でやっています。シャビエルがボールを持って前を向いた時に走り出せばボールが出て来るので、持った時はなるべくシャビエルの近くや連携を取りやすいポジションを取ろうと考えています。

─今回のチャリティーイベントは名古屋トヨペットさんが主催となります。2人とも車に乗ることはあると思いますが、ドライブでどこかへ行きたいという願いはありますか?

【和泉】
僕は北海道へ行きたいです。海鮮が好きなので、北海道に行って海鮮料理を食べて、あと夜景が綺麗な場所へ行きたいと思います。

─夜景が好きなら、都会な名古屋では癒しはどこに求めているのでしょうか?

【和泉】
癒しは、お風呂ですね(笑)。家でも入りますし、スーパー銭湯にもよく行きます。水風呂が家では用意できないので、交代浴で疲労回復するためによくウェルビーへも行きます。

【青木】
僕は沖縄で、レンタカーでドライブがしたいです。

─それでは最後に、今シーズン残りわずかとなりましたが、プレーオフを含めJ1昇格に向けた意気込みをお聞かせください。

【青木】
今シーズン残りリーグ戦1試合とプレーオフとなってしまいましたが、J1へ昇格できるよう、最後まで死に物狂いで闘いたいと思います。そのため、たくさんのサポーターの方にスタジアムへ来ていただき、一緒に闘ってもらいたいと思っています。選手、クラブに関わる全員でJ1昇格を決められるよう頑張ります。今日はたくさんの方に集まっていただき、ありがとうございました。

【和泉】
最後は全員で笑って終われるよう、残り3試合を全部勝って、笑ってJ1へと行けるよう、僕たちは死に物狂いで頑張ります。サポーターの皆さまには、ぜひ応援で僕たちの背中を後押ししていただきたいと思います。今日は短い時間でしたが、たくさんの方に集まっていただきありがとうございました。

約30分のトークショーに続き、選手愛用品によるチャリティーオークションが開催されました。まずは、子ども向けに上限金額を設け、到達後は選手とのじゃんけんにより落札者を決める模擬オークションが行われましたが、ここで青木選手がチョキを出すと、10人近く残っていた子ども全員が脱落しやり直しに。変幻自在のドリブルで相手ディフェンスを置き去りにし、スタジアムを驚かせる青木選手ですが、ここでも一瞬の出来事で会場を驚かせていました。

その後のオークションでは和泉、青木両選手はもちろん佐藤寿人キャプテンやシャビエル選手、田口選手らの直筆サインが入ったスパイクやユニフォームが続々と高額落札され、最終的な収益は37万1千5百円となりました。当オークションでの収益、および会場周辺でお寄せいただいた募金額全ては株式会社名古屋トヨペットから中日新聞社会事業団を通じ、東海地方の福祉事業に役立てられます。

皆さまのご協力、誠にありがとうございました。