10/14（金）：トレーニングレポート「秋季キャンプ6日目（最終日）」

キャンプ6日目（最終日）となる今日は、ここ数日の曇り空から打って変わり、暖かな日射しの下、J-STEPでの最後の練習がスタートしました。

ウォーミングアップとして約15分間のパス回しを行い、十分に体を温めると、その後は5対5のミニゲームへ。攻守の切り替え、ボールを持った際のシュートへの意識を目的としたミニゲームは給水を設けながら、およそ50分程度行われました。今回のキャンプで培われた攻守における戦術を、個々の選手が意識し、試みているようにも見られました。

ミニゲーム終了後は、全員でストレッチを行い、6日間に渡るJ-STEPでの秋季トレーニングも終了。トレーニング終了後、ボスコ監督の戦術を少しでも多く理解することに努めた選手たちの表情は大変晴れやかでした。

また、出発前の昼食時には、今日が誕生日の川又選手を全員でお祝いする一幕や、キャンプを全力で取り組んだ選手たちを労うボスコ監督の様子も見受けられました。その後、チームはJ-STEPの方々へお礼を伝えると、チームバスに乗り込み、J-STEPを後にし、残り3節となったリーグ戦を戦うため、愛知への帰路につきました。

今回の秋季キャンプでは、キャンプ地までお越しいただいたファン・サポーターの方々をはじめとして本当に多くの皆様からご声援いただきました。またJ-STEPのスタッフさんをはじめとして地元静岡の皆様にも多大なご支援いただき本当に感謝しております。多くの方々に支えられ、キャンプを終えた選手たちの表情からは、残りのリーグ戦への強い想いと迷いのない眼差しが見て取れました。

ファン・サポーター、そしてクラブ関係者の皆様には、常日頃から大きなお力を頂いておりますが、残り3試合も今までと変わらぬご支援、ご声援をよろしくお願いいたします。皆様の想いをチカラとさせていただき、Ｊ１残留という大きな目標を果たすために、残り3試合となったリーグ戦をただただ勝利するためだけに闘いたいと思います。

◇ボスコ監督コメント

「今回の秋季キャンプは、J-STEPという素晴らしい環境で行えたこともあり、内容に大変満足しています。選手は、リーグ戦も残り3試合というこの重要な時期をしっかりと理解してくれ、トレーニングに一生懸命とりくんでくれました。私の目標としていた攻守における戦術の理解度も、キャンプ前と比較すると大きく向上したように思います。来週末のジュビロ磐田戦に向けての残りの時間は、このキャンプで身につけたことをはじめとして、自分たちに出来ることを最大限に発揮するために費やしたいと思います。今のチーム状況は、私が監督に就任した時と比べると改善してはいますが、まだまだ難しいという点は変わりません。ただ、選手も自信を取り戻しつつあるので、私は勝利という結果へ結びつけるためにしっかりマネージメントしたいと思います。また、ファン・サポーターの皆さんやクラブに関わる全ての方々の熱い気持ちは十分に理解しているつもりです。皆さんの想いに応えるために全力を尽くすことを誓います。私にはそれしか出来ることがありません。」

◇田口 泰士選手（キャプテン）コメント

「秋季キャンプを通して、ボスコ監督の攻守両面における戦術をチーム全体で再確認し、共有することが出来ました。来週末にはリーグ戦が再開し、ジュビロ磐田との試合があるので、チーム一丸となることは勿論ですが、個人としては攻撃面で決定機を作り出し、チャンスがあれば自分でも積極的にゴールを狙っていきたいと思います。どんなときでも僕たちを応援し、後押ししてくれるファン・サポーターの皆さんには本当に感謝しています。その想いに結果で応えたいと思うし、笑顔で喜び合える時間を少しでも多く出来るよう頑張りますので、最後まで僕たちと一緒に闘いましょう！よろしくお願いします！」

◇楢崎 正剛手（副キャプテン）コメント

「この6日間のトレーニングを行ったことで、自分も含めて選手一人ひとりが戦術部分の細かい点まで落としこめたと思います。ジュビロ磐田戦をはじめとして残りの試合では、今回のキャンプで培ったことをしっかりと発揮できれば自分たちの目標とする結果を手にすることができると思います。ただ、ピッチで闘う一人ひとりが全力を尽くしたとしても、危険というものはゼロにはならないので、自分は名古屋グランパスのGKとして、そういった部分をカバーしたいと思います。僕に出来ることは多くありませんが、出来ることを全力で行うことでチームの勝利に貢献できると信じています。また、いつも僕の背中越しに選手と一緒に闘ってくれているファン・サポーターの皆さんには本当に感謝しています。リーグ戦も終盤となり、クラブが危機に直面している中、いつもチカラを頂いています。残り3試合を勝利するために変わらぬご声援をよろしくお願いします。」