10/7(金):トレーニングレポート

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本日の16時、トヨタスポーツセンター第2グラウンドにて、10/22(土)ジュビロ磐田戦へ向け、トレーニングを再開させました。なお、本日より扇原選手が合流、全33選手がピッチに勢揃いしました。

先日の福岡戦でハットトリックを決めた永井謙佑選手が、田鍋陵太選手・青木亮太選手と共にグラウンドに一番乗り。3選手でボールを蹴っていたところ、あとから来た選手達が続々と加わり、選手たちもこの日を待ち望んでいたことが垣間見られました。

体幹トレーニングや筋力トレーニング、パス回しやジョギングなど、基本的なメニューが中心となったトレーニング後には、ジュロヴスキー監督による会見が行われました。

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─5日間のオフ明けとなりました。選手たちの表情を含め雰囲気はどのように捉えられているのでしょうか?

しっかりと休めたのではないでしょうか。家族と過ごした選手もいたでしょうし、5日間、サッカーを忘れリラックスできたのではないでしょうか。 ただ、ここからの残り3試合が重要です。明後日からはキャンプを行いますが、そこではまず守備の原則を繰り返し確認したいと考えています。細かい部分でのチェックが必要ですが、それでも守備面は良くなっていると感じています。また、攻撃面でも改善すべき部分があります。この前の福岡戦では5ゴールを決めることができ、またポゼッションはある程度は高められましたが、効果的な攻撃ではなかったと考えています。

─キャンプでは新しいことに取り組むのではなく、これまでの継続ということを考えられているのでしょうか?

これからの試合で、例えば最後の15分でシステムを含めた戦い方を変更することを想定すれば、そのトレーニングを行う必要はあります。試合の中での状況でいろいろなことが起こりうるものですが、そのためにトレーニングでも3バックのシステムなどにも取り組む必要があります。試合の中で突然3-5-2というシステムへ変更しても、選手が戸惑ってしまう場合もあります。トレーニングからそういった内容に取り組む必要があると考えています。キャンプでは、最初の数日は守備面での強化を考えています。キャンプ中、全部で8回のトレーニングプログラムを予定していますが、最初の4回のプログラムでは守備を、その後は攻撃の強化と考えています。

─リーグ戦再開までに、新しい選手の起用なども考えているのでしょうか?

キャンプのトレーニングでも全員を見ますが、今は結果が出ていますので、大きな変化はないと考えています。その中から1人、2人と入れ替わりはあるかもしれませんが、重要なのは私がチームに求めることを理解してくれているかです。

─久しぶりに、けがなどの離脱者もなく所属選手全員がそろっている状況ですね?

それは監督として喜ばしいことです。けが人がいないということは、トレーニングの内容が理にかなっているということにもなります。「トレーニングの強度を上げ、そのリカバリーを繰り返す」、それを考え続けていますが、けが人がいないという状況は本当に喜ばしい事実です。 例えば、高橋諒にも出場のチャンスがあります。今シーズン、スタメンで出場した試合もありますし、このまえけがから戻りました。この前の福岡戦でも終盤に出場しましたが、これからしっかりとプレーを見たいと思います。 あくまで高橋の名前を出したのは例えでして、その他のポジションでも、複数の選手に出場のチャンスがあります。

─福岡戦での5ゴール、監督として理想の形のゴールはあったのでしょうか?

どのゴールが理想かは決められません。永井の2点目、自身で持ち込んでのゴールも良かったですし、磯村が持ち込んでから永井が左足で決めた3点目も良かったです。

そして1点目、小川との良いコンビネーションから生まれたハ デソンのゴールも良かったです。最初のゴールは確か、闘莉王のプレーからスタートとなりました。闘莉王がボールを奪ってから前へと良いボールをつないだ。それは彼の経験が出たプレーで、正に闘莉王がチームを落ち着かせる、自信を持たせるプレーでした。自陣でボールを奪って簡単にクリアするのではなく、そこからボールをしっかりと前へつなぎました。とても重要なプレーでしたし、闘莉王という選手の特徴が出たプレーでした。