2016沖縄トレーニングキャンプ:第5日(午前)

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朝方までの雨も上がり、陽射しの戻った黄金森陸上競技場。定刻の10時より5分早く、小倉GM兼監督の掛け声でキャンプ5日目、午前トレーニングが開始された。


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まずは全員でコート内をゆっくりとジョギング、所々で立ち止まり菊池コーチの指示でストレッチを行い体をほぐすと、ピッチ北側ゴール前へと移動、20m程度の狭い空間で2組に分かれパス回しが行われた。

約15分のウォーミングアップを終えると、前日の練習試合にスターティングメンバーとして長時間出場した選手とそれ以外の選手で組を分け、スタメン組はリカバリーのための軽い運動となるサッカーテニスが行われた。ファンも見学可能なサイドスタンドの目の前で行われたため、ギャラリーも集まり間近での選手たちの珍しい姿を写真に収めていた。

ピッチ南側のハーフコートでは途中出場となった選手、出場機会のなかった選手が広いスペースを使いパスゲームが行われ、ワンタッチで回すパスに監督から「パススピード、コントロール」と目指すスタイルに必須となるパス技術として高いものが求められていた。また、今キャンプここまで別メニュー調整が続いた明神、グスタボの2人も部分合流し、久しぶりにボールを使うトレーニングに笑顔も見えていた。

その脇のゴール前では、ゴールキーパー4人によるトレーニング。2本のポール間をサイドステップでスラローム、間髪入れずジェルソンコーチが打ち込む強いシュートに反応するトレーニングで、この日も4人の体を追い込むような、非常にハードなトレーニングが続けられていた。

リカバリー組はここでトレーニング終了、その他の選手は水分補給を行い北側のコートへと再度移りゴール前20m程度のスペースで2対2による攻守のトレーニングが行われた。体と、そして考える頭を止めないよう監督からは常に「連続!連続!」と煽るような声がかけられ、またボールに対する反応が遅れた選手に対しては名指しで檄が飛ばされいた。

開始から1時間、ここで再度水分補給のための小休憩を挟むと、この日最後となるトーレニングはハーフコートを使いフィールドプレーヤー7対7でのミニゲームが行われた。この時間になって日差しも強まり、リカバリーを終えた選手たちも見学する和やかの雰囲気に見えたが、コート内では川又、安田など負けん気の特に強い選手たちがヒートアップ、球際にも厳しいハイテンポなゲームが展開されていた。

ミニゲームを5分×3本行いトレーニングは全て終了。グラウンドをジョギングで軽く流し入念なストレッチを終え選手は宿舎へと戻った。