2016沖縄トレーニングキャンプ:第1日(午後)
沖縄としては肌寒い2月3日(水)。昨年に続き南風原町黄金森陸上競技場でグランパスの春季二次キャンプが開始となった。
競技場ではまず、昨年グランパスのホーム・パロマ瑞穂スタジアムまでグランパスの応援にも駆けつけていただいた城間南風原町長をはじめとした関係者のみなさまから歓迎セレモニーが開催された。
その後、ピッチへと選手スタッフが全員集合、小倉監督から今キャンプでの取り組みが伝えられ全員がピッチ内にて散らばり、沖縄キャンプ初日のトレーニングが開始された。
タイでのキャンプから帰国後、1日のオフをはさみ再び空路で沖縄入り。その移動疲れもたまっている選手たちの体を考慮し、菊池フィジカルコーチの指導により体をほぐすためのウォーミングアップが行われた。
ここでは筋肉に急激な負荷をかけるスプリントよりも、前後、両サイドでのブリッジ運動などじっくりと筋肉に負荷をかけ、移動と予想外の寒さに硬くなっていた体が徐々に温められたようだ。
ウォーミングアップの最後は3グループに分かれタッチライン際で2人の鬼に対しボールを回す、鳥かご形式のボール回しで汗を流し、その後短い水分補給のための休憩が取られた。
ウォーミングアップに続き、選手をハーフコート内3方向に分けパス回しによるトレーニングが開始された。最初は対面で20m程度の距離からのパス交換と短いダッシュ、そこから徐々に空間を広げ大きなサイドチェンジのようなボールも加えたパス回しが展開されたが、小倉監督、ステンリーコーチから共に「スピード!スピード!」と声を掛けられ続けていた。
パス回し後は再度水分補給のための短い休憩をはさみ、ビブスに色分けされた5人対5人によるボゼッションゲームが行われた。ここでも小倉監督から「攻守に切り替え、遅い!」と火をつけるような声が出されると選手たちも一気にヒートアップ。タイでの一次キャンプを順調にこなしたとはいえ、沖縄までの移動初日とは思えないような球際の激しいポゼッションゲームが展開されていた。
午後4時30分、ポゼッションゲームを5本終えたところで全体トレーニングは終了。全員でグラウンド周りをジョギングで流し入念なストレッチ、キャンプ初日は体の調整とコンディションを確認するプログラムとなった。