「2016タイトレーニングキャンプ」:第5日(午前)

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雲ひとつ無い、抜ける様な青空の広がるタイ・チェンマイ。キャンプも練習5日目に入り、例年であれば選手達に疲れが溜まってくる頃だが、前日の午後が休息だったこともあってか、穏やかな表情からは十分に疲労が取れたことが伺えた。


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この日のトレーニングはタイに来て初めての紅白戦が予定されているため、小倉GM兼監督は最初のミーティング時からホワイトボードを使い、両チームのメンバーを伝えてから、選手たちをウォーミングアップへと向かわせた。

ピッチの中央でゆっくりとしたペースでストレッチを行って体をほぐした後は、2グループに分かれてボールを回しながら、この後のゲームに向けてコンディションを上げていった。

約20分程で準備を整えると、午前10時、小倉GM兼監督の笛で、40分×2本の紅白戦がスタート。

開始直後の前半3分に白チームのシモビッチ選手が先制ゴールを決めると、その後の27分、杉森選手がスピードに乗ったドリブルで左から切り込んでシュートを放つ。これはGKに弾かれたものの、中央に詰めた森選手が落ち着いて右足で沈めて2-0とし、白チームがリードを拡げた。

ゲーム中は、中途半端なプレーや単純なミスを犯すと、すかさず小倉GM兼監督から厳しい声が挙がり、緊張感が高まる中で展開していった。前半終了間際に赤チームが永井選手のゴールで1点差に詰め寄り2-1で後半へ。すると、赤チームが巻き返しを図り、後半23分にまたもや永井選手のゴールで同点とする。

その後は、赤チームの田口選手と白チームの安田選手が互いに1点づつ追加して3-3で終了となったが、小倉GM兼監督がPKでの決着を提案し、最終的には白チーム6人目の矢田選手が落ち着いて決めて、3-3(PK:5-4)で紅白戦の勝敗が決した。