2016年 チーム始動日の模様
1月14日(木)、2016シーズンの名古屋グランパスがチームとして始動しました。
グランパスのトレーニング施設、クラブハウスのあるトヨタスポーツセンターに選手、スタッフ全員が集まり、午前9時過ぎより同施設内会議室でミーティングが行われました。
熱いミーティングが行われたたため予定より30分遅れ、クラブハウスが隣接する第1グラウンドにて小倉新監督による初日のトレーニングが開始されました。
多くのメディア関係者が待ち受けるなか、午前11時から開始されたトレーニングでは、オフ明けの選手達のコンディション確認も兼ね、ストレッチや細かな筋力トレーニングを挟みながら、グラウンド周りでしっかりとした走り込みが行われていました。
その後は小倉監督も途中参加しながらボール回し、さらにゴール間を60m程度に限定したコートでミニゲームも行われました。
約90分の初日のトレーニング終了後は小倉監督を囲んでの共同記者会見が行われました。
小倉隆史監督
─監督として初日を終えた、今の感想をお聞かせください。
いよいよかという思いもありますし、あっという間だったという思いもあります。フレッシュなメンバーも多いですし、良い緊張感を持ちながら、僕自身もフレッシュな気持ちでした。
─途中、ボール回しに参加する場面も見られましたが、それも小倉流なのでしょうか?
あの場面は、人数が足りませんでしたし、コーチングは島岡コーチに任せていたので臨機応変に参加しました。他の選手も見たかったですし、今年からはアカデミーのコーチにもトップチームへ頻繁に参加してもらいます。ですので、状況によって臨機応変な形を考えています。
─初日から90分、しっかりと動き、ゲーム形式のトレーニングも行われていましたが?
各パートで力が入り時間が延びた部分もありましたが、大体は90分くらいでのトレーニングを考えています。他のスタッフからゲームの感じを見たいという話もありましたし、まだ体力的に厳しい選手も何人かいたようですがミニゲームを行いました。
─練習前のミーティングでは、どのような話をされたのでしょうか?
新しいチャレンジになるということは、メンバーを見てもわかると思います。今日はクラブのフロントの方々も参加し、選手の前で話をしてもらいました。2016年はグランパスとして新しいチャレンジの年になると、改めて選手へと伝えました。変化を恐れず、変わることに対してポジティブに向き合ってほしいという話もしました。
─開幕まで約40日。このあとタイ、沖縄でのキャンプを重ねますが、まずタイでの第1次キャンプまでの時間で何を取り組もうとお考えでしょうか?
ベース作りを含め基礎的な部分を考えています。それはキャンプ期間でも考えていますし、戦術的な落とし込みはもう少し先になると思います。それでも徐々に、そのエッセンスを交え、方向性を加味したうえで技術面、戦術面を高めたいと考えています。
─今日は、始動日としては記憶にないくらい大勢のメディアも取材に来ていますが?
期待は大いにしてもらい、それを全て僕に投げかけてもらえればと思います。その期待に押しつぶされないよう、そのプレッシャーを自分にとって良いプレッシャーと変えられるようにしなければいけません。今日は多くの方々に集まっていただきましたが、これからの僕のチームマネージメント次第です。これからもしっかりと取材、応援してもらい温かく、そして時には厳しくグランパスを見ていただければと思っています。
─すでに何度も聞かれているかと思いますが、小倉監督として、どのようなサッカーを見せたいとお考えでしょうか?
それは明日の新体制発表会でしっかりと話をしたいと思っていますが、優勝という目標を持って戦う中で、何かが変わったと感じてもらえるようなサッカーを見せたいと思います。言葉でいうのは簡単ですが、ピッチで表すのは簡単ではありません。それをしっかりと理解し、グランパスがそう見せられるよう準備をしたいと思います。
─サポーターからの期待も大きいと思いますが?
そうですね、裏切らないように頑張ります。
─最後に、キャプテンはどの選手とお考えでしょうか?
今年はメンバーも大幅に変わりましたし、徐々に決めたいと思っています。遅くとも沖縄でのキャンプを終えるまでには決めたいと思っていますが、急いではいません。今日のようなミニゲームをすれば、そこでリーダーシップを見せてくれている選手もいますし、これを続けていけばと考えています。キャプテンの決定は、もう少し楽しみにしていてください。