飛騨市古川キャンプレポート:1日目(午後)

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1stステージ終了と翌日のファン感謝デーから2日間のオフを挟み、7月1日(水)より岐阜県飛騨市古川にあるふれあい広場にて、グランパスのトレーニングキャンプが開始されました。
ここでは、通常グランパス公式モバイルサイト「Gramoba」にて連日更新している練習場レポートを、飛騨市古川キャンプレポートとして毎日お伝えします。


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キャンプレポート:1日目(午後)

古川キャンプ初日となるこの日。
歓迎セレモニーが行われた昼頃には空からシトシトと雨が降っていたが、徐々に雨脚は弱まり、午後のトレーニングが行われる頃には、曇っていたものの程良く涼しい、文句なしコンディションとなった。ふれあい広場に少し早めに姿を現した選手達は、早速、新しい芝生の状態を確かめるかのようにチームメイトとボールを蹴り合って、リラックスした笑顔を見せていた。

予定時刻の16時を回ると、西野監督によるキャンプ初日のミーティングが行われる。1stステージの総括と2ndステージに向けた意気込み、このキャンプの位置づけを選手達に向けて穏やかな口調で語っていた。

ミーティングを切り上げたところで、トレーニングがスタートされる。早速軽いジョギングからウォーミングアップに取りかかる。水を含んだ芝生の上をゆったりと駆けて、気持ちと体をトレーニングのモードへと切り替えていく。全身から汗が滲み出てきたところで、ストレッチと体幹トレーニングを実施。移動の疲れも考慮して、ゆっくりと入念にコンディションを整えていく。

全身が十分に解れたところで、フィジカルトレーニングを行う。直線上に配置されたポールやミニハードル、コーンを使った各種メニューをローテーションで取り組んでいく。豊富な運動量に加え、各々自身のアジリティに磨きをかけていく。

こまめに水分を摂りながら、トレーニングは続行。フィジカルトレーニングをひとしきり行った後は、ピッチ端にてボールを使ったメニューへと遷移。少し狭めのスペースの中、ドリブルで障害物を軽快にかわしていく。一連の流れのフィニッシュには、強めのグラウンダーのパスを入れていた。

逐一、水分補給を行って小休止。その間、別メニューに取り組んでいたGK陣が合流したところで、ミニゲームをスタート。コートからは選手達の楽しげな笑い声が挙がり、トレーニング初日の仕上げのメニューということもあって、普段以上にリラックスした雰囲気の中ミニゲームは行われた。ここではGK陣もフィールドプレーヤーとしてメニューに参加。持ち前の身体能力でネットを揺らすシーンも見られ、特に選手会長の西村はアクティブなヘディングからハットトリックを達成していた。

最後に闘莉王がゴールを決めたところで、ミニゲームは終了。選手達は仕上げに軽くストレッチを施すと、足早にピッチ上を後にした。

練習後監督記者位会見

150701-pm-nis1.jpg─短い期間でのキャンプとなりますが、どのようなテーマを持っているのでしょうか?

オフ明け、2ndステージまで10日という状況でのキャンプとなります。強化というよりは、チームコンディションを整えることが今の状況です。ケガ人も増えていますし、全体的なコンディショニングを整え2ndステージへ向かう必要があります。

─練習前に選手にはどのような言葉をかけたのでしょうか?

わずかの期間のキャンプですが環境は素晴らしいですし、集中してトレーニングができます。時間と施設を上手く使いながら個々のコンディションをしっかりと上げることができると思います。戦術的なトレーニングでやれる部分は今は限られています。代表で抜けている小屋松やリハビリ組も少し揃ってから戦術的な部分に入りたいと思っていますし、それまではフィジカル面での強化になると思います。

─1stステージはシステムが何度か変わりましたが、2ndステージに向けて構想はあるのでしょうか?

システムが変わることは不自然ではありません。相手の戦術に対応したり、自分達のチーム状況で変わることはあり得ることです。それがスムーズに移行し成果が出せれば良いのですが、1stステージは選手のコンディションが整わない部分がありました。現状もまだそのような状態が続いていますし、ある程度柔軟にカバーする必要があります。特に中盤ではボランチのポジションが、本来は専門ではない2人がプレーしています。そのような状況で、少しメンバーを代えても対応できるようにしています。

─ノヴァコヴィッチ選手の起用法も2ndステージに向けて重要となりそうですが?

悩んではいませんが、全体的な攻撃の中でボールの動きに機能性が見られません。彼個人の問題ではなく、周りとのコンビネーションの問題ですし、もう少し彼が活きてくるようになれればと思っています。

─2ステージでの区切りを考えていないと話されていましたが、それでも中断期間を挟み新たな気持ちで臨めるという考えもあるのではないでしょうか?

区切りといっても2週間足らずですし、当初はそのような雰囲気にはならないと考えていました。継続した状況が続くと思っています。それでも、僅かですがこのような期間が使えることで、良い意味でリスタートを行えるとも思っています。それほど強い思いではありませんが、若干はリスタートだという気持ちがあります。

─あらためて、2ndステージに向けた気持ちをお聞かせください。

正直、まだまだ苦しい時期が続くと思っています。これだけのケガ人がいると、チーム編成で難しい状況が続きます。その中で、選手をコンバートしたり戦い方を変えたりする必要が有ります。特に攻撃面で得点力が落ちています。得点力をアップさせるためのきっかけ、起爆剤を見つけられればと考えています。

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