違った展開になっていれば、スタートした形でやれる部分はあったと思うのですが、結果的に中盤の状況で川崎フロンターレの方が有利な状況で試合を進められていました。我々が奪ってもまたそこからすぐ奪い返されてしまう、我々がボールを持つ時間が短い状況でしたので、単純に中盤の人数を一人増やすという狙いで交代を行いました。そのことで試合状況は変わったかと思いますが、その前まではいろいろなことを試しながら、（試合への）入り方や気持ちの部分だったり、ボールの競り合いなどが影響していて、チーム対チームという以前の問題のところで相手が有利という状況でした。その部分でもう少し気持ちを切り替えなければだめだという話をし、鼓舞していたこともあったのですが、必要かなと感じ実際に選手交代も行いました。

実際に（連絡手段を）繋いで、そして試合前もずっとマッシモ（フィッカデンティ監督）と相談しながら今日の試合を闘っていました。やはりその場にいる、いないで彼の存在が大きいということはわかっていましたし、それが試合に出てしまったということは今日は認めざるを得ないゲームだったと思います。

今日のゲームがこういう内容、点差になってしまったので取り組み方を変えないと川崎相手に同じようになってしまうというくらい大袈裟に今日の試合の全てを受け止めなければいけないとは考えていません。どうしても今日は、こういう展開、一日となってしまったことでゲーム自体にも影響を受けてしまったという話を先にもしましたが、我々自身も自信を持っている部分で変わらない部分はありますし、切り替えて、これまで通りの強みを今度の試合で出せるようにと、試合を終わってからもそういう声を皆にかけました。たまたまで今の位置にいることはできませんし、たまたまで出せるものではない結果を我々が出してきたという自負もあります。今日、すごく多くのものを失った、これまでがたまたまだったんだと振り返る必要も一切必要ないと思っていますし、自信を持ってやっていきたいと思います。