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---- KICK OFF

前半
後半

Coach Interview

どちらのチームも、直近のリーグ戦から多くのメンバーを代え、清水エスパルスはベンチメンバーも含めほとんどが代わっていました。我々もけがで外れている選手が7人、8人といる状態で、できたら多くの選手を休ませるということもしたかったのですが、ぎりぎりでメンバーを組みました。直近のリーグ戦から五人を代え試合に挑みました。その中で、これまでなかなか機会のなかった選手、今シーズンはじめて試合でプレーする選手もいる中で、固さはあったかと思います。前半はマイボールとしても、自分たちのボールとして保持する部分でしっくりこないところもあり、ミスでボールを失うところもありました。

試合内容としては、お互いのチームのメンバー構成で、全力を出して闘っている素晴らしいゲームだったと思います。相手にも攻撃のチャンスがありましたし、その中で我々が先にゴールを決めることができました。先に得点をしたことで、後半は固さも取れた状態でより質の高いプレーをグラウンドの中でできていたと思います。結果として、しっかり闘ってくれた選手に満足している、そういうゲームでした。

  • 前半、相手の配置に対し自分たちも合わせる必要があったと思いますが、どのような対応をされたのでしょうか?

    もちろん、どういう風に相手が選手を配置してくるのかというところで、清水エスパルスのスターティングメンバーのリストをみたところで、どういう配置でくるのか、その配置の中で誰がどこでプレーすべきか、これは試合が始まってみないとわからないと思っていました。準備をしていましたが、その準備とは違う形で相手が来る可能性もありましたし、まず慎重に、ある程度どのような形となっても対応できるよう、スキを作らないよう慎重な配慮をしました。

    ただ、そこまで相手との距離をつかんだり相手のプレーイメージをつかむまで時間はかかりませんでした。相手のチャンスになりかけたシーンは前半のうちにいくつかありましたが、そのチャンスは我々の無くてよかったミスが絡んでいるものでした。個人的なミスであり、チーム全体としてどういうアイデアを持ってゲームに入ったかという部分は良かったと思います。相手は4-3-1-2という配置で来たように見えましたが、選手はグラウンドの中で理解しなけばいけなかったのは、中央からボールを動かすことは難しいということでした。相手がしっかりと固めているところですし、ツートップとトップ下の選手がいて、真ん中のコースを切っていました。そこで簡単に、スピードを伴うサイドを起点としなければいけないということを理解していたと思いますが、正確性が足りませんでした。(清水は)すごくスピード感があり、個人の特徴を見てもボールの争いに体を投げ出してプレーできているチームでしたので、そういう相手に前半、苦しんだ展開となったことは仕方がないかなと。そこをしっかりと我慢し、勝ち試合へと持っていけたことは大きいと思います。

    後半は布陣を少なくとも三つ使い分けていたかと思いますが、その意図をお聞かせください。

    4-2-3-1の形から試合の状況に合わせ4-3-3へと変えました。最後は、ほとんど試合のコントロールができていると感じたので、相手によってこちらの対応をどうというより、シンプルに自分がいる場所でプレーできればいいと考え、ディフェンスを一人加え、後ろを5人とし中盤にもしっかりと三人を配置し、石田選手はスピードのある選手なので、後ろをしっかり守ったうえで、前の二人でチャンスを作るように。そこへ良いボールが入れば後ろからしっかり押し上げるというやり方で、5-3-2という布陣としました。

    リーグ戦から五人を入れ替えましたが、前線のマテウス選手や山崎選手、相馬選手など骨格となる選手を代えなかったことが今日の結果につながったかと思いますが、その評価をお聞かせください。

    結果としてマテウスが素晴らしいプレーをしましたが、自分たちの守るゴールに近いところでのプレーを、リスク管理やより集中を高めてプレーしてくれると、私としても安心して見ていられます。ただ今日は最初のゴールのきっかけとなったフリーキックや、彼自身のゴールも素晴らしかった。彼の良い部分が出る時はすごく高いレベルのプレーをしてくれますし、我々にとってすごくありがたいプレーを選んでくれたと思います。

    選手層という部分で少し薄くなっています。けが人という、絶対にゲームに出られない選手がいる状況ですが、けがをしている選手も筋肉系のけがではなく、試合の中での接触などで打撲など外傷のけがです。逆にいうと、いま試合に出られる選手は全員が良いコンディションをしているということですし、今日なんかは吉田選手や丸山選手を休ませることができませんでしたが、秋山選手が頑張っていたので、交代をできるだけ後ろまで引っ張り、稲垣選手のプレー時間を短くすることができました。本来なら休ませたい選手は多くいますし、中盤は稲垣選手と米本選手の組合わせでここまでやってきたので、今日はシミッチ選手にしっかりとプレーしてもらいたいと思っていました。毎週、それぞれの選手のコンディションを見ながら考えたいと思いますが、今日試合に出た選手はしっかりプレーしてくれたと思います。

Player’s Comment

3 丸山祐市 丸山祐市

  • 率直に今の気持ちを教えてください。

    何人かメンバーが変わった中でも、結果が求められると思っていました。リーグ戦の前節は負けてしまいましたが、今日出ている選手がしっかり結果を残したことで、いい形で次の試合に向かえると思います。

    前半終了間際に先制点を挙げました。

    マテウス選手が練習の時からキーパーがこぼすようなキックをしていたので、そこをしっかり詰めていたことが得点につながったと思います。

    勝因はどんなところだと思いますか?

    チャンスが少ない選手が出ても結果を出せましたし、チーム一丸となって闘えたことが今日の勝因だと思います。

    次節はプライムステージ進出を懸けた一戦になります。意気込みをお願いします。

    連戦の中で厳しい試合になりますし、川崎は強いので、全員でしっかり準備をしていい形で試合に臨めるようにしたいと思います。

17 山﨑凌吾 山﨑凌吾

  • 自身の得点も含め、2得点に絡みました。

    僕自身、「ルヴァンカップで結果を残したい」と思って試合に臨みました。前半は難しい展開になりましたけど、チームメイトのおかげでゴールを取ることができました。勝利に貢献することができて良かったと思います。

    得点シーンを振り返っていただけますか?

    石田(凌太郎)選手がいいボールをくれました。石田選手のおかげで点を取れたという印象です。

16 マテウス マテウス

  • 今日は2得点に絡む活躍を見せました。2つのシーンを振り返ってください。

    チームに貢献することができてすごくうれしいです。前半のアディショナルタイムにFKのチャンスがあって、とにかくゴールに向かってボールを蹴ることを意識しました。そのセカンドボールがマル(丸山祐市)に渡って、それを見事に決めてくれました。苦しい試合の中でチームに貢献でき、最高の気分です。僕が決めたゴールに関しては、ヤマ(山﨑凌吾)がきれいなターンから見事なパスを出してくれました。GKが出ていたのでループシュートを狙う選択をしました。決めることができてうれしかったです。

    今季公式戦全試合に先発出場しています。コンディションはいかがでしょうか?

    連戦の中で、ケアや食事などすべてに気を使う必要があります。チームとしてその意識が高いと感じています。試合後にはリカバーをし、休める時にしっかりと休んで、いい状態で次の試合に向けて最高の準備をすべきだと思っています。

そのほか秋山選手、藤井選手のコメントは、
INSIDE GRAMPUSにて掲載しております。

  • insidegrampus

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