3/19(土):大学サッカー「スプリングカップ2005」vs立命館大の模様
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この日、午前10時より行われた、「スプリングカップ2005」vs立命館大の模様についてお伝え致します。
<<<< 後半の模様 >>>>

右エンドに入れ替わった名古屋に対し、左から攻め上がる立命館大のキックオフで後半戦がスタート。名古屋メンバー交代:河野→内藤。後半は追い風を上手く生かして、早めに得点して勢いに乗りたい。

2分、CKのチャンス。セバスティアンの蹴ったボールは風に乗って大きくゴールに曲がってゆくと、久保がこれにあわせにゆくが、DFが体を入れカットしてしまう、更にこぼれ球を拾った平林が左からシュートにゆくが、惜しくも相手GKの正面。名古屋は立ち上がりの惜しいチャンスを逃してしまう。

すると、7分、立命館(13)に簡単にゴールを奪われ、0−4にされ、更に突き放されることに。そして、この点差に苛立ちを見せたのか、井川が2枚目のイエローを貰い退場に。名古屋は4点のビハインドの中で、10人で戦わなければならないと言う、厳しい状況に追い込まれる。11分、名古屋メンバー交代:セバスティアン→新川(ユース)。

13分、右サイドを長い距離をドリブルで持ち上がった新川がそのまま中へと切れ込んでシュートに行くと見せかけ、DFの足下を抜く鋭いスルーパスを出すと、これに平林が飛び出してゆく。惜しくもオフサイドになってしまったものの、このワンプレーでチームの雰囲気が一転する。数的不利を補うべくスペースを埋めようと動き出しをせざるを無くなったことが幸いし、名古屋がここから息を吹き返す。

15分、今度は中央をドリブルで上がっていった新川が相手ペナルティ内でキープしてDFを引きつけると、詰めてきた平林に絶妙のパスをだし、今度はこれを落ち着いてゴールマウスに収め、待望の得点がようやく決まる。22分には、相手陣内へと押し込んでDF陣が寄せが緩くなったところで、エリアの外でボールを持った中島が意表をつくループシュートを放つと、これが風に乗って見事にゴールに。31分、名古屋メンバー交代:久保→清水(ユース)

立命館もこのイヤな流れを跳ね返そうと、早いパス回しで仕掛けてくると、再三ゴールを狙ってくるが、内藤が好セーブを連発、ゴールを死守する活躍でチームをもり立てる。そして、40分。左からの井上のCKのボールをゴール正面に詰めていた新川が頭で押し込み、ついに3−4と立命館大に食らいつく得点を決める。押せ押せムードの名古屋、41分には相手ゴールまでこぼれ球に詰めた津田がフリーでシュートチャンスを掴むが、これは慌ててしまい、シュートを打ちきることが出来なかった。

何とか同点に追いつこうと、人数が10人という事を感じさせない程の動きで立命館のゴールに迫る名古屋だったが、最後は相手の守備に跳ね返され、試合はこのまま3−4で終了。名古屋は敗れてしまう。前半だけを見れば、後半早々の4点目を喫した時点で万事休すか、と思われたが、井川の退場で1人少なくなったことが、かえって前線からの守備の意識を高めさせることになり、空いたスペースを埋めようとそこに走り込む選手も増えるようになったことが功を奏し、3得点を生むことができた。この敗戦は学ぶべきとことある、有意義な敗戦といっても良いかもしれない。