2026 エバートンU-18への短期留学「武者修行」

前のページに戻る

26_0903_Everton_photo01.jpg

名古屋グランパスU-18は、「エバートン × 名古屋グランパス 戦略的パートナーシップ」に基づく選手育成の取り組みの一環として、U-18所属選手を対象とした短期留学プログラム「エバートン武者修行」を実施いたしました。

今回の派遣には、名古屋グランパスU-18から齋藤太陽選手、八色隼人選手の2名が参加。
約2週間にわたりエバートンU-18のチーム活動に加わり、日々のトレーニングやプレシーズンマッチ、ホームステイでの生活などを通じて、イングランドの育成環境を肌で体感しました。

高い強度や激しい競争、異なる文化・言語の中で、自分の強みがどこまで通用するのか、世界で戦うために何が足りないのかを知る貴重な機会となりました。

実施概要

  • 期 間:2026年7月26日(日)〜8月9日(日)
  • 派遣先:エバートンFC U-18(イングランド・リバプール/Finch Farm)
  • 参加選手:齋藤 太陽、八色 隼人(名古屋グランパスU-18)
  • 活動内容:エバートンU-18のトレーニング・プレシーズンマッチへの参加、ホームステイ、Hill Dickinson Stadiumツアー 等

現地での学びと刺激・世界基準の強度と競争の中で

初日のトレーニングでは緊張した様子を見せていた2人でしたが、エバートンの選手たちが積極的に声を掛けてくれたこともあり、徐々にチームへ溶け込んでいきました。
トレーニングでは、ビルドアップにおける中盤の選手同士の関係性や、狭いスペースでの素早い判断、攻守の切り替え、ゴール前でのプレーなど、試合から逆算されたテーマに継続して取り組みました。
特に印象的だったのは、プレー強度と競争意識の高さです。狭いスペースの中でも素早い判断と正確な技術、激しいコンタクトが求められる環境の中で、2人は徐々に自分たちの特徴を発揮していきました。
齋藤選手はパスによるリズムの変化やファーストタッチ、ボール奪取などを評価され、八色選手も背後へのアクションやオフザボールの動き、ゴールへ向かう積極性を発揮。トレーニングでは2人のコンビネーションから互いにゴールを奪う場面もあり、エバートンU-18の監督からも高い評価を受けました。
一方で、フィジカルコンタクトへの対応、より速い判断、シュートやクロスに対する技術、限られた時間の中で結果を残す力など、それぞれが今後さらに伸ばしていくべき課題も明確になりました。

26_0903_Everton_photo02.jpg

26_0903_Everton_photo03.jpg

26_0903_Everton_photo04.jpg

26_0903_Everton_photo05.jpg

プレシーズンマッチでの実戦経験

滞在中はエバートンU-18の一員としてプレシーズンマッチにも出場しました。
ノリッジ・シティU-18戦では、齋藤選手がセンターハーフとして28分、八色選手がセンターフォワードとして24分出場。齋藤選手は1タッチプレーや縦パス、テンポを変える配球などでゲームをコントロールし、八色選手は積極的にゴールを狙いながら、クロスボールからアシストにつながるプレーを見せました。
最終日のブリストル・シティU-18戦では、両選手とも後半途中から15分間出場。リーグ開幕を目前に控えたエバートンの選手たちが、出場機会を勝ち取るために激しく競い合う姿を間近で体感しました。
2人にとって思い通りにプレーできた試合ばかりではありませんでしたが、「自分を証明し続けなければ試合には出られない」という競争の厳しさを経験できたことも、この武者修行で得た大きな財産となりました。

26_0903_Everton_photo06.jpg

26_0903_Everton_photo07.jpg

26_0903_Everton_photo08.jpg

「自ら学び取る」エバートンの育成環境

日々の活動では、映像を活用したミーティングやIDP(Individual Development Plan)が行われ、選手自身がプレーを振り返り、課題や目標を言葉にする機会が設けられていました。
選手が自ら試合映像を準備してコーチにフィードバックを求める姿も見られるなど、スタッフから「教えてもらう」だけではなく、自ら成長の機会をつくる文化が根付いていました。
アカデミーでは「Caught, not Taught(教えられるのではなく、自ら学び取る)」という考え方を大切にし、選手を高い基準の環境に置き、挑戦と失敗を経験させながら、自ら考え成長していくことを重視しています。
また、U-16、U-18、U-21のカテゴリー間を選手の状況に応じて日常的に行き来するなど、年齢ではなく「今、その選手に何が必要か」を基準に成長の機会が与えられていました。

26_0903_Everton_photo09.jpg

26_0903_Everton_photo10.jpg

ピッチ外でも続いた「武者修行」

2人は滞在期間中、ホームステイをしながら現地で生活しました。英語でコミュニケーションを取り、食事や日々の生活をともにする中で、ピッチ外でも自ら考えて行動することが求められました。
齋藤選手は滞在序盤に「仲良くなるには自分の思っていることを話す必要があり、静かにしていてはだめだと改めて感じた」と振り返っています。
日を追うごとにチームメイトとのコミュニケーションも増え、トレーニングや試合でも自らボールを要求し、自分の意図を伝える場面が増えていきました。
最終日前日には、エバートンの新たなホームスタジアム「Hill Dickinson Stadium」も見学し、プレミアリーグという世界最高峰の舞台をより身近に感じる機会となりました。

26_0903_Everton_photo11.jpg

26_0903_Everton_photo12.jpg

選手コメント

・齋藤 太陽選手
「2週間を通して、ボール奪取や球際の強さ、フィジカルコンタクトでも負けない部分は、エバートンの選手を相手にしても通用したと感じました。また、止める・蹴るの技術やボールキープ、相手の逆を取って打開するプレーなど、自分の特徴を出すことができました。
一方で、シュートやロングボール、体力・身体能力、クロスへの入り方や合わせ方は、もっと高めていく必要があると感じました。
ピッチ外でも、最初に比べてチームメイトとの会話が増え、自分から積極的に関わることができるようになりました。この2週間で感じたことや学んだことを日本に帰ってからも忘れず、日々のトレーニングや生活の中で続けていきたいです。」

・八色 隼人選手
「この2週間で、ワンタッチパスやワンタッチシュートなどの細かい技術の質や、コンタクトの強さなど、プレミアリーグの基準を実際に感じることができました。
試合では限られた出場時間の中で結果を残すことの難しさを感じ、得点という結果を残すためには、さらに決定力を上げなければいけないと感じました。
オフザボールでは何度も背後への動き出しを繰り返し、相手のDFラインに対してアクションを起こし続けることができました。この経験を日本に持ち帰り、普段の練習からエバートンで感じた強度や質を意識して取り組んでいきたいです。」

今後に向けて

約2週間の「エバートン武者修行」を通じ、2人はプレミアリーグクラブの育成環境の中で、自分たちの強みが通用する手応えを得ると同時に、世界で戦うために必要な基準や課題を肌で感じることができました。
また、ピッチ上のプレーだけでなく、日々の競争、自ら学ぶ姿勢、コミュニケーションなど、「プロサッカー選手を目指すための日常」そのものに触れた2週間となりました。
齋藤・八色両選手は、エバートンで得た経験と基準を日々のトレーニングに持ち帰り、さらなる成長を目指します。
名古屋グランパスでは、今後もエバートンとの戦略的パートナーシップを活用し、世界の基準を実際に体感する機会を通じて、世界で活躍できる選手の育成に取り組んでまいります。
エバートンの選手・スタッフ、ホストファミリーをはじめ、今回の武者修行を温かく受け入れ、サポートしてくださった皆さまに心より感謝申し上げます。

Thank you so much, Everton!!
引き続き、名古屋グランパスU-18へのご声援をよろしくお願いいたします。

エバートン武者修行の様子は名古屋グランパスアカデミー公式アプリにて掲載中!
無料ダウンロードはこちら

26_0903_Everton_photo13.jpg

26_0903_Everton_photo14.jpg