「2023 AIFA・グランパスコーチングセミナーU-15・U-12」を開催！

昨年に引き続き、11月23日、12月2日の2日間に分けてU-15・U-12の「2023 AIFA・グランパスコーチングセミナー」を開催いたしました。

目 的

指導者間の交流を持つとともにトレーニング方法やコーチング方法を学習及び指導者の気づきの場としてレベルアップを図る。

主 催

公益財団法人 愛知県サッカー協会、株式会社名古屋グランパスエイト

主 管

公益財団法人 愛知県サッカー協会 技術委員会

開催日

U-15：2023年11月23日（木・祝）
U-12：2023年12月2日（土）

場 所

トヨタスポーツセンター第2グラウンド

参加者

愛知県内 指導者・選手

講 師

名古屋グランパスU-15 井口大輔、及びグランパスU-15コーチ・スタッフ
名古屋グランパスU-12 山路甲一、及びグランパスU-12コーチ・スタッフ

寒い中ではありましたが、両日合わせて約70名の指導者にお集まりいただき、今年も開催しました！
指導者の方々はキッズや4種・3種・2種（小学校年代・中学校年代・高校年代）、女子と幅広くお集まりいただき、積極的な意見交換が行われました。

両日ともセミナー冒頭では、名古屋グランパスのパートナーである株式会社キクチメガネ、スポーツビジョンアドバイザーの渡邉典久様より目についてのお話しを賜りました。U-15ではスポーツで動いているものを一瞬でとらえるために必要な『スポーツビジョン』のお話しをいただきました。サッカーに必要な視力には6項目があり、それぞれの機能を高めることがサッカーにもつながるとのこと。それぞれの視力がどのようにサッカーと繋がるかをお教えいただきました。
また、U-12では「小中高生の視力低下深刻」という新聞記事をお持ちいただき、視力低下深刻化している現状と対策についてお話しされました。アドバイスとして『3つの20ルール』をお教えいただきました！これは、20分スマートフォンを使用したら、20秒間、20フィート（6m）先を見る、というものです。トレーニングとは別の視点でのお話しに参加者の皆さんはメモを取りながら聞かれていました！

その後、ピッチへ出て、実際にU-15・U-12の選手たちのトレーニングを間近で参加者の皆さんに視察していただきました。選手たちは多くの方に見られている緊張感の中、普段通り集中してプレーする姿を見せてくれました。

U-15はフィジカルトレーニングからスタート。ステップワークで早く足を動かすことを意識しながらトレーニングに取り組みました。その後、「選択肢を持つ」等テーマに沿ったトレーニングを実施。駆け引きをすること、パスの意図、役割を考えることなど、その都度井口コーチが身振り手振りを含めて指導、参加者の皆さまに近くでその様子をご覧いただきました！
トレーニング後にはトレーニング内容を変えた意図やタイミングなど、指導内容について細かく質問をいただき、井口コーチより説明させていただきました。また、柳下フィジカルコーチに中学生年代のフィジカルトレーニングについて質問される場面も見受けられ、活発な意見交換をさせていただきました。

U-12ではパスの質やコントロールの質、前を向くなどをキーワードに3対3や6対6のトレーニングを実施。プレーごとに山路コーチから選手への声がけや問いかけがあり、その言葉のチョイスに参加者からも質問や意見が寄せられました！参加者からは普段単純な「見ろ」や「走れ」の声がけをしがちだが、山路コーチの「覗う」や「のぞける場所を探す」など響く言葉が多かったとご意見をいただきました。その他にも小学生年代特有の成長の差に関する質問などいただき、名古屋グランパスアカデミーとしての指導の意図をコーチよりお伝えさせていただきました。

このコーチングセミナーは愛知県サッカー協会と協力して2021年から実施しており、指導者の皆さんに有意義な場となるよう、さらに良いものにしていきたいと考えています。
名古屋グランパスアカデミーは選手育成に関わる全ての皆様と共に、愛知県サッカーのさらなるレベルアップを目指しています。今後も引き続きよろしくお願いいたします。