月刊グラン11月号のご紹介[小野雅史選手インタビュー]

名古屋加入直後の大けが、長いリハビリ、復帰後のポジション争い。小野雅史の歩みは決して順風満帆ではなかった。それでも「うまくいかない時に何ができるのかを考えるのが好き」と前を向き続けた。ボランチという新たな居場所を見つけて決めたJ1初ゴール。幾多の困難を乗り越えた小野が語る、「これまでとこれから」とは。
ようやくつかんだJ1初ゴール
美しいコントロールショットが決まった瞬間、これまでの小野雅史の苦しみを知る多くのファミリーに熱いものが込み上げた。30歳にしてJ1初ゴール。大けがから復活の一発は、今季のチーム初勝利を確定させる貴重なゴールとなった。
─コンディションはとても良さそうですね。
あまり試合に出られていないですけど、練習とかU-21リーグに出た時はすごく良いと感じました。第3節のガンバ大阪戦でシュートを決めたことで、良い感触が残っているのが要因かもしれないですね。最近は、めちゃくちゃ悪いという時がないんです。キャンプから体は動いていましたし、みんながけがの心配をしてくれますけど、そこまで膝の調子が悪くなることもなく、すごく良い感触でできています。
─待望のJ1初ゴールが決まった瞬間は、どんな気持ちになりましたか。
ゴールを決めたことよりも、チームが勝てたことの方がうれしくて。本当に勝利のために戦っていましたし、その前の浅野(雄也)の決勝点の方が喜んでいたかもしれません。浅野とはとても仲が良くて、僕がゴールを決めた時も走ってきてくれたので、ありがたかったですね。
─小野選手が出したパスを、浅野選手がきっちり戻してくれました。
そうですね。2-1になっていたので、状況的には別にゴールを狙わず、時間を稼ぐこともできたと思います。でも僕がフリーになったのを確認してパスを出してくれた。僕も彼の意図をくみ取れたのでシュートを打ちました。自分でもイメージ通りでした。
─大けがから復帰して、もちろん試合に出たいという思いが一番強かったと思いますが、ゴールも取りたいという気持ちもあったと思います。
そうですね。得点は名古屋に来る前からできていなかったので、絶対に取りたいと思っていました。名古屋に来てけがが重なって、コンディションが上がってきたと思ったら肉離れをしたり、違うところに違和感が出たり。正直、焦りもありました。その中でゴールを取れましたけど、取った時よりもその後にたくさんの人たちから声を掛けられたので、自分の中でも「良いゴールだったんだな」って。良い思い出になりましたね。
─苦労を知っているチームメートやファミリーが涙するほど喜んでいました。
そこまでじゃないと思いますけど(笑)。でも、待っていてくれた人もいたと思います。たぶんカツ(中山克広)の次くらいに待っていてくれたかもしれませんね(笑)
─喜びの言葉を掛けられた中で、印象に残っているものはありますか。
初めて妻の前でゴールを決めたので、「やっと取れたね」みたいなことを言われて、それが一番うれしかったというか、ほっとしました。
続きは『Grun』2026年11月号をぜひご覧ください。

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小野雅史 - THE MATCH
J1リーグ
第4〜8節
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