月刊グラン9月号のご紹介[中山克広選手インタビュー]

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「自分は走ってなんぼの選手。強度の部分は誰にも負けない自信があります。」

自信をまとってピッチを駆ける姿は、今の名古屋の強さを象徴している。アシスト数やクロス数で高スタッツを記録した中山克広は、不動の左ウイングバックとして多くのチャンスを演出した。多くのチームメートが「頼りになる」と口をそろえた背番号27は、新シーズンでも多くのファミリーを魅了する。(取材日7月16日)

充実し、自信がついた半年間

百年構想リーグWESTでは、得意のドリブル突破と卓越したチャンスメークで、両地区トップタイの7アシストを記録した中山。自身初のベストイレブンにも選出され、左のサイドアタッカーとして存在感を示し続けた。

─半年間の百年構想リーグ、現実的にWEST1位が狙えていた状況で結果は3位、最終順位は6位で終えました。振り返ってみて、率直な感想を教えてください。

本当にチャレンジの半年間でした。みんながとにかく前向きに、同じ方角を向いて挑戦し続けることができました。結果的に6位にはなってしまいましたが、最後の最後まで優勝争いに絡めたことで、チームの一体感や良さを表現できたのではないかと思っています。

─中山選手個人としては、両リーグトップタイの7アシスト。目に見える数字として結果を残しました。

名古屋に来てからわかりやすい結果が出せていなかった中で、ハーフシーズンで7アシストというこの数字はポジティブに捉えていいのかなと思っています。得点ができていないので100パーセント満足かと言われたらそうではありませんが、同率でのアシスト王は素直に喜びたいです。

─開幕戦からアシストをしてチームに勢いをもたらしましたが、あの場面は振り返ってみていかがですか。

あのゴールは、自分たちのやりたいサッカーを見事に表現できたのかなと思います。(藤井)陽也から(山岸)祐也君のフリック、自分にボールが渡るまでにヴィニシウスも反応していたし、縦に早い攻撃でした。最後も(木村)勇大がきちんと中に入ってきて、ミシャ(ペトロヴィッチ監督)がやりたいことが全部できたのではないかと思います。チーム全体としては、あのアシストが一番良かったかなと思っています。

─個人的なベストはありますか。

アウェーのヴィッセル神戸戦(第10節)で挙げたアシストは、個人としてはベストだったかなと思います。試合は結果的には負けてしまいましたが、失点した直後にチームの息を吹き返せるようなプレーができたかなと思います。深い位置まで入り込んで、酒井高徳選手をダブルタッチでかわしてクロスを上げられたのはすごく良かったです。

─第4節・ファジアーノ岡山戦(アウェー)から左ウイングバックで起用され続け、結果を出しました。昨年の本誌インタビューでは「できれば右サイドで結果を出したい」とおっしゃっていましたが、その思いに変化はありますか。

その思いは変わっていないです。自分のサッカー人生はこれまで右サイドでやってきたので、やっぱりもっと右で結果を出したかった、というのが正直なところです。ただ、一番の目的はチームが勝つこと、優勝することなので、そのために割り切って「ずっと左サイドでやってきた」という思いを持ってプレーできましたし、気持ちのバランスもとれていました。

─長谷川健太前監督が中山選手の左サイドの適性を見いだし、ペトロヴィッチ監督が個性を生かす形で起用してきました。さすがに慣れたとは思いますが、右と左でプレーの感覚が違う部分などはありますか。

右利きのドリブラーとしては、カットインなど選択肢の幅が広がるので左の方がやりやすい部分は多いです。大学時代も試合の流れで左をプレーした時に、ドリブルしやすいなと感じてはいました。逆に守備に関しては、体の向きが左右で変わってくるのでやりにくさがあります。右足と左足のどちらが先に出るか、とか。課題はまだまだありますが、そこはボランチや3バックなど、みんなで助け合ってやれているかなと思います。


続きは『Grun』2026年8月号をぜひご覧ください。

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