月刊グラン8月号のご紹介[浅野雄也選手インタビュー]

「絶対、ヒーローになったんねん」
その言葉通り、浅野雄也は最後までゴールを追い続けた。ペトロヴィッチ監督とのかいこう邂逅、新ポジションへの挑戦など、さまざまな変化を経験しながら首位争いをした百年構想リーグ。持ち前の明るさと強烈な負けず嫌いを武器に、来る新シーズンこそ、届かなかった夢をつかみ取る。
どのポジションでも自分の役割をこなす
明治安田J1百年構想地域リーグラウンドで、最終節まで首位争いを演じたグランパス。浮き沈みが激しいシーズンの中で、加入2年目の浅野雄也は徐々に出場時間を伸ばし、チームにエネルギーを与えていった。最終戦となったプレーオフラウンド第2戦も、最後はヘトヘトになりながら120分間を戦い切った。
─百年構想リーグを振り返ってください。
いつものリーグ戦と変わった感じはなかったですね。変わったのは勝ち点の部分、PK戦の存在ぐらいかなと思います。PK戦は結構新鮮でした。普通だったら引き分けで終わって、「まあ勝ち点1か」という感じになるじゃないですか。でも百年構想リーグはPK戦があって、勝ち点2になるチャンスがあった。そこは違いましたね。
─チームとしては監督交代がありました。
去年より攻撃的なサッカーになったと思います。ただ、ミシャ(ペトロヴィッチ監督)のサッカーは札幌時代に経験していたので、自分の中ではそこまで大きな変化は感じませんでした。初めてやる選手にとっては新鮮だったかもしれないけど、自分にとっては「懐かしいな」という感覚の方が強かったですね。
─チームメートに監督の特徴や人柄を伝える役割もあったのでは。
そんなにないですよ(笑)。ミシャは結構フレンドリーで、時間が経てばみんな分かってきますしね。選手の中には細かいことを気にする人もいるので、「そんなに気にせんでいいと思うよ」みたいなことを言ったことはありましたけど、特別に説明するようなことはなかったです。
─札幌時代と比べてサッカー自体は変わっていましたか。
本当になにも変わってなかった。むしろ変わってなさ過ぎるぐらいです(笑)。そのこだわりはさすがだなと思いましたし、だからこそ、自分がミシャサッカーを経験していたことは大きなプラスだったと思います。
─シーズン序盤はシャドー、その後はウイングバックでの出場が増えました。
あんまり大きな声では言えないですけど、やっぱりシャドーがいいです(笑)。自分としては一番力を発揮できるポジションだと思っていますし、試合中に(和泉)竜司君が下りてきた時、自分が中に入っていく場面があるんですけど、その時に見える景色がやっぱり好きなんですよ。「ああ、やっぱりここがいいよな」って思いながらプレーしています(笑)
─和泉選手との連係で何度もチャンスをつくっていました。
竜司君は本当に良く動いてくれるので、自分は彼をどう気持ち良くプレーさせるかをいつも考えていました。自分自身もシャドーをやっていたので、そのポジションの選手が何を求めているか分かります。シャドーの動きによって、ウイングバックやセンターバックの立ち位置も変わってきますし、竜司君の動きを見ながら自分のポジションを決めていました。竜司君が下りてきたら前に行けるし、外に流れたら中に入れる。だから内心では「もっと下りてくれ」と思いながらプレーしていました(笑)。ただ、ミシャもよく言っていますけど、一人の選手としてどこのポジションでもできないとダメ。その考え方は小さい頃から持っているので、自分がウイングバックをやること自体には異論はなく、むしろ賛成です。
続きは『Grun』2026年8月号をぜひご覧ください。

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浅野 雄也 - THE MATCH
J1百年構想リーグWEST
第18節
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