小学校訪問「Never give up for DREAM」〜名古屋市瑞穂区・天白区・豊田市小学校訪問〜

前のページに戻る

名古屋グランパスでは今年も「Never give up for DREAM」と題し、名古屋市、名古屋市教育委員会、豊田市教育委員会と協力しホームタウンの小学校を訪問しました。

今年で10度目となった小学校訪問は6月22日(水)、同29日(水)、7月6日(水)の3日間の日程で行われ、名古屋市瑞穂区、天白区、そして豊田市小学校訪問の計23校を選手グループに分かれ訪問し、特別授業を行いました。

なお、本活動への参加校、及び参加選手は下記の通りとなります。

6月22日(水)
【名古屋市・平針小学校】田口選手、高橋選手
【名古屋市・御劔小】矢野選手、古林選手
【名古屋市・堀田小】武田選手、明神選手
【名古屋市・高田小】小川選手、田鍋選手、松田選手
【名古屋市・井戸田小】西村選手、小屋松選手
【名古屋市・天白小】安田選手、川又選手
【名古屋市・平針南小】矢田選手、和泉選手

6月29日(水)
【名古屋市・豊岡小学校】永井選手、大武選手
【名古屋市・弥富小】武田選手、明神選手
【名古屋市・穂波小】竹内選手、青木選手
【名古屋市・しまだ小】小川選手、田鍋選手、松田選手
【名古屋市・植田南小】磯村選手、杉森選手
【名古屋市・植田東小】荻選手、森選手
【豊田市・挙母小学校】安田選手、川又選手
【豊田市・野見小】矢田選手、和泉選手

7月6日(水)
【汐路小】田口選手、高橋選手
【野並小】永井選手、大武選手
【山根小】竹内選手、青木選手
【植田北】楢崎選手、野田選手
【豊田市・青木小】磯村選手、杉森選手、荻選手
※左端の選手が各校のリーダー


160622-schoo1.jpg

初日となった6月22日(水)は田口選手、高橋選手の2名が名古屋市天白区の平針小学校を訪問しました。

6時間目を使った特別授業では体育館に集まった5年生約100人を前に、まず両選手が自己紹介を兼ねた挨拶を行い、その後はデモンストレーションとして高橋選手がリフティングなど華麗なボールさばきを披露しました。

続いては全員で体を動かすレクリエーションとして「言うこと一緒・やること一緒」、「言うこと一緒・やること逆」ゲームを行いました。これはグランパスサッカースクールでも取り入れられているプログラムで、ステージ上の田口選手からランダムに出される前後左右の指示に、最初は指示通りに「やること一緒」で行い、次に「やること逆」となってからは生徒たちが田口選手からの指示を口で繰り返しながら、体の動きとしては逆方向への反応でとっさの判断力など、脳と体を刺激しました。逆ゲームとなってからも、脳が柔軟な小学生は各グループともしっかりとした反応を見せていましたが、いたずらっぽい笑顔を見せる田口選手は徐々にペースアップ。「前!前!前!後!」など小学生を惑わす指示で体育館には笑いが溢れていました。

全員で体を動かすと、その後は小学生が着席し、プロサッカー選手になる夢を叶えた田口選手、高橋選手から小学生たちへ、夢を持ち続けることの大切さや努力し続ける重要性が伝えられました。それぞれ高校、中学から親元を離れ、県外の名門校でサッカーに励んだ両選手ですが、実はホームシックになったこともあり、それでもサッカーが好きだから厳しい練習にも耐えられたなど、これから夢に向かって努力をする小学生へ、自身の体験を語りました。小学生からの質問では、リフティングの最高回数や50m走のタイム、プロを意識しだしたのはいつ頃か、さらには現在の体脂肪率などイマドキな質問も出ていました。

1時間の特別授業でしたが、最後は生徒全員とステージをバックに記念撮影を行い、選手から授業に参加した小学生全員へ名刺タイプのプロフィールカードを手渡し初日の学校訪問は終了となりました。

160629-schoo1.jpg

160629-schoo2.jpg

2日目となる6月29日(水)は名古屋市瑞穂区の豊岡小学校へ永井選手、大武選手が、豊田市の挙母小学校へは安田選手、川又選手が訪問しました。両校でもまず選手が自己紹介を兼ねた挨拶やボールを使ったデモンストレーション、そして必ず盛り上がる「言うこと一緒・やること一緒」、「言うこと一緒・やること逆」ゲームで小学生と笑いながら体を動かし、一気に距離を縮めました。

その後は全員で着席し選手達の話による特別授業を行い、これから中学、高校と進む小学生に向け夢を持ち続けることの大切さを伝えました。安田選手は小学6年生の時、同様にプロサッカー選手とのふれあいの機会を持ち、そこからプロになりたいという気持ちが強くなり、実際にその選手とプロとしてチームメイトとなりプレーする夢を叶えた自身の経験を伝えました。小学生からの質問コーナーでは、どうやったらプロになれるのか、毎日どのくらいの練習をしているのか、試合前に緊張しない方法などサッカーにまつわる質問が数多く出されました。また、どのような小学生だったかの質問に大武選手が「1年中Tシャツ短パン姿だった」と答え「似合う!」と小学生から笑いを誘っていました。

特別授業の最後は、全員で記念撮影、選手が名刺を小学生へと手渡し、小学生の作る花道をハイタッチで通り抜け退場しました。

全3日の小学校訪問でしたが、全校で選手たちは盛大な歓迎をうけました。夢を持ち続ける大切さというテーマを伝えながらも、グランパスという地元のクラブへの期待の大きさとプロサッカー選手として自覚、そして小学生の純粋なパワーを選手自身もいただいたようでした。