「2018年名古屋グランパス パートナー感謝の会」レポート

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12月5日(水)、名古屋市内のホテルにて「2018年名古屋グランパスパートナー 感謝の会」を開催しました。

会には名古屋グランパスの出資会社、パートナー企業のご担当者、約270人の皆さまに出席いただきました。

はじめにクラブを代表し、代表取締役社長の小西工己が挨拶を行い、続いて、パートナーを代表しオフィシャルユニフォームサプライヤー ミズノ株式会社の水野明人代表取締役社長に乾杯のご挨拶を頂戴いたしました。

代表取締役社長 小西工己

名古屋グランパスエイトの小西でございます。今日は、年末のご多用のなか、わざわざこの場へお越しいただきありがとうございます。皆さまとこのような場で笑顔でお会いできること、私自身も本当にうれしく思っています。12月1日のJリーグ最終戦、その劇的な結果をスタジアムで、そしていろいろな場所でご心配いただいた皆さまには感謝の念が尽きません。

J2からJ1へ今年復帰し、皆さまと共に見た景色はある意味、とても厳しいものでした。しかし、チームを信じ最後まで闘い抜くことができましたのは、共に支えてくださいましたパートナーの皆さまのおかげです。名古屋グランパスはJ1残留、この順位で安閑とするクラブではありません。来年はさらなる高みを目指しチーム、事業ともに精進したいと思います。今年はハラハラドキドキなシーズンでしたが、来年はそこから「ハラハラ」を取り除き、ドキドキのみのサッカーにできればと思っています。

乾杯の前にクラブについてのご報告を若干させていただきます。まず今シーズンの星取表です。後半戦では一挙に勝ち点31を獲得しました。どれが実力かということはありますが、それでも勝ち点31を獲得する攻撃的なサッカー、実力を持ちながら後半戦を闘いました。来シーズンはこれを表の上の部分へも持っていきたいと思います。最終的な順位表を見ますと、12位から16位まで5チームが勝ち点41で並び、得失点差のみで順位が決まるという状況でした。

続きまして、事業面の報告をさせていただきます。まず観客動員のグラフです。年間目標を当初、40万人に設定しました。この数字は過去のグランパスと比べてもかなり高い水準です。そして、皆さま方のおかげで最終的に444,243人、1試合平均ではグランパスとして過去最高の24,660人の方にお越しいただきました。これは今シーズンJリーグで浦和レッズ、FC東京につぐ3位という数字ですが、来シーズンは、ここで言うとクラブスタッフに怒られるかもしれませんが、2位となれるよう頑張りたいと思います。8月11日の鹿島アントラーズ戦では来場者数43,579人、豊田スタジアム史上最高来場者数を記録しました。この時は黒いユニフォームのレプリカを4万人を超えるお客さまにお配りしました。ミズノ様DAZN様をはじめとした多くのパートナーの皆さまにご支援いただき、ユニフォームのコストを捻出させていただきました。ありがとうございました。11月3日のヴィッセル神戸戦では41,044人、4万人でのコレオグラフィーではボランティアの方に朝早くからスタジアムへ来ていただき、パネルを椅子に並べ選手・チームを鼓舞するためのコレオグラフィを描かせていただきました。正にクラブ一体となり、多くの反響をいただきました。

続きまして、全てではございませんが、パートナー様との取り組みをご報告させていただきます。

まずJR東海様。名古屋駅でグランパスカフェとして初めての連携をさせていただきました。私自身もトラッツィオーネ ナゴヤへ2度ほど伺い、オーナーとは相談させていただきましたが、こっそりとグランパスのポスターに自分のシールを張って帰ったのですが、誰も気づいてくれていないようで、全く反響はなかったのですが、美味しいコーヒーとパスタをいただきました。

名古屋鉄道様。グランパス応援きっぷの販売と選手カードのプレゼントを豊田スタジアム開催時に試合で実施いただきました。

中部電力様。豊田スタジアムでの試合で、うちわの配布を行いました。お客さまが飛んだり跳ねたり、うちわであおいだりします。それをエネルギーに変え販売しようというプロジェクトです。

東海東京証券様。試合会場にブースを出展いただき、にぎわさせていただきました。

豊田合成様。パートナーによる選手応援企画として「おらがチーム・おらが選手」として青木選手をご指名いただき、宮崎社長と記念撮影もさせていただきました。パートナーの皆さま、ご遠慮なく、この選手を自分の会社の象徴的な応援したい選手と決め一人を特に応援したいというご希望がございましたら、ぜひお申し付けください。選手をアサインさせていただきたいと思います。

中日新聞様。9月15日のV・ファーレン長崎戦で、一般公募によるサッカークリニックを開催いただきました。

エアアジア・ジャパン様。10月7日のFC東京戦でガールズフェスタを実施しましたが、その際に、ロゴの入ったピンクのユニフォームレプリカを先着1万名さまにお配りさせていただきました。女性の観客の比率がグランパスの試合では通常10数パーセントなのですが、それをなんとか三割に持っていきたいという私の野望がありまして、Tシャツ、ユニフォームの配布や、このあと紹介させていただきます資生堂様によるメイクブース、スタジアムへ行って綺麗になろうというような企画も行い、その結果としてこの試合、女性の割合が35%を占めました。素晴らしい結果となりました。

ミズノ様。ファン感謝デーやスタジアム内外でのたくさんのイベントにご協力いただきました。もちろん、夏の7連勝の時の黒いユニフォームやガールズフェスタの際のピンクのユニフォームでもご協力いただきました。

オーダースーツSADA様。いま私も着ていますオーダースーツをご提供いただきました。サポーター方にもお求めいただけます。栄にも店舗がありますので、ぜひお試しください。今シーズンは、グランパスくんにもオーダースーツを作っていただきました。

明治安田生命様。全支社による応援宣言をしていただき、今シーズンはなんと、明治安田生命様だけで1万5千人を超える方々にスタジアムへ応援に来ていただきました。

愛知トヨタ様。開幕戦でのコレオグラフィー、そしてまだ記憶に新しいシーズン終了時のグランパスランクル賞。このセレモニーでジョー選手がランドクルーザーをいただきました。

アサヒビール様。沖縄キャンプへの表敬訪問やファン感謝デーなどへの商品ご提供で、私自身もずいぶんと、美味しいビールをいただきました。

名古屋トヨペット様。1ゴール10球キャンペーンを行い今シーズンは52ゴールでしたので520球を来年の1月、河村たかし名古屋市長を中心に贈呈セレモニーを開催させていただき、名古屋市内の小学校へサッカーボールを届けさせていただきます。これは長い年数続く企画で、すでに名古屋市内の学校を2周くらいしていますが、サッカーボールは使えば傷みますし、新しいボールが届くことで喜んでいただけていると思います。

UCC上島珈琲様。コーヒー企画トークショーとして青木選手、中谷選手のトークショーを開催させていただき、ファン感謝デーでは佐藤選手と美味しいコーヒーの入れ方講座を開催させていただきました。

CNCI・ケーブルテレビ各社様。10月28日の北海道コンサドーレ札幌戦で、ケーブルテレビデーを実施いただきました。

ワンダープラネット様。デジタル広告での新しい取り組みにご協力いただきました。

フィリップス・ジャパン様中部大学様との協力による取り組みとしてスタジアムへAED機器のご提供と医療スタッフの派遣にご協力いただきました。AEDのジェケットを来た若者がスタジアムを回っているところをご覧になった方もいるかと思います。

資生堂様。公式応援メイクとしての「グランメイク」のご提案をいただきました。これはガールズフェスタとも連動し、その他の試合でもブースを出展いただきました。

松浦商店様。グランパス応援の販売と、話題のグランパスくんチョコバナナ。微妙な見た目なのですが、すごく人気で毎試合、即完売となりました。

桃山ホールディングス様。グランパスのバスルームをプロデュースいただき、選手の誕生日にはコラボシャンプーをプレゼントいただきました。私も使っていますが、素晴らしい香りがします、ぜひ皆さまもご使用ください。

マドラス様。オリジナルコラボシューズのご提供。赤いステッチの入った素敵なデザインで選手もこの場で履いています。ぜひご覧ください。

豊栄交通様。グランパスラッピングタクシーを製作いただき、現在、豊田市内を中心に走っています。ぜひご利用ください。

中京すき家様。すき家カップを今年も開催いただき、豊田スタジアム隣のグラウンドで実施しました。

タクティー様。モータースポーツフェスタではブースを出展いただき、モータースポーツの魅力をお伝えいただきました。

ブービーズ様。豊田市でのグランパスコラボカフェを出店させていただきました。スタジアムのすぐそばですので、来シーズン豊田スタジアムへお越しの際はぜひご利用ください。

喜久屋様。グランパスくんファミリーの応援パートナーとしてクリーニングなどのご協賛をいただきました。

ジョイフット様。ファン感謝デーなどで、ちびっこのりだー企画へのご協力をいただきました。

以上、全てのご紹介ではありませんでしたが、パートナーの皆さまのご協力があり今シーズンを終えることができました。

2019年の開幕前スケジュールとしてはまずタイと沖縄で強化キャンプを行います。2月12日にはキックオフパーティーの開催を予定しており、2月下旬での開幕が予想されます。

今年あらたに連携いただいたパートナー様を中心に今回ご紹介させていただきましたが、他にも数多くのパートナー様に連携、ご協力いただきました。皆さまのご協力により多くのファン・サポーターの方々に楽しんでいただき、スタジアムへの来場いただけたと確信しています。

本日は一年間の皆さま方からのご支援、ご声援に感謝申し上げるため、このような場を設けさせていただきました。短い時間ではございますが、選手、監督が揃っています。ぜひ近くでいろんな話をしていただき、今シーズンを振り返ったり未来を語るなどしていただきたいと思います。食事についても、選手たちが普段、トレーニング後などに食べているメニューを再現させていただきました。普段どんな食事を食べているかも、ぜひお試しください。

最後に営業部から、必ず伝えてくれと言われていることがありました。「シーズンが終了しましたので、次年度のご協賛お願い訪問をさせていただきます。ぜひよろしくお願いします。」とのことです。

最後は少し利己的な締めとなってしまいましたが、皆さまのご多幸と、大きなご支援を祈念し挨拶とさせていただきます。今日は、ぜひお楽しみください。

ミズノ株式会社 水野 明人代表取締役社長

皆さまこんばんは。ただいまご紹介いただきましたミズノ株式会社の水野でございます。こんなにたくさんのパートナーの皆さまがいるなかで私が出てきたことは申し訳ないのですが、ご指名いただきましたので、乾杯の音頭をとらせていただきます。

その前に少しだけお話しさせていただきます。先ほど小西社長からいろいろとご報告いただきましたが、ニコニコと素晴らしい笑顔をされていました。今日ここにいる皆さんも本当に笑顔で集まることができ良かったと思っています。

最終戦では私はちょうどヨーロッパから戻って来たところで、空港についてインターネットで試合情報をみると0-2で負けている状況でした。「これはどうなる?」と思っていたのですが、しばらくすると同点に追いついた。でも同点では難しいなと諦めかけていたのですが、他会場の結果もあり15位に滑り込みました。先ほど小西社長から来年は「ドキドキ」という言葉がありましたが、それに加え「ワクワク」も味わいたいと思っています。

今シーズンは連敗から連勝、順位が上がったり下がったりとハラハラしましたが、結果的には残留し、ジョー選手が得点王も獲得、そういう面では良いシーズンだったのかなと思っています。サッカーというのは、最も番狂わせの起こりやすい競技です。実力があるから必ず勝てるかというとそうではありません。弱いチームが強いチームを倒すことがジャイアントキリングと言われ、なかなか結果の予想できない競技です。来シーズンはドキドキを通り越し、安心して観ていられるような試合を増やしてもらいたいと思います。

最後になりますが、来年は、今シーズンのような残留争いではなく優勝争いに加わってほしいという願いを込め乾杯させていただきたいと思います。

それでは、名古屋グランパスの来シーズンの飛躍と、今日お集まりいただきました皆さまのご健勝を祈念し、乾杯!

乾杯後は監督、選手が各テーブルで、日頃から多大なご支援を頂いているパートナーの皆さまと歓談やサイン、記念撮影を行い親交を深めました。また、会の途中にはプレゼント抽選会も行い、選手直筆サイン入りユニフォームなどが贈られました。

約1時間半の懇親会、エンディングではチームを代表し風間八宏監督が挨拶、最後は選手が花道を作り出席いただいた皆さまをハイタッチで見送り、パーティーを終了しました。

風間八宏監督

皆さまこんばんは。笑顔でたくさんの方々にお集まりいただいたことに感謝しています。そしていつも我々をサポートいただいていることに感謝でいっぱいです。今日は私たちによりも、皆さまに一言お伝えしたいと思います。

一年間、お疲れ様でした。

多くの心労、ご心配をおかけしました。チームは前半と後半、見ていただければわかると思いますが着実に一歩ずつ前へと進んでいます。ここにいる全ての方々、クラブに関わる全ての方々、応援いただく全ての方々の存在がなければ、あの前半戦を終え後半戦、この場所にいることができませんでした。はっきりと、全員がひとつなるということを我々に教えていただいた、そういった一年でした。

もちろんこの順位で我々が満足しているわけではありません。そして我々はまだまだできると思っています。選手は下を向かずに前を向いて、いま何をするべきかに取り組んでくれました。その結果、今日皆さまと笑顔でパーティーを迎えられたと思います。

来シーズンの話をするのはまだ早く、いまは選手にしっかりと休んでもらい、そして来シーズン厳しい空気のなか、トレーニングと試合会場ではトレーニングの方が質が高く、怖く厳しい雰囲気で取り組み、試合へは楽な気持ちで臨めるよう全員で心がけ、しっかりと準備をしたいと思います。

これからも皆さまにはしっかりした後押しをよろしくお願いします。そして、一緒に闘ってください。本当に今日はありがとうございました。