「2016タイトレーニングキャンプ」:第2日(午前)

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昨日から続いていた雨も夜半には収まったものの、まだまだ空気は冷たく、南国・タイらしい天気とは言えないが、前日よりも気温が上がり、トレーニングの開始を待っている選手やスタッフの表情はとても穏やかだ。


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定刻になると、小倉GM兼監督が全員をピッチ脇に集合させてこの日の練習メニューを伝え、選手達の気持ちを引き締めたところで軽く手を叩き、まずは彼らをウォーミングアップへと向かわせた。

菊池コーチの指示に従いながら、細かなステップでの腿上げやジャンプを繰り返し、時折ストレッチを織り交ぜ、両足だけでなく、股関節や体側等、体全体にしっかりと刺激を入れながら、筋肉を目覚めさせていった。

そして、場所をピッチ内へと移動させた後は、2グループに分かれ両足の技術が求められるパス交換を行った。ここでは的確なトラップだけではなく、パスを受ける際の動き出しのリズムや距離感にも注意を払う必要があり、小倉GM兼監督と島岡コーチから指示が飛び交う中、選手達はパス精度の向上に努めていた。

時折、パスのリズムが悪くなると、すかさず小倉GM兼監督から「遅いよ、遅い!」と厳しい声が掛かり、選手達はミスをしないようにと、気持ちの入った表情を見せながら、高度なプレーを心懸けていた。

水分補給後に一旦、中央に集まりホワイトボードでポジショニング等をチェックした後、実際にボールを入れ、フルコートを使って戦術面での確認に時間を費やしていった。

トータルで約1時間のメニューをこなし終えた選手達は、ピッチの周りをジョギングで流して、この日の午前のトレーニングを締め括った。